ハートフルコーチの泣き笑い日記

日々の発見やつぶやきなど。

歩きたくなったら・・・


奈良の長野です。
松下さんのお話を読み、「信じて任せてできるようにサポートする」今まで松下さんがそのように接してきた事で、娘さんとの絆も深まっていくように感じました。

さて、私は半年ほど前、ウォーキングを教わり、健康のために歩こう!と決めました。
それまでは自転車で通勤していたのを、歩くことにしました。職場まで徒歩で約30分、ウォーキングには丁度良い距離です。

最初は、楽しんで歩いていました。ところが、次第に時間がもったいなく感じて、そのうえ夏の暑さも後押しして、毎日の通勤のウォーキングは1ヶ月ほどで終了して、また自転車通勤に。決意したことを継続できない自分を不甲斐なく思いました。

でも、雨の日は自転車はお休みしなければいけません。
季節が移り変わった晩秋のその日、朝、降っていた雨が帰りには上がっていました。早い時間に帰れたので、いつもよりゆっくりめに歩きました。
すると、進むスピードを変えるからでしょうか・・・

目に入る景色が違います。感じる空気が変わります。
紅葉を終え、冬支度を整えた木々。どこか凛としている空気。

やっぱり、歩くっていいな、、、そう感じたとき、ウォーキングを教わった先生の言葉を思い出したのです。
「無理をして歩かなくていいんです。歩きたくなったら歩けばいいんです」
そこで改めて、「なんで、自転車を選んでしまうんだろう?」と自分に問いかけてみると、
「少しでも早く帰って家族のご飯を作りたいな。今は、自分の健康より時間を優先したいのかな」
そんな答えが返ってきました。

どこかで、自転車で通勤するのは「ダメなこと」と思っていました。
でも、そんなことはないと気付きました。
自分で選んで決めたことなんだから、自転車でもいい!と認めてあげたくなりました。

するとふいに、不服そうな子どもの顔が頭に浮かびました。
子どもが選んだことにも理由があるのに、私の価値観で判断して「ダメなこと」と決めつけていないだろうか?

「夕ご飯がもうすぐなのにお菓子を食べる」「時間ギリギリに出かけ、相手を待たせる」「子どもが受験したいと思っている学校のレベルに追いついてないのに、その差を埋めようという努力が足りない」・・・
自分が望まないことを「ダメなこと」として捉えている私がいたのです。

子どもは、お菓子を食べてご飯が入らなくなったら調整するでしょうし、相手を待たせないようにしようと思ったら時間通り行き、目標が定まったら勉強するでしょう。
そして、私も、健康のためにと本気で思った時は、歩くためにも時間をを活用しようとするでしょう。
私は、子どもを「ダメ」でいっぱいにするところでした。
そして、自分のことも。

今は、こう思っています。
「自転車で感じる風も、歩いて見る景色も、その時を楽しもう!」

次は、田中さんです。
今回は、どんなお話でしょうか。バトンを渡しますね!

奈良県/長野 環 







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