ハートフルコーチの泣き笑い日記

日々の発見やつぶやきなど。

ハートフルコミュニケーションを生きる


こんにちは。堀さんからラストランのバトンを受け取りました静岡の植松です。
この2年間、バトンと一緒に様々な気付きを堀さんから受取ってきました。
親から受取って子どもに渡したい財産、私の場合は何かな?!じっくり考えたいと思います。

さて、私がハートフルコミュニケーションに出会ってから5年が経とうとしています。
先輩ママから、子育ての指南になるよ!ともらった「子どもの心のコーチング」の本を読んだのがきっかけでした。
本を読んで思ったのは、私のしたいと思う子育てがこの本には書いてある。
でも、本を読んで頭で理解するのと実践できるのは別だよなー、でした。
そんな思いから、ハートフルコーチ養成コースに通ったのでした。

養成コースで最初に言われたことは2つ。
「自分を整えてください」と「ハートフルコミュニケーションを生きてください」です。

「自分を整える」は、わかりやすいところでは、家を整えることができました。
引っ越しをきっかけに、お掃除ロボットを導入し、外出している間にお掃除が済んでしまうというしくみができました。
掃除機をかけるのが大の苦手だった私にとって、家に帰ると掃除が終わっているという夢のようなしくみです。
こうやって書くと簡単にこの結果に辿りついたように思いますが、そこまでの道のりは意外と長いものでした。
結婚してから8年、溜まりに溜まった荷物を整理できず、養成コースの頃から何度となく「部屋の片づけをする」というテーマでコーチングをしてもらったものです。
その度に、○○までに○○をします、といったスモールステップの目標を掲げましたが、なかなか家がすっきりするまでには至りませんでした。
「引っ越さないとだめかもね(笑)」なんて言われた言葉が頭のどこかに残っていたのでしょう、引っ越しが決まった時にはこれがラストチャンスと一大奮起し、お掃除ロボットが動けるよう床に物を置かない!!という目標で新しい家作りをしたものです。
この目標が立てられたのも、コーチングしてもらっては達成できずを繰り返したおかげです。何度となくテーマにあげることで、何をすれば良いのかが明確になったのです。

それまでは、子育てに仕事にと忙しく、なかなか掃除をする時間が取れないでいると、当たり前ですが家の中が散らかってきてイライラしていました。どのタイミングで掃除をしようか、常に頭を悩ませていたものです。
家に帰って掃除が済んでいると、それ以外にやりたいことに時間をたっぷりと使えるようになりました。ご飯の支度や子どもとゆっくり遊ぶ時間も取れるようになり、自然とイライラすることが減りました。
家という物理的なものを整えたら、時間と心の余裕が生まれ、私の心も整ったのでした。

もうひとつの「ハートフルコミュニケーションを生きる」は、まだ私の中で明確な答えは出ていません。
子どもを信じて任せよう、とでんと構えられる時もあれば、子どもと同じ土俵に乗って感情的に言い合ったりする自分もいます。
うるさく手出し口出しをする私を見て、「ハートフルコミュニケーションで何を勉強してきたの?」と夫に言われ、私はいったい何を学んだんだろう、とがっかりすることもしばしば。頭ではわかっていても実践するのは難しい!をまさに実感しています。
しかし、ハートフルコミュニケーションを学ぶことで得たものもたくさんあります。

同じ思いで子育てをする仲間ができたということは、私の大きな財産です。
何か悩んだらここに相談すればよい、という場があるということは、子育てをする上で何にも増して心強いものです。
また、このようにブログを書くことで、普段は忙しく過ぎていく日々ですが、ふと立ち止まって自分の子育てを振り返るきっかけになります。なかなか客観視できない子育てを別の視点でみることができるのです。
 
これからも悩んだり迷ったりしながらの子育てだと思いますが、"子どもの幸せな自立"を目指して日々奮闘し続けることが、ハートフルコミュニケーションを生きることなのかもしれません。

それではクリさん、最後のバトンをお渡しします。今回もどんなお話を聞けるのか、楽しみにしています。

静岡県/植松知子 







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