ハートフルコーチの泣き笑い日記

日々の発見やつぶやきなど。

学んで改善! 家族関係


植松さんからのバトンを受け取りました、東京の加藤クリです。

必要なタイミングで絶妙なサポート、大切ですね。
私は日々、出来る事が減ってゆく年老いた両親と暮らしているので、「サポートの加減」を都度判断するのは課題だな〜と感じています。

また、相手の気質や性格に合わせたサポートや関わりかたもとても大切だなと思います。
この点は、ハートフルコミュニケーションその他で学んできたことが、私にとって本当にありがたい指針になっています。

例えば、つい先日のこと。
昼から新年会だという父が、嬉々として出掛けて行きました。

私に言わせると、「濡れ落ち葉と言われるより、社交的に出歩ける父で良かった」なのですが、母の受け止め方はまったく違います!!

「もう、今年3回目の新年会! 結婚してから一度だって、おまえにもどこかでおいしいものを食べさせてやろうなんて誘われたことがない!」
と、憤る母。

心理学や気質学を学ぶ前の私だったら、ケンカ両成敗よろしく「父は気が利かなくて自己中だ」「母は他力本願で他罰的だ」と、噛み合わない両親のどちらに対しても腹を立てていたことでしょう。

気質や育った環境が違うと、価値観も行動スタイルも動機も「同じ人間か!?」と思うくらいまったく違ったりする、と学びました。

我が家を例にすると、父と母と私の性格はバラバラで「そりゃあ、お互い理解するのが難しいよねー」といった感じ。

人と関わり、温かい交流を持つことに喜びを見出だすタイプの父は、そんな場を求めて出掛けて行きます。

一方、人と楽しむことよりも目の前の「やるべきこと」「問題解決」「改革改善」に最優先で取り組まないと気の済まないタイプの母は、つい働き過ぎのやり過ぎになって「家族はなぜ、私みたいにやるべきことを優先しないのか」と怒りを持ってしまいます。

ここからボタンの掛け違いが起きてしまう、つまり身近な人へ自分と同様に「やるべきことを最優先で」と期待してるのに、母とは性格の違う父も私も期待に応えられず母をガッカリさせることがよく起きる。

更に、家庭や家族を大切にし最優先で考える母にとって「自分ばかり外で楽しんで家族を誘わない」という父の行動は理解出来ないでしょう。

父からすると、温かい心の交流が大切なのに常に恐い顔をして怒ったり、気に入らないことに対してガミガミ文句を言い、あまり感謝やねぎらいの言葉を伝えてくれない母と長時間一緒にいるのはしんどいことでしょう!

笑顔を向けて、感謝の言葉をくれる人達のいる場所へ息抜きに行かないと持たないカモしれません。

学び続けてるお陰で、こんなに両親の心の動きを察することができるようになりました!
様々な学びとの出合いは私にとって知識という大きな収穫であり、家族をはじめあらゆる人間関係のストレス軽減をもたらしてくれました。

さて、学んだことは日常で活かしてこそ意味がある、とも教わったので、実践編です。

父が美味しいものを食べに連れて行かないと憤る母を車で買い物に連れて行くついでに「じゃあ、お母さんの新年会やろう!」と言って回転寿司へ寄りました。

ビールを飲み、安価な割にはそこそこ美味しい寿司をお腹一杯食べ、更にフルコースと称してデザートとコーヒーも頼むと、母は大満足な様子。

「喉元までお腹一杯!」と言いながら、回転寿司を後にしました。
単純明快なところのある母は、思いきり好きなものをご馳走されたらもう上機嫌です! 父の悪口も言わなくなりました、作戦成功!?

買い物も伸び伸びと楽しんで、帰途の車内で母は繰り返し言います。
「あーぁ、娘を産んどいて良かった♪ 持つべきものは娘だね!」と。

回転寿司くらいでそこまで喜ばれちゃうと、ちと気恥ずかしい・・・次回はカウンターで握ってもらう店に連れて行くべきカナ?

性格の短所が出てイライラしていた母に巻き込まれることなく、母の喜ぶことを的確に実行できたのも学んでいたお蔭さま。

これからも学んできたことと照らし合わせて、相手にできるサポートや見守りや働きかけを繰り出しより良い人間関係へ繋げていきたいと思います!!

さて、お次は新潟の桜井さん。
楽しみに、バトンをお渡しします!

東京都/加藤クリ 







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