ハートフルコーチの泣き笑い日記

日々の発見やつぶやきなど。

目には見えない気持ち・・・


東京の山田です。本藤さんのどんな時にでも、息子さん達を信じて応援しようという姿勢に私も男児2人を育てる母として、いつも共感とエールを贈りたい気持ちになります。

今回は、私も次男(6歳・保育園年長)のことについて書きたいと思います。
この1年はコロナ太りもあり、ふっくらとまん丸顔となった次男。少々不思議ちゃんで独特のこだわりもありますが、愛想の良さもかなりのもの。近所にある昔ながらの商店街で店番をするおじちゃん、おばちゃんを「僕の大切な仲間達♡」と呼び、保育園からの帰り道では「今日もお仕事、お疲れさま・・」と声をかけて回ります。タバコ屋のおばあちゃん、お米屋のおじちゃん、乾物屋のおじいちゃんは特に次男にメロメロで、時には果物やお菓子などたくさんのお裾分けを頂いたりもします。ちょっとした下町アイドル?気取りです。

そんな次男ですが、少し前までは自分に自信がないことも多くありました。こだわりが強い分、思い通りにいかない、できないと思った時の落ち込み様も激しく「どうせ、僕はさ・・」「ふんっ、もういいよ!」とすぐに自分の殻に閉じこもるのです。そうなるとかなり面倒くさい・・。本人としては気持ちを受け止めて欲しい・・でも素直になれない。
そんな時に次男がとる方法といえば、自分とは別の存在、例えば・・猫(笑)になりきり気を引こうとします。しばらくいじけていた次男が気持ちを立て直すべく「ニャーオ♪」と可愛らしく鳴きだすと、私はすかさず「あれっ、ネコちゃんの鳴き声がするな〜。お母さんの所にきてくれると嬉しいな」と言って待ちます。すると、猫になりきった次男が「ミャ〜オ♪」とすり寄ってきて、自らネコ語を通訳し始めます。

「あのね、ネコちゃんが頭を撫でて欲しいって・・」「可愛いネコちゃん、よしよし・・」「ゴロニャン♪ 嬉しいって言っているよ」「あーよかった。そうだ、ネコちゃん。さっきね、(次男)がふん!と怒って行ってしまったのだけど、どうしたのだろうね」「ニャニャ、ニャーオ♪ あっそれはね、ブロックで作りたい物があったのだけど、上手くいかなくてお母さんに見てもらいたかったみたいよ」「そっか・・、(次男)はブロック上手だし、いつも頑張って作っているから大丈夫と思っていたけど見てほしかったのね・・」「じゃあ、もう一度作ってできなかったら手伝うよって、伝えてくれる?」「(頷きながら)ミャンミャン♪」
そんなやり取りを続けると、だんだんと素に戻り、「お母さん、ギューってして・・」と甘えてきたりします。前世は猫だった?!と思うほど、猫の仕草を真似るのが得意な次男。次男にとって猫は「気高さがありつつも甘え上手、ゴロニャーン♪の鳴き声一つで膝の上に乗って可愛がられる」、そんな理想形態なのかもしれません。

他のパターンも含め、実に面倒なやり取りをこれまで何度となく繰り返してきました。私に気持ちの余裕がある時はまだしも、夕飯時や家事に気を取られている時などは、正直イライラすることや、勘弁してくれ〜と思うことも多くありました。
しかし今年に入り、そんな次男とのやり取りが少しずつ変化してきたのです。
きっかけはボードゲームでした。元々私が児童館の指導員だったこともあり、我が家には多くのボードゲームがあります。現在小6になる長男とも色々なゲームを楽しんできました。保育園でも年長組になるとU N Oやオセロ、トランプなどルールのある遊びが流行りはじめます。今までは興味を示さなかった次男も急に楽しむようになりました。特にオセロ、挟み将棋、マンカラ、ガイスターなど2人対戦のボードゲームを好む次男、それは私と2人きりのラブラブな時間を過ごせるから(笑)。根は甘ったれなのです。
が、そのラブラブの雰囲気とは裏腹にゲームにおいてはなかなかの戦略家、あの手、この手を使ってきてはかなり手強い。物にもよりますが、子どもと互角に勝負ができるのもアナログゲームの良さです。そして私に勝利した時には、自分の立てた作戦を意気揚々に語り、負けた時にも、「こう思ってやってみたけど・・」と敗因を分析するのです。

長男の時は負けると悔しくてヘソを曲げることも多かったのですが、次男は負けた時も潔い。そして一言、「あのね、僕はこうして色々と考えたりするのが好きなんだよね」。
これには私の方が思わず「へぇー!!」と次男に対する新たな気づきでした。我が家は6歳差兄弟なので、次男にとっては、身体の大きさ、食べる量をはじめ、足の速さも戦いごっこも・・長男に負けてしまうことは当たり前。だからこそ「どうしたら長男のようになれるか・・」憧れと共に、負けから学ぶことが常なのかもしれません。そんな次男が思考力を少しずつ身につけボードゲームで勝つ。それは大きな喜びと自信にも繋がっているようです。
「じゃあ、(次男)が考えていることをお母さんはちゃんと聴かないとね」と、それからはゲームをしながら色々な気持ちを聴くようにしました。すると猫にならずとも次男は饒舌に語るのです。
「僕はね、将来お金持ちになりたいと思っている・・」「本当はバカにされるのが、すごく嫌・・」「考えるのは好きだけど、字や絵をかくのは苦手」
今まではつい目に見える状態で判断をして、次男のことを理解しているつもりでした。でも心の中にある気持ちは決して目に見えないことも多い・・そんなことにも改めて気づきました。

また、時同じくして保育園の保護者会でも「良い子=勉強ができる子」とは思わないでくださいという話がありました。小学校側からも新1年生の保護者に強く伝えてほしいと言われていることだそうです。
たとえ勉強がよくできたとしても、自分の気持ちを伝えることができないのは一番困る、トイレに行きたい、給食の食べられる量、自分ができること、できないこと、お友だちにされて嫌なこと、自分の思いを自分の言葉で伝えられることが大切・・・確かにその通りだと思いました。特に入学前のこの時期は、出来ている、出来ていない、と目に見える形で判断をしがちです。ですが、この時期だからこそ、次男がどんなことを考え、どんなふうに思っているのか、たくさん話を聴いて、その気持ちをどのように伝えていくと良いかを一緒に考えていくことも大切だと思いました。
長男と次男、兄弟でも違う個性や成長の仕方があること、それに対して親のサポートも変えていく必要性があることを感じています。

それでは今回はこの辺で、新メンバー小林さんにタスキを繋ぎたいと思います。

東京都/山田由佳 






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