ハートフルコーチの泣き笑い日記

日々の発見やつぶやきなど。

一歩、後ろへ!


こんにちは。愛知在住の児島まなみです。
11月となり、もうそろそろ冬仕度を始めなければいけませんね。

佐藤さんの息子さんのお話には、毎回胸がキュン!となります。私も、心から感謝をこめて「ありがとう」の言葉を伝えていこうと思いました。

さてさて、我が家の長女は、今社会人二年生です。職場はDOOR TO OFFICE で一時間半から二時間程で、朝早くに満員電車に揺られ、多忙な月始めは、最終電車か、それに近い時間で帰宅します。
まだ23歳のピチピチ娘なのに、身体は、眼精疲労、肩こり、腰痛…とクタクタ娘です。
彼女は、小さな頃からがんばり屋さんで、弱音をあまり吐かないタイプなので、
私は、娘に寄り添う形で、出来るかぎりのサポートをしていかなきゃ!と思っていました。

私が住む市では、秋口の10月上旬に、毎年、花火大会があります。今年は長女と2人で歩いて見に行きました。
帰宅途中、彼女がスキルアップのために通っている、英会話教室の話になりました。
今日はどんな会話をした?と聞いたら、話題は娘の仕事のことで、こんなことを話してこんなことを聞かれたと、教えてくれました。
さぁここからが珍妙な親子英会話の始まり始まり〜。私が拙い講師役でございます。
例えば
(和訳)「早口で英語を話す人が多くて、毎日交渉するのが大変です。電話は特に大変です」
「それはハードな仕事だね…。疲れるわけだ」
「帰りが遅いので、ご飯を食べるのも遅くなります。だから太ります。ちなみに私の母も太っています」(ほっといて)

「ここの英会話教室はちょっと高いので、実は継続を迷っています…」
「福利厚生は、使えないの?…あれ? 福利厚生ってなんて言うんだろう? まぁFukuri Kouseiでいいかな!!」
「なんだか…人の名前みたいですね」
「うん。福利さんちの厚生君はきっといい息子さんだよ」(それからは、英語らしい発音でFukurikouseiを二人で連呼。)

このように、新しい和製英語を勝手に作ったり、時にはラップのようになったり、
とんちんかんな会話に、二人で抱腹絶倒しながら、あっという間に家につきました。

そしてその日、私は思いました。
私はいつも、子どもの事を一番に考えたい!という思いがあり、頭では、寄り添っていこう!と思いながら、
実は、娘らに、グイグイっと前のめりの子育てをしてきたような気がします。
ちゃんとしてあげなきゃ!と鼻息を荒くしがちで、でもそのわりには、近づきすぎている分、視界が狭いので、まわりのことがあまり見えていませんでした。
今回のように、私が家族以外の人を演じてみて、しかもお互い拙い英語で話したことで、娘は、普段私に話さないことを話し、私は、母親から少しだけ遠いところから娘と話ができて、娘の頑張り、苦悩、目標など、色々な想いを聴くことができました。

そう、私にとっては「一歩前へ!」ではなく「一歩後ろへ!」進んだ方が、より良い親子関係が築けるのです。
私に出来ることは何!?なんでもするわ!なんでも言って!!と、まるで重たい彼女のようにグイグイ行くのではなく、
また「寄り添う」という、理想としてはいても、私には今一つイメージがつかめない言葉を自分に言い聞かせるのでもなく、
よいしょっと一歩下がり、広い目で、子どもと、自分と、周りの環境を見て、全てを包み込むように支援していくことが大切なんだな、と気づきました。
これからは、このスタンスで娘らと付き合っていこう!と思った、市民花火大会の夜でした。

さぁ、東京の堀さんにバトンを渡します。今度はどんなお話を聞けるかな?

愛知県/児島まなみ 




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