超〜不快からの解放!
こんにちは。京都の秋田です。
南村さん、子どもは成功も失敗も、一つ一つの経験の積み重ねを成長に結びつけている。親はしっかり寄り添うだけ。それをしみじみ感じるエピソードでした。ありがとうございます。
南村さんから京都の春のお楽しみは?と問われ、お楽しみではありませんが、数年前まで春が猛烈に待ち遠しかったことを思い出しました。早くお天気のいい日が続いてほしいと。
我が家の息子二人はサッカーをやっています。長男が小学3年生から始めましたので、かれこれ 10 年になります。サッカーをやるお子さんを持つ親御さんはよくご存知だと思いが、ユニフォーム、スパイクが!もうドロドロです! ( 笑 )
雨や雪が降り、グランドのコンディションが悪ければ悪いほど、 「なんか、テンション上がる〜!」と嬉々となる息子。私から見ればボールを取りにいっているのか、水たまりにワザと突っ込んで行っているのか、わかりません。
試合が終わり「あ〜、楽しかった!やっぱ、俺らグランドがグチャグチャだと、強いし勝つよな〜」なんて泥のついた満面の笑顔で言われたら、お土産はドロドロのユニフォーム、スパイク。内心「このユニフォームどうすんねん!」なんて思っていても「ホンマ、強いよね〜。カッコよかったわ〜」としか言えませんでした。
この頃、子どもに洗濯機の使い方を教えて自分で洗濯をやってもらおうかともチラっと思いましたが、間違って他の洗い物と一緒に洗濯されるかも。と私がそうされるのが嫌で、ドロドロのユニフォームの洗濯は私がやっていました。
自分に余裕がある時は「あ〜、今日も頑張ったんだな〜。ホンマ、サッカー好きよね」
余裕がない時は「も〜、よくも毎回、毎回、こんなにドロドロにして!」 ( 笑 )
そのうち、次男もサッカーを始めることに。ドロドロふたり分……。
この頃の私のストレスは、家のどこかに砂が落ちていることでした。
「ただいま!」サッカーの練習終わり帰って来てくると私は「おかえり!」の前に
「外でドロや砂、落として靴下脱いでから入ってきて!」と叫びます。
玄関から洗面台まで居間を通らないと行けないので、油断すると居間に砂が落ちるのです。
着替える洗面台にも砂。いくら「着替え終わったらモップかけて砂とっておいて」と
お願いしてもザッっとするだけなので、取りきれません。やってない時だって多数。
シャワー浴びる時にドロドロユニフォームの下洗いをお願いしているのですが、濡れているだけ。も〜う、うんざり。
ある日、一日が終わりお風呂にゆっくり入りましょう♪と洗い場に素足を入れた瞬間
足の裏に「ズリ!!」っと砂の感触が!!
もう、私の怒りは MAX !!
「も〜、誰や!ちゃんと砂流さないのは!」
「も〜、こんなことも出来ないんだったら、サッカーなんてやめてしまえば!」
「も〜、一日が台無しやんか!」
「も〜、どうしてくれるんや!」
私の「も〜、も〜」は止まりません。それほど「砂」は私にとって超〜不快だったのです。
数日後、洗濯物が洗いきれず、山積みになってしまった日が。こういう日に限って外出の用事があり、洗濯しなくちゃ!と帰ってきたら、
家にいた主人がひと言、「二層式の洗濯機だったら、わしでも洗濯できるのに」。
そうだそうだ。主人ができるなら、子どもでもできる。それに二層式の方がキレイに洗濯できるし、使い方もシンプル!!自分でやってもらおう!
外に設置できるスペースもあるし、蛇口もある。主人に確認したら排水も問題ない。
もう、これは二層式洗濯機置くしかないでしょ!
すぐに主人と買いに行って、その日のうちに設置してもらいました。
子どもたちにはこうお願いしました。
「君たちが楽しそうにカッコよくサッカーしている姿は大好きだし、応援してる。
でもね。家の中が砂だらけになるのが嫌なの。そして、「も〜、も〜」って怒るのもイヤ。明日から、サッカーから帰ったら裏口から入って全部脱ぎ自分で洗濯機で洗って下さい。これで「砂」は家の中に入りません。自分のものは自分で管理お願いします」この時長男小学5年。次男小学3年。それから6年経ちますが、この日以降ドロドロユニフォームは洗濯したことありません。年に数回お願いされた時以外は。
正直途中、挫折しそうな時もありました。外に何日もドロドロのまま置かれていたり、山積みになっていてたりすると、「どうなってるんや〜?」って手を出し口を出したくなる。でも、気づかない、見てないフリしてガマン、ガマンです 。
「履くソックスがない!」と怒られても(笑)
決して手を出しませんでした。自分でやるまでは。と言いたいとこですが、
実は今までの状況で私の視界にドロドロ山積みが入っていたなら、手出し口出ししてたと思います。が、それでもやるまで待っていられたのは、外にドロドロ山積みは追いやって私の視界に入らないように工夫したからです。視界に入らなければ、何も気にならない。やるまで待っていたわけではないのです(笑)
そして私は信じて待つ工夫(実は視界に入らないように、最初から無いものとした(笑))と、子ども達は自分で洗濯する。という習慣を手に入れました。
こうして私の「超〜不快」だったことは、年に数回お願いされた時だけ洗濯して「助かったわ〜、ありがとう!」と感謝される「快」に変わりました。それも、自分で洗濯できる男二人が育った。というオマケ付きで ( 笑 )
さあ、次は愛知の児島さんです。どんなお話きけるのか、楽しみにしてますね〜!
京都府/秋田裕子
2017年02月27日(月)
No.290
(日記)