ハートフルコーチの泣き笑い日記

日々の発見やつぶやきなど。

最初の学び


こんにちは。藤野です。
櫻井さんの妄想を実現するパワー、とても素敵ですね。私も欲しいと思いました。
私は妄想するもののなかなか動くまでに時間がかかります 。
でも、諦めたらそれで終わると自分自身に言い聞かせながら 、妄想実現のため学び続けています。

学びといえば、子育てからの学びはたくさんあります。
とくに幼少期の子どもからは、私が忘れてしまっていたことを思い出させてもらいました。
子どもが成長するとともに教えられたことの数々は、 『信じること』『寛容な心』『柔軟性』 そして『生きる力』等々、沢山あります。

母親というものになりたてのころの話です。
生まれてからハイハイができるくらいまで の間を私は”昆虫期”(手足をバタバタしている姿がかぶと虫が 裏返しになったように見えるから)と呼んでいるのですが、
その昆虫期は、「お腹がすいた 」「おむつを替えて」「眠いよう」と 生理的な 欲求を泣くという行為で訴えてきます。その泣くという行為のなかに、たまに「さみしいよう」という感情が入ってきていると感じることがあるんです。

おっぱいあげて、おむつも替えて寝かせてもすぐ泣いてしまう。もうどうしていいかわからず、ただ抱っこするしかなかった時、この子は一体何を訴えているんだろうと、初心者マークのママである私は困っていました。

何も考えていないと思える昆虫のように 見える赤ちゃんでもしっかりと何かを訴えてきている。それに応えなくちゃという思いと、寝不足でいい加減にしてほしいという思いが錯綜していました。

でも、抱っこしてあげていると泣きやみ、 腕枕で寝てあげればよく寝るんです。
そんな子どもの姿を見ていると 、「あぁ、この子は私の温もりを感じていたいのかなぁ、それで安心しているんだなぁ」ということが伝わってきます。
そして、そのことに気がついた時、泣き声に振り回されていると感じていた気持ちが、 この子は全身全霊で私を頼っているんだという思いに変わりました。
私を信頼して、生きるために私にすべてを頼っていると思えた時、私の中に、この子を守らなくてはという母親としての力が生まれました。

子どもは私を信じて私に求めてきます。
できること、できないことはありますが、 子どもからの信頼を裏切らないように、また信じてもらえるようにしなくてはと思いました。
そして、私も子どもを『信じること』、それが最初に子どもから学んだことだったと思います。

子どもを産んで母になり、子どもを育てることで子どもから大切なことを学び、子どもと共に母親として 、また一人の人として成長してきました。
これは、終わりのない成長です。
でも、とても楽しい。

言葉が少ない子どもは様々な形で表現してきます。こちらが困ってしまうこともあります。
そこから、何かを読み取り、試し、確認する 。お互いにその反応の繰り返しです。
そんな子どもとの関係が、忘れかけていた大事なことを思い出させてくれています。
まだまだ沢山ありますが、それはまたにします。

では、南村さん、 次のお話をよろしくお願いします。

東京都/藤野美奈 






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