心のひなたぼっこ
森屋さんからバトンを受け取った櫻井です。
子どもが巣立ち夫婦ふたりの生活もかれこれ2年。
「夫婦で気持ちを伝え合う」ことの大切さを日々実感しています。
さて、以前こちらでご紹介した地域のお茶の間「ひなたぼっこCafé」は、
常連さんに加え、様々な方が足を運んで下さるようになりました。
特に、4月初めの開催日は、春休み中の小学生とそのママも交え、
とても賑やかなお茶飲みとなりました。
いつもは乳幼児だけのお茶の間ですが、小学生が来ると俄然活気が生まれます。小さい子は大きいお兄ちゃんが大好き!同じ気になり同じことをしようとあちこちでトライ&エラーが始まります。
それを眺めるママたちも、未来の我子の姿に思いを馳せながら先輩ママと
お喋りが弾みます。
入学準備の名前つけをしながらお茶のみをする小学生ママ。
懐かしさに「私もやりたい!」と手をあげて、目をしょぼしょぼさせながら、
ちっちゃいお名前シールをペタペタ貼るおばちゃん(私です)。
はたまた、体操服の名前つけを一手に引き受けるおばあちゃん。
この日のひなたぼっこは20〜70歳各年代勢ぞろいの楽しい場でした。
異年齢の人たちが集まって、みんなで楽しくおしゃべりをしながら、
笑って、笑って、元気になれるそんな場になればと思い、私は地域のお茶の間を始めました。
夫曰く、私の顔は警戒心を感じない顔だそうで、それを強みに!?初めての方とは、まずは私が気楽にお話。そして話題を他の人にふりながら場に招待します。
若葉マークのママは、先輩ママの経験談に興味津々。質問コーナーも大盛況。
片や私のようなおばちゃんの悩みは、人生の大先輩のおばあちゃんの前では
吹けば飛ぶようなちっちゃなことと化してしまいます。そしておばあちゃんは、子ども達の可愛らしさに元気をもらい、子どもたちは、たくさんの笑顔の中で安心して自由気ままに遊びます。
みんなで心のひなたぼっこを楽しみながら、元気をチャージした後は、
「またね」と皆さんを見送り閉店・・・のはずが、ときどき玄関で動かない子や、庭でいつまでもぐるぐる走り続けている子がいます。
「帰らない」「まだいるの!」と、それは泊まっていくほどの勢いです。
私はちょっぴり嬉しく、気分はほぼ実家のおばあちゃんです。
その後、お客さんをすべて見送り後片付けをしながら、自然と笑顔になっている自分がいます。この場を一番楽しみ、元気をいただいているのは、何を隠そうこの私。この場は、私にとってこの上ない大切な時間です。
この日、帰らないとぐずっていた男の子がやっとドアを出て行きました。
・・・と思ったら戻ってきて、そっと一言。
「櫻井さんの首飾りきれいだね。ばいばい!」
もう、おばちゃんは嬉しくて泣いちゃうよ!
お次は、藤野さんですね。よろしくお願い致します。
新潟県/櫻井美奈子
2018年05月07日(月)
No.353
(日記)