ハートフルコーチの泣き笑い日記

日々の発見やつぶやきなど。

発見! 子どものいいところ


こんにちは。埼玉の島です。
4月は、真新しい制服やスーツを着た若者を見かけますね。希望に胸を膨らませて、目をキラキラ輝かせているのを見ると、「頑張れ」と応援したくなります。というのは、我が家の長女も、新社会人として、巣立とうとしているからです。娘の心の中に、「私は大丈夫」という、安心感があると信じて、私は娘を送り出そうと思っています。

さて、我が家には、もう一つ変化がありました。次男が、今春高校を卒業し、長女と長男と同じように、制服を着用しない生活が始まりました。
そうした日々の中で、長女と次男の考え方の違いに気づいた出来事がありました。

私が出掛けていたある日曜日、夕方帰宅すると、宅配便が届いていました。リビングには、長女と次男がいて、「宅配便を受け取ってくれたのね。助かるよ。いつもありがとう」と、宅配便を受け取ることが多い次男に、声をかけました。
すると、「お姉ちゃん、インターフォンにも、電話にも出なくて、ひどいんだよ」と、次男。
話を聞いてみると、インターフォンが鳴っても、姉が出ないので、自分が出てみると、雨が降る中で、初老の宅配人が立っていたそうです。この雨の中、寒そうで大変だなと思って、次男は、すぐに荷物を受け取りに出ました。
そして、それが姉宛の荷物で、姉が家にいるのに応対せずに受け取りに出なかったことや、そのせいで自分が濡れたことで、姉に対して、腹を立てていたようです。

そういえば、私が出掛けた時には、次男が宅配の荷物を受け取ることが多いことに気づきました。きっと次男は、留守番の時には、必ず、すぐにインターフォンに出ていたのでしょう。
宅配が届きそうな日に、次男が家にいてくれると、きっと受け取ってくれるだろうと思い、私は、安心して出掛けていたことに思い当たりました。
とはいえ、留守番をしていても、インターフォンには出ないという姉には姉の考えがあるので、私としては、何とも言えません。私も、インターフォンのモニターで確認して、忙しい時や勧誘されそうな時には、応答しないことがありました。

思い返すと、その時の私の様子を見ていて、次男が、私に、何故応答しないのかを、尋ねてきたことがありました。私は、忙しい時にはやり取りに時間を使いたくないし、訪問勧誘は断るつもりなので、話を聞く必要がないからだと、説明しました。
その時、「インターフォンを押しても、応答がなかったり、断られたり、勧誘の仕事って、大変だね〜」と、しみじみ相手に同情するようなことを言っていました。

私にとっては、ただ迷惑なだけだと思っていた訪問勧誘で、訪問する人の気持ちを考えたこともなかったので、次男の言葉に驚きました。宅配でも、訪問勧誘でも、インターフォンを押す相手の気持ちを考えて、すぐにインターフォンに応答するという行動をしていたのかと思うと、次男の新たな一面を発見して、私は嬉しくなりました。
「気遣いのできる優しい子に育って、お母さん、嬉しいな」と伝えると、次男は、照れたように笑っていました。

子どもが成長すると、家で過ごす時間も少なくなります。これからも、日常の出来事の中から、子どものいい所を見つけて、伝えていけたらいいなと思います。

それでは、東京の佐藤さん、どんな春を迎えていますか〜。

埼玉県/島葉子

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