ハートフルコーチの泣き笑い日記

日々の発見やつぶやきなど。

いいことを探す目を持つと


りえちゃんからラストバトンを受け取りました、千葉県市川市在住ふくちゃんです。
オリンピックでもたくさんのバトンの受け渡しがありましたね。バトンを次の人につなげていく過程で、その思いも受けつがれて大きなエネルギーになっていくような気がしました。人が成長していくこと、それをサポートしていくこと、また、チームで支え合い、高め合っていくことのすばらしさを感じています。
オリンピックの映像を見ながら、人が成長していく姿って本当に素敵だなと思いました。

私がハートフルコミュニケーションで学んでよかったと思うことのひとつは、自分の成長に気づいて、それを嬉しいと思える瞬間が増えたということです。
今日は思いがけず気づいた嬉しいことについてお話しします。

子どもたちが小さいころ、遠く離れた両親にその様子を見せてあげたいと、日常の様子をビデオに撮って送っていました。
そして、子どもたちのお誕生日には、小さいころのビデオをみんなで見ることが我が家の「イベント」の一つになっていました。

ですが実は私、そのビデオを見返すのがちょっと嫌でした。
なぜなら、そこには「いつものわたし」が映し出されているからです。
もちろん、ビデオの主役は子どもたちです。
子どもたちの様子を見るのは何よりも楽しいですし、誰も私の姿なんて気にもかけてない。
でも、私はその自分の姿を見るのが耐えられないのです。

いつも私は子どもたちに、こんな言い方をしているのか!
そんなに口うるさく言わなくてもいいだろう、とか
先回りして何でもやっちゃってるよなぁ〜〜など、
「母親」としてあまりにできてない、未熟な自分の姿に出会うことになるからです。

子どもたちも高校・大学となると、お誕生日会にビデオを見る時間もとれなくなってきたため、ここ4〜5年は、自分の嫌な姿を見ることもなくなっていました。

ところがこの夏、帰省した際に、そのビデオを見ることになったのです。
あ〜、またあの姿を見ることになるのかと、嫌な記憶が蘇ってきて、ちょっと憂鬱な気持ちになりました。

けれども、今回、私がビデオを見た感想は、以前見た時とはまるで違っていました。

あれ?子どもの話、ちゃんと聞いてるじゃない。
子どもの目線に合わせて、子どものペースに寄り添ってるじゃないか。

そう思った時に、ハッと気づきました。

あ、私自分を見る目が変わったのだと。

以前は、「できてないところ」を探す目で見ていたのです。
自分の嫌なところばかりが目に入ってきて、
どうしても自分を責めるモードに入ってしまっていました。
15年前に撮ったビデオ。内容が変わっているはずはありません。
でも、同じものをみても、今は「できているところ」に
目が行くようになったのだと思います。

ビデオを見た後の私の中に残った感想は
「子どもたち可愛かったな〜〜」
「あ〜〜私、子育て頑張ってきたな」
「こうやって楽しい思い出を共有できる家族がいてよかったな」
そんな、嬉しくて楽しい気持ちでした。
そこには、自分だけでなく、誰を責めるような思いはひとつもなく、
私自身も周りの人も肯定する気持ちで溢れていました。

それに気が付いたとき、
あ、私もちょっとは成長したかも!
という気持ちが自然と湧いてきて、嬉しくなりました。

前は、「できるところをみなくちゃ」と意識していないと、
ついダメ出しの言葉が出てきていました。
でも、日々いいところを見るようにしてきた結果、
どうやらそれが当たり前になってきたようです。

起こっていることは変わらなくても、それをどう捉えていくかは自分次第。
これからも、肯定的に捉える目をもって、自分も成長しながら、
周りの人が成長するサポートをしていけるといいなと思います。

今回で最後になるバトンを、埼玉の島さんに渡します。
どんなお話が聞けるのか楽しみです。

千葉県/福田潔子 





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