ハートフルコーチの泣き笑い日記

日々の発見やつぶやきなど。

人のふり見てわがふり直せ


こんにちは。倉敷の豊田園子です。
今年もあと半月ほどになりました。そう思っただけで気忙しくなりますが、まだ半月あるぞ、やり残したことはないかな?と有意義に過ごしたいなと思います。
りえちゃん、今年もたくさんの出会いや再会があったのですね。新しい年も良い年になりますように。

さて、冬になり、寒くなり始めたころ、我が家では、電気のつけっぱなしや手洗いの水道がチョロチョロ出ている閉め忘れが立て続けにありました。
トイレや洗面所など寒い場所に長くいたくないせいか、慌てているのか、そんなことが度重なっていたので、見つけるたびに、息子たちに
「電気がつけっぱなしだよ。最後に使ったの誰?」「誰?洗面所の水が出てるよ。最後まできちんと閉めて」と口うるさく注意していました。
それでも息子たちは、「あれ?ぼくかなぁ?」「え?知らない」と言う感じで、結局誰を注意すればいいのか、分からない状態。
「みんな、気をつけてよね」と、私一人がブツブツ言うだけでした。

そんなある日、私が注意される出来事がありました。「母さん、トイレの電気つけっぱなしだよ」と、次男に注意されたのです。
トイレ掃除をしようと、電気をつけた時に、電話が鳴って慌てて出たら、大事な要件だったので長くなり、トイレ掃除のことはすっかり忘れてそのままにしていたことを思い出しました。
「ごめんなさい。すっかり忘れていたわ」と謝ると、あきれ顔の次男が続けて言いました。
「母さん、いつも僕たちに注意するんだから、気をつけないと。こんなことでは、母さんに注意されても効果なし(笑)。それにこんなふうに、誰でも忘れることあるんだからね。うるさく言わなくってもいいんじゃないの」

…次男に痛いところを突かれてしまいました。
確かにだれにでも失敗はあるし、うっかりすることもある。大切なのは、誰がやったかの犯人探しではなく、『人のふり見てわがふり直せ』です。お互いがそこから学べる、気持ちの良い言い方をしようと思いました。

それからは、つけっぱなし、やりっぱなし、出しっぱなしなど、誰かが忘れてることがあった時は、「あれ、電気つけっぱなしだね。母さんも気をつけるから、みんなも気をつけてね」とさらりと言うことにしました。
すると、忘れなくなったわけではありませんが、息子たちの行動が少し変化しました。
以前は、「これ誰がやったの?」と聞くと、「僕じゃない」と自分のこと以外は知らん顔していた息子たちが、時折「部屋の電気ついてたから、消しといたよ」「使ったコップ出しっぱなしだったからシンクへ持ってたよ」など、気がついたときに気持ち良く動いてくれるようになっていました。

「誰がやったの?」という問いかけは、思い当たらない人にとっては、他人事でしかなかったようで、「お互い気をつけよう!」という気持ちで声かけをしたら、子どもたち自身も素直な気持ちで受け取り、「人のふり見てわがふり直せ」のメッセージが伝わったようです。

子どもたちも成長して、いろんなことがわかる年齢になりました。今回のことのようにダメ出しされたり、一本取られたりしながら、これからも子どもたちと一緒に成長していけると嬉しいなと思った出来事でした。

次回のバトンは徳島の濱田さんです。徳島の冬も寒いのでしょうか?

岡山県/豊田園子 






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