ハートフルコーチの泣き笑い日記

日々の発見やつぶやきなど。

モノクロの世界からこんにちは


はじめまして。千葉県在住の中溝浩子です。小五の双子女子がおります。
大下さんのお話を伺い、我が家の大学受験はまだまだ先ですが、受験生の母の心構え、しかと心に刻みました。どうかお子さんの希望どおりサクラが咲きますように。

さて、初回ですので、私もハートフルコミュニケーションとの出逢いについて書きたいと思います。
私がハートフルコミュニケーションに出逢ったのは、双子が年少のころです。
私は、都内でフルタイム勤務。近所に住む両親の助けはありましたが、べったりと甘えられる親子関係でもなく、頼みの夫は戦力外(自由人でアテにならない)、義父母からも協力を得られませんでした。

初めての子どもが双子。夫婦協力して戦友となっていくのだろうと思っていたのに。夫サイドから放たれた言葉の数々が受け入れ難く、どうして私だけがこんな目に遭わないといけないの? 私ひとりで双子を養っていけるだろうか、フルタイムでも十分に愛情を注げるだろうか、母親と父親、両方をバランス良くやらなくちゃ、家から一歩外に出たらいつも明るく元気でいなければいけない。
今振り返ると、自分の思い描いた理想の家庭像、理想の母親像で自分の首をしめていたのだと思います。
落ち込んで愚痴も多くなり、私なんかと一緒にいてもつまらないだろうと引きこもる。どんどん本来の自分の姿からかけ離れていくのも息苦しい。次第に周りの景色から色がなくなり、深い深い海の底に沈んでいきました。

こんなズンドコの私を見かねた友人がハートフルセッションに誘ってくれました。私は号泣しながら延々と・・・。
ハートフルセッションではどんなことを話しても、否定や批判はされません。安心して思いの丈を話すことができました。他の参加者から「がんばりすぎだよー」と労われ、「うちもワンオペだよ」と、同じ悩みを持つ者同士、気持ちをわかってもらえるのがうれしい。やっと水面から顔を出し、プハーと息を吐くことができました。
「辛い思いをしているのは、私ひとりじゃない。みんなそれぞれ事情を抱えながら頑張っている。私ももう少し頑張ってみよう!」と勇気をもらい、「こんなつまらない私でも受け入れてもらえる場所がある。居場所があるってなんて温かいのだろう」と、固く冷え切った心がどんどん解きほぐされ、セッションの回数を重ねるごとに元気をチャージしていきました。
同僚を誘ってランチに行ったり、部活OBの集りに顔を出すまで回復。「元の自分を取り戻しながら、楽しい!と思える日を続けたい。そんな日がずっと続いたら、ずーと楽しい人生だったと最期の日も迎えられる」と考えるようになりました。

こうして、最初はモノクロだった周りの景色がだんだん色付き、自分でも筆を持ってみようかと思うようになりました。
自分が味わった心地よさを双子にも。子どもを丸ごと受け入れて居心地のよい場所を作る。私は振り返ったときにずーと楽しかったと言える人生を、双子女子にとって身近なモデルケースとして生きて行く。ここから私の育児&育自が始まりました。

「ひとりじゃない」って素敵なことね〜♪
ハートフルコミュニケーションに出逢って、そう実感できました。
私は色付いた世界でまた走り出しました。この先どんな景色が待っているのか、私自身もどんな色を加えることができるのか楽しみです。
それでは、本藤さんにタスキをお渡しします。

千葉県/中溝浩子 





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