気持ちの持ち方で変わること
奈良の長野です。
先週の松下さんのブログ「読書習慣が与えてくれたギフト」は、一生の宝物のように感じました。
私にもあるだろうか? 子どもに贈ることができたかな?
すぐには見つかりませんでしたが、もう少し宝探しを続けてみたいと思います。
さて。学生のいる家庭に、もれなくやってくる夏休み。今年は、私の心が穏やかではありません。
「昼近くまで寝てないで、早く起きたら?」「勉強はどれくらいしてるの?」
部活を引退し、制約のない時間の中、自分をコントロールできていない息子を見てると、つい、こう言いたくなってしまいます。
小学生の時は生活リズムも乱れることなく、宿題をやってから遊んでいました。
それが中学生になると、部活がない日は起きるのが段々と遅くなり、高校生になってからは、用事がない日は昼まで寝るようになりました。
健康面での心配はもちろんのこと、受験を控え、勉強も必要な状態なのに、なかなか集中できない様子。
「子どものことだから口出ししたらいけないな、でも、このままだと・・・」
と、半年後の息子を想像してしまった後、その想像を一生懸命かき消していました。
そんな時、母から、「荷物送ったよ」との連絡がありました。
毎年、この時期になると、祖母の畑で育てたトウモロコシを送ってくれます。
子どもの頃、夏になると祖母の家に行き、採れたて茹でたてのトウモロコシを、兄弟や従兄弟たちと食べていました。
祖母の家は、海から数十メートル。水着に着替え、浮き輪を持って、海に行っていました。従兄弟たちとかくれんぼをしたり、トランプをしたり、特別な事をするわけではなくても、祖母の家で過ごす数日間は、楽しかった記憶ばかりです。
祖母の家での思い出を思い返しながら、私は、夏休みをどんなふうに過ごしていたのだろう?と考えました。
小学生の時は、夏休みの間、毎日ラジオ体操があったので、朝は体操に間に合うように起きていたはずだけど、部活を引退した中高生時代は、昼までとはいかなくても、早起きはしていなかった気がする・・・
宿題は、ほとんど最後の何日間で、やってたな・・・
絵が間に合わなくて父に手伝ってもらった時もあったっけ・・・
自分の夏休みの過ごし方を思い出すと、子どもに何か言おうとしていた自分が恥ずかしくなりました。
ただ、私の夏休みは、誇れるものではありませんが、悔いはありません。
息子はどうだろう?
楽しい思い出はあるかな? 今年の夏は作れるかな?
あの時もっと勉強しておいたら良かった、と言わないかな? それとも、もっと遊んだら良かったと言うかな?
何を選ぶかは彼次第。だけど、後悔だけはしてほしくありません。
そのために私にできることを考えよう!
そう思えたのは、自分の学生時代の夏休みを通して、気持ちを整理することができたからです。
状況は変わっていないのに、気持ちの持ち方が変わると、これから何ができるか楽しみになりました。
この夏休み、息子が充実した日を過ごしてほしいという気持ちを伝え、それを応援したいと思います。
次は、田中さんです。どんな夏をお過ごしでしょうか?
奈良県/長野 環
2018年08月06日(月)
No.366
(日記)