ハートフルコーチの泣き笑い日記

日々の発見やつぶやきなど。

初春の学び


広島の大下です。
桜井さんと大学生の娘さんとのやりとりを読ませてもらいながら、現在小学1年生の私の娘が大きくなったときはどうなるかな、と思いました。
子どもの成長に合わせて、お互いにとってほどよい距離をみつけていきたいと思います。

さて、受験シーズンですね。
高校受験や大学受験には遠く及ばないのですが、昨年末、私はあるライティングの試験を受けました。
50名ほどの仲間と一緒に1カ月間の講座を受けて、最後に検定を受けるものです。
そして、結果は不合格…。
一緒に受けた仲間の半数は合格でした。本当に悔しかったです。
最初は不合格の知らせが信じられず、通知のメールを二度見、三度見しましたが、やっぱり結果は変わりません。
あまりの悔しさにそれから数日は立ち直れず、家事をしているときも夜寝ているときも、「不合格だった」という事実が頭から離れませんでした。

そんなとき、ふと思い出したのが次男のことです。
次男は昨年大学受験をして本当によく頑張っていたのですが、第一志望には合格することができませんでした。
彼が毎日、夜遅くまで頑張って勉強していた姿を見ていたので、とても残念でやるせなく、がっくりと力が抜けたのを覚えています。
家族の前では落ち込んだ様子を見せなかった彼の心の内を思うと、今更ながら胸に迫ってくるものがあり、
「ああ、彼は不合格を知ったとき、こんな気持ちだったのかな」と思いました。
そういえばあのとき、次男が落ち込んだ様子を見せなかったのはどうしてだろう?
心の中では悔しかったと思いますが、改めて思い返してみると、センター試験で実力が出せなかったことで「不合格かも」と心の準備ができていたこと。
また「やるだけはやった。やりきった」という思いが、彼の落ち着いた姿につながっていたのかもしれません。

そして改めて、私自身のこれからを考えました。
悔しい思いを十分味わったら、
「すごく悔しいけれど、このままでは終わりたくない」
「絶対再チャレンジして、どうしても合格しよう」
という思いが出てきました。
私がそのまま諦めてしまわずに「もう一度チャレンジしよう」と思ったのには、1カ月間の講座の間、私の指導をしてくれたライターさんの存在があります。
いつも私の文章の良いところを認め、毎回丁寧に時間をかけて親身に指導してくださったので、どうしても合格して恩返ししたい、と思ったのです。
あと、私自身負けず嫌いなところがあるので、同じ受講生のみんなに先を越されたままでいたくない、という思いもありました。
そして、1月初旬に再受験。
改めて受けたことで、前回私が合格しなかった理由がよくわかり、「不合格だったのも当然だったな」と納得できました。
それがわかっただけでも、もう一度チャレンジしてよかったと思います。

その後1週間ほど過ぎ、突然、待ち望んでいた合格通知が届きました!
本当に嬉しかったです。
前回不合格だったことはとても悔しかったけれど、今回改めて学びなおせたことや、自分の至らなさがわかったことは本当に大きな学びとなりました。
まだまだ未熟なところばかりですが、これからも楽しみながら勉強していこうと思います。

この1年、コロナ禍の中で頑張ってこられた受験生のみなさんとご家族のみなさん、本当に大変だったことでしょう。
ですが、あともう少し。
どうぞみなさんがベストを尽くすことができますように。心から応援しています。

それでは、千葉の中溝さんにタスキをお渡しします。

広島県/大下倫子 






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