ハートフルコーチの泣き笑い日記

日々の発見やつぶやきなど。

Stop! DEKIAI-mama!


こんにちは。
愛知の児島です。
秋田さん、不快を快に変え、しかも、洗濯男子を二人も育て上げることができ、いいことづくめでしたね!

さてさて、私は…というと、どうも、子どもたちが小さい頃から、甘〜いお母さんなんです。
甘いというか、もう、娘らが、好きすぎて、かわいすぎて、ついつい世話を焼いちゃうのです。
「子どもたちは、外で、一生懸命がんばっているんだから、家でぐらい、自分の時間が持てるようにしてあげよう! そして明日も外で頑張れるよう、サポートしてあげよう!!」と、必死になっちゃうのです。
でも、実は、私だって外で頑張っていて、それなりに疲れていて、へとへとになっちゃう時があります。
「大好きだけど、支えていきたいけど、これじゃあかん!お母さんがつぶれる!!」と、思う時もあります。
そう、タイトルの"DEKIAI"は、決して、忙しい時についつい買っちゃう総菜の「出来合い」のことではありません。それくらいは許してもらいましょう!
これは「溺愛」のことでございます。

そもそも、溺愛って、愛に溺れる…つまり、むやみやたらにかわいがり、盲目的に愛することです。
愛される方としても、むやみやたら、とか、盲目的に、とか、重くていやんなっちゃいますし、この愛し方は、大切な、子どもらの自立をも妨げます。
自転車に乗れるよう頑張っている小さな子どもの自転車の後ろを、親が、危ないからと、ずっと離さず持ってあげていれば、一人で乗れる機会を逃してしまいます。
重いし鬱陶しいから、振り切りたくて、かえって、早くうまく乗れちゃう子もいるでしょう。
でも、私が支えられている子どもだったとしたら、どうしても、親の優しさを振り切れず、低くなってしまったサドルに座り、背中を丸めてハンドルを握り、
いつまでも親に押されながら、その小さくなってしまった自転車を漕ぎ続けているかもしれません。
自分の体に見合ったサイズの自転車をスイスイと爽やかに漕ぎ、私を抜かしていくお友達を眺めながら、私は何を思っているのでしょう? 諦め? 友達への羨望?
押し続ける親は何を感じているのでしょう? 使命感? 達成感? それとも疲労感? 
お互いの想いを抱えて進む小さな自転車。周りのキラキラした風景とはそぐわない、そこだけが、別のところから切り取られ、はめ込まれたような光景が、私の心に浮かびます。

私は、娘らの自転車を押し続けていないでしょうか? 愛に溺れて、そして、子どらを愛に溺れさせていないでしょうか?

そこで、娘たちが、どれだけの愛情を必要としていたのか、今必要としているのかを、母は、リサーチしました。
簡単に言えば、お母さんは今ウザくないか、昔はウザくなかったか聞いてみたわけです(笑)。

今はもう25才の長女は、昔も、今も、このままで満足とのこと。といっても、今では彼女も一人暮らしをしていて、いわゆる遠距離親子愛なわけで、
必然的に、過剰に大好きビームを送れなくなってしまいました。
で、今21才の次女はというと……彼女に関しては、小学生や中学生時代、友達関係のことに口を挟まれるのが、とても嫌だったようです。
今思えば、中学一年の頃、友達とのことで悩んでいる最中、「何があっても、お母さんはあなたの味方だから!」という私の態度と言葉が、さぞ鬱陶しかったのでしょう(泣)。
でも、友達関係以外の学校に関することに関しては、様子を聞いたり、時には、学校に出向いたり…というような行動に、特に嫌悪もせず、
どちらかというと、感謝さえしてくれているようです。
「この子は今どうしてほしいのだろう?」ということを、よーく子どもたちを観察して、観察だけではわからなかったら話をして、考えていかなければいけないのですね。
次女は、学業に、バイトにと、超多忙なので、私も未だになにかとお世話をしていますが、少し余裕のある時は、家族の分の夕食を作ってくれます。
私がどうして欲しいのかを、自然に察して実行してくれているようです。本当に感謝しております。

あと、「まなみさんは、娘さんたちのことが大好きだから、ずっとそばに置いておきたいんじゃない?」と、よく聞かれますが、
答えはNO!です。いや、心の片隅ではYES!ですけど…。
でも、遠くに行かせる覚悟はしておこうと思っています。
遠距離親子愛中…と書いた長女ですが、愛知県の北端と南端とは言え、同じ県内に住んでいるので、実は、遠距離というほどでもないのです。遠距離と近距離の中間くらいでしょうか。
なので、これから先、例え、「海外で暮らします!」と言われても、「地球以外の惑星で生活します!!」と告げられても、
娘たちが、私から愛されたことを、そして、今でもずっと愛されていることを胸に、幸せになってくれるなら、それでいい…と思っています。
なんて、カッコイイことを言いながら、本当は、考えただけで、泣けちゃいますけどね。

そんなわけで、母は、愛情の蛇口を全開にしたり、ちょっと締めたり、距離を縮めたり、少しとったりしながら、娘らを想って、今日もバタバタと生活しています。

それでは、東京の堀さんにバトンをお渡しします。

愛知県/児島まなみ 





No. PASS