ハートフルコーチの泣き笑い日記

日々の発見やつぶやきなど。

イライラママ


こんにちは。静岡の植松です。
GWの連休が明け、静岡は茶摘みの季節です。

堀さん、イライラは自分を労わるためのサイン。
なるほど、私もイライラしたときには自分を労わってあげよう!!と思ったら、毎日労わりが必要そうです(笑)。
というのも、最近の私のイライラの原因は、小学生になったばかりの息子なのです。

小学校にあがりたての時は、学校生活に慣れるか心配していたものですが、数週間で慣れてくると、途端にできていないことに目が向きイライラするようになりました。
幼稚園に比べ登校時間が早くなったというのに、朝ごはんをノロノロと食べ、着替えもグズグズしている。学校から帰ってきても、お弁当箱をすぐに出さない、宿題のできていないところを指摘してもすぐに直さない。といった具合です。
小学生になったのだから本人に任せよう、と頭では思うのですが、待っていたら日が暮れてしまうと思い、ついつい「早くしなさい」とか「○○はできたの」と言ってしまいます。

連休が明けて早々、授業参観がありました。
息子の学校の参観は参加型なので、子どもの隣に座り一緒に授業を受けます。
これがまた大変でした。
隣に座っていると、できていないことがとにかく目につくのです。
先生が話をしているのに、顔を見て聞いていない。用意しろと言われたものをすぐに用意しない。授業の後半になってくると背中がまるくなってくる…などなど、あげたらキリがありません。
自分の手と口が動きそうになるのを何度堪えたことか。

算数と国語の授業を終え、子どもたちとは別れて先生方からお話がありました。
まずは、校長代理のお話です。
冒頭で「今日はみなさんお子さんを何回くらい褒めてあげましたか?」という質問があり、冷や汗タラリです。
できていないことにイライラしていたのですから、褒めるなんて余裕はありません。
「20回以上の方?」さすがにいません。
「15〜20回の方?」数人。
「10〜15回の方」あがる手の数も増えます。
「5〜10回の方?」こちらも多くあがります。
最後の「1〜5回の方?」という声に、私はしずしずと手をあげました。

「できたことに目を向け、いっぱい褒めてあげてください。子どもは褒められると自信がついて更に頑張ります」
そうですよね。指摘されるより褒められるほうが誰だって嬉しいに決まっています。
頭ではわかっているのです。わかっているのにできていない自分が情けなくなりました。

どうして私はイライラするのだろう。
幼稚園の時はあんなに息子の良いところ、得意なところを認め褒めていたはずなのに。
自問自答しているとあることに気づきました。
私ができていないと思っていたことは、私が"小学生になったのだからできてほしい"と思っていたことだったのです。
小学生になったのだから、先生の話が聞けなきゃいけない、着替えも早くできなきゃいけない、宿題もスラスラできなきゃいけない。
入学当初は学校に早く慣れるといいな、楽しく学んでほしいなと思っていたのに、息子が学校楽しい!!と通いだしたら、安心するのと同時に私の期待値がグンっと上がってしまったのです。

振り返ってみると、参観日の授業、息子なりにとても頑張っていたと思います。
国語の授業では、苦手なひらがなを一生懸命書いていました。
先生が"に"のつく言葉を教えてと言うと、大きな声で「はい」と手をあげ、「にんたまらんたろう」と元気に答えました。
算数の授業では、カードを使ってお友達と楽しそうに数字当てができていました。
私が望んでいた"楽しく学ぶ"ということを実践する息子の姿が、そこにはありました。
褒めることがいっぱいです。

この1ヶ月、母のうるさい指摘に息子はさぞかし窮屈な思いをしていたことでしょう。
息子よ、ごめんね。
"できないこと探し"を"できていること探し"に変えて、イライラママにさよならしたいと思います。

お次は、クリさんです。クリさんはどんな小学生でしたか?

静岡県/植松知子 







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