ハートフルコーチの泣き笑い日記

日々の発見やつぶやきなど。

“今”を生きる


櫻井さんから襷をいただきました千葉の藤野です。

気持ちを伝えるってとても大事なことだと思います。
しかし、他人には言えても、家族には簡単ではないこともありますが…
そして、気持ちを伝えるためには自分の気持ちに気づいていなくてはいけません。
誰かのためにと人を思いやることも必要だけど、その前に自分はどうしたいの?ということを考えてみることは必要だと思っています。

先日、こんなことがありました。
高校2年生の娘が部活を辞めようか悩んでいるというのです。

先生に話したら、返事はNoだったそうです。
「最後まで続けてほしい、ここでやめたら、きっと後で後悔する」と言われたそうです。
娘は納得できず、どうしたらよいか私に相談したようでした。

昨年10月に腰を痛め、運動は控え、治るのまで3〜6カ月はかかるだろうと言われました。
その後も練習はできないものの参加はしていました。しかし、半年近く経った今でもまだ治る見込みがありません。

自分の思いを理解してもらい、辞めたいと言っています。
ただ、自分の決めた答えでよいのか不安があリ、私に意見を求めてきたのでしょう。

先生とのやりとりを聞いてみると、娘が抱く後悔と先生が言う後悔に違いがあるように感じられました。
「大学受験を控え、これからのことを考えた時、部活に行っても見学と雑用しかできないのでは、無駄な時間を費やすことになる」と、彼女は辞める決心をしました。
しかし先生は、「最後まで続けた達成感を味わってほしい。きっと途中で辞めてしまったことに後悔するだろう」と言っているということでした。

娘は、部活らしい活動ができないのなら最後まで続けても達成感なんてないと言います。キッパリと辞めて勉強に打ち込もうと思っているということでした。なので、先生が「後悔する」と言っている意図が分からないのです。
でも、先生には何か他にも言いたいことがあるのかもしれないとモヤモヤしているようです。

私は、娘の思いを大切にしたいと思いました。

部活ができなかった間の思い、先生や友達への思い、どうしたいのか、これからどうするのかを一つ一つ聞いているうちに、娘の気持ちは固まったのでしょう。
先生の意図を具体的に聞き、納得して辞めるため、もう一度先生と話し合ってみるということになりました。

自分がどうしたいのか、そのために今どうするかと自分と向き合ってきたので、相手の考えにも向き合うことができるかな、頑張れ!と思いました。

人それぞれ考え方や感じ方が違います。それをわかったうえで、お互いの意見を伝え、聞こうとしている娘を見て、安心を感じました。
年頃の娘は、家族とはあまり話をしないので、何を考えているのかと不安になる時もありますが、子供ってそれなりに成長しているんですね。

春を迎え、一つ階段を上る子どもたちです。南村さんのところはいかがですか。

千葉県/藤野美奈 






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