ハートフルコーチの泣き笑い日記

日々の発見やつぶやきなど。

子離れ、親離れ


皆さん、こんにちは。埼玉の島です。
庭の花壇には、2月に、水仙の花が一輪咲きました。3月の今も、花壇には、水仙の花が咲いていて、私は、その小さな花に元気をもらっています。

「子どもも親もきっと大丈夫」という、ふくちゃんが心の中で送り続けるエールも、元気をもらえる言葉ですね。私には、確かに届きましたよ。

さて、我が家では、3月に、次男が高校を、長女が、大学を卒業します。
長女は就職が決まっていますが、次男は卒業式を迎える前に、乗り越えなければならない、大学受験というハードルがあります。
日頃のんびり、まったり、こたつで過ごすのが大好きな次男は、受験準備で高校の授業がなくなり、通学しなくなると、家のこたつで、受験勉強をしていました。
長女や長男は、図書館や自習室やカフェなど外出して勉強に取り組んでいたので、ほとんどの時間を、家で受験勉強する子どもと過ごすのは、初めてのことで、戸惑いました。
私は、今まで2年毎に長女長男の受験を経験して、今回は、3人目の子どもで最後の受験です。以前の受験の時には、親の私がストレスを感じたため、湿疹が出て、皮膚科に塗り薬をもらいに行くことが、たびたびありました。
今回は湿疹も出ないので、精神的に余裕があるかと思っていました。ですが、そうはいきませんでした。この数ヶ月、家にいる次男の様子が気になり、胃が痛くて、ため息をつく日々でした。真剣に勉強に取り組んでいるのか、寝ているのではないか、息抜きばかりしていないかなど、気になってしょうがありませんでした。

夕食後にのんびりテレビを見ている息子に、
「そんなにテレビを見てていいの?」
と、つい声をかけてしまい、
息子に「うるさいな。お兄ちゃんには言わなかったのに。お兄ちゃんと同じように扱ってよ」と言われました。
その時は、「お兄ちゃんは家にいる時間が短かったけれど、あなたはずっと家にいるから、気になるの」と言い返しましたが、改めて考えてみると、次男の言う通りでした。
そういえば、兄には、あまり口出ししなかったのに、次男のことは心配で、つい余計なことを言ってしまう自分を反省しました。

心配すること=相手を信じていない、という気持ちが伝わることはわかっているのに…。

そこで、私は、次男と食事や身の回りの日常生活についての会話はするけれども、受験についての話は、私からは、しないことに決めました。
すると、不思議なことに、次男から、受験について、どう考えているのかの考えや、試験前にお腹が痛くなることや不安な気持ちを聞くことができました。
親に頼りたい、でも自分で何とかしようと揺れ動く、18歳の次男の気持ちが、伝わってきました。
思い返すと、甘えん坊の次男が高3になり、受験を意識した頃からでしょうか。兄や姉に比べて、勉強に真剣に取り組んでいないように、私には見えてしまい、我慢できずに、声をかけていたように思います。

私は、頼りにされると何とかしたいと思い、踏み込んではいけないラインを踏み越えて、自分の考えを話してしまうところがあります。でも、次男には次男の考えがあり、その気持ちを尊重しつつ、行動を見守ることが、今の私にできることです。これからお互いに、近寄ったり、離れたりしながら、ほど良い距離を見つけることができればいいなと思います。

次男が望む吉報が、訪れることを願う日々です。

それでは、東京の佐藤さん、お子さんの大学受験はまだ先の話ですね。次のバトンを渡します。

埼玉県/島葉子 






No. PASS