ハートフルコーチの泣き笑い日記

日々の発見やつぶやきなど。

両親から受け継いだ心の財産


こんにちは。東京都の堀です。

2年間、書かせて頂いたブログも今回がラストランなります。児嶋さんからのお子さまへの愛情溢れるブログからは、私もたくさんの気づきを得ることができまさした。

最後に書かせて頂くのは両親との関係についてです。
私は両親から受けた影響がとても大きいと感じています。それは性格や考え方などすべてにおいてです。
両親の性格で共通して思うことは、楽観的でポジティブ、あまりひとつの物事に囚われ過ぎないところです。母はそれに明るさと社交的な面が加わり、父には寡黙さと変化に動じない安定さが加わります。

そんな両親の性格がよく表れているある過去の出来事です。
それは、私が高校受験を控えた中三の夏のことです。
勉強が大の苦手だった私は両親からよく、「あなたなら大丈夫、何とかなるよ。でも仮に行きたい高校に行けなくてもそれもまた人生。勉強だけじゃ世の中渡っていけないから。私たち(両親)も勉強苦手だったし」と、言われていました。
また両親は、引っ込み思案だった私を「いつも控えめだけど、それがあなたの優しさだから」という視点で見てくれたので、当時から劣等感を抱くこともなく、伸び伸びと子ども時代を過ごすことができました。大人になった今でも、両親から受け継いだ性格が、仕事やプライベートでの人間関係にとても役に立っていることを実感しています。

ところがです。一見して健全に育ったかのように思えますが、度重なる夫婦喧嘩をきっかけに、私はある思い込みに囚われていることに気づいたのです。それがまた、両親から受け継いだ性格を軸に今でも育ち続けていることを自覚するきっかけともなりました。

妻は私とは正反対で、神経質なほどに心配性な性格です。些細なことで喧嘩になると私は決まって、「お前は考え過ぎなんだよ!」と、漏らしていました。冷静に考えれば慎重で細かいところまでよく気付く人なんですが。
常にポジティブだと思っていた私は、正反対の性格である妻をネガティブに捉えていたのです。

妻に対しても、それから3歳になる息子に対してもそうですが、身近な存在である人ほど自分と同じものを相手に求めてしまうんですね。
私の囚われは、自分以外の人にもポジティブな考えを持つべき、という身勝手なものでした。
でもこのことを素直に気づけたのも、物事を常にポジティブに捉える両親の影響が大きかったように思えるのです。
そして、人間関係などで嫌なことが身に降りかかっても、あまりネガティブな気持ちに振り回され過ぎず、割りと早くに前を向けることは、私にとって大きな財産だと思います。

今は3歳の息子が成人した時の姿を想像しています。私たち夫婦から息子は何を心の財産として受け継いでくれるか、今から楽しみです!

さて、次は植松さんにバトンをお渡ししますね。
植松さんからも心温まる息子さんのエピソードなど毎回楽しみに読ませていただきました。
最後はどんなお話しが聞けるでしょうか。楽しみです!

東京都/堀 善雅 





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