ハートフルコーチの泣き笑い日記

日々の発見やつぶやきなど。

ハートフルコミュニケーションとの出会い


はじめまして。
リレーブログに参加させてもらうことになりました桜井と申します。大阪に住んでいます。20歳の長男、18歳の長女、15歳の次男の三人の子どもの母親です。どんな文章が書けるのか不安もありますが、新しい経験ができることにワクワクもしています。どうぞよろしくお願いいたします。

前回の楠野さんのお話は、お兄さんの人柄や行動を通して、人としての本当の強さを教えていただいたようで、ジーンと胸が熱くなりました。
「だいじょうぶ、だいじょうぶ、なるようになる。なるようにするのは自分自身」
不安になった時には目を閉じて、ゆっくりとつぶやいてみようと思います。そして周りの大切な人たちにも伝えることのできる人になりたいと思いました。

思い返せば私も人としての本当の強さを知りたいと思って、ハートフルコミュニケーションに出会ったのかもしれません。初回はハートフルコミュニケーションに出会った時の話をしたいと思います。

まだ結婚もしていない頃から、「親になったら子どもをいっぱい愛して、笑顔で見守る太陽のような母親になるぞ~!」とひそかに意気込んでいました。けれども子どもが生まれて気がついてみれば、家事をきちんとこなさないといけない、子どもは外で身体を使って遊ばせないといけない、やさしくて勉強もできる子に育てなければいけない、働くための準備もしたい、、、とあれもこれもしなくてはいけない、と勝手にいろいろな思いを背負い込んでいました。
毎日をこなすことに精いっぱいで、子どもに阿修羅のような顔を一日に何度も見せてしまう母親になっていました。思い描いていた子育てとどんどん離れていって子どもとの関係も悪くなって子育てを苦痛に感じる日々になってしまいました。

すがるような思いで子育ての本を何冊も読みました。本にはたくさんいいことが書いてあるのですが、毎日がいっぱいいっぱいだった私には、親はさらに努力しないといけないと言われているように感じました。また本に書いているように子どもをほめようとしても長続きしなくて落ち込むという悪循環に陥っていました。

そんな時に菅原裕子さんの「子どものこころのコーチング」に出会いました。
この本では、今やっていることを手放していきましょう、ということがいくつも書かれていました。親がするべきことを書いている本がたくさんあるなか、やめていきましょう、と提案している本に出会って心が少し軽くなったことを覚えています。
親が心配して先回りして口を出したり手を出したりすることはやめましょう。子どもが自分で心の中で葛藤して行動するという大切な成長する機会を奪っていますよ。子どもの問題は子どもに返しましょう、と提案していました。
また子どもに教えることは、愛すること、責任、人の役に立つ喜び、の3つだけでいいですよ、それさえ教えることが出来たら子どもは植物が水をあげたら種から勝手にすくすくと育つように子どもは育っていきますよ、というとてもシンプルな内容でした。そしてそれらを裏付ける理由もストンと私の中にはいってきました。
本当に大切な3つのことを教えられる親になりたい、子どもといい関係になりたいと強く思いました。ホームページから講座が行われていることを知り、思い切って申し込むことにしました。講座の内容は、私にとっては目からうろこの話ばかりでした。

しかし、頭では理解できてもすぐに変わることができない自分に何度も歯がゆい思いをしました。それでも講座の中のグループワークで、ないと思い込んでいた私と母との間のあたたかいエピソードを思い出すことができたり、講座で学んだ素敵な考え方を自分の中に少しずつ取り入れたりすることができました。またコーチングをしていただく機会が度々あって、私のとりとめもない悩みを何度もあたたかく受け止めてもらう体験もできました。
このような体験を繰り返しているうちに、知らない間に少しずつ変わっていくことができました。

初級の講座を初めて受講してから約8年が経ちました。今でも壁にぶちあたることはしょっちゅうありますが、子ども達のことを愛おしく感じ、ちょっと変わり者の自分のことも愛おしく思えるようになりました。少しずつ新しいことにチャレンジしたり、日常を大切にしてこれからも変化できることを楽しんでいきたいと思います。

次は大下さんですね。初めてのたすきを渡させてもらいます!

大阪府/桜井美紀 





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