ハートフルコーチの泣き笑い日記

日々の発見やつぶやきなど。

目を離さず、心を離さず


★★★ 第6回 オンライン・ホッとカフェのご案内 ★★★
 【日時】2021年5月8日(土)10〜12時
 【参加費】無料
 【方法】オンライン(ZOOMを使用します)
 【お申し込み】
こちらのフォームからどうぞ
日記を読んで聞きたくなったことや話したくなったことを菅原裕子や執筆コーチたちと語り合うオンライン・ホッとカフェ。今回取り上げるのは こちらの日記です。
読んで感じものがある方、日頃どこか窮屈に感じている方、越えられない”壁”の前にいる方。リフレッシュしにいらっしゃいませんか?
※ 前回までの様子はこちらでお読みいただけます。
★★★★★★

東京の山田です。
本藤さんのアメリカ留学で得た経験が自信という財産になったお話、とても共感しました。
私もかつて1ヶ月ほどでしたが単身イギリスへ。初めて見るビックベンに心を奪われた記憶と共に若き日のアドベンチャーが懐かしく思い出されました。

さて、我が家の2人の息子は6歳差兄弟です。3月、4月は卒・入学が続き長男は中学生に、次男が小学生になりました。特に4月に入ってからの数週間は2日連続の入学式に始まり、それぞれの書類書きや持ち物の確認、保護者会、部屋の環境整備など、思っていた以上に親の私の方が気忙しい日々でした。ようやく新たな生活リズムに少しずつペースを掴みはじめてきた感じです。

そのようななか、ふと思い出した「子育て四訓」。長男の中学校の保護者会資料でも目にしました。
‘児はしっかり、肌を離すな。⇒鳥は肌を離せ、手を離すな。少年は手を離せ、目を離すな。だ椎は目を離せ、心を離すな。
シンプルな言葉ながらも、子どもの成長と共に親子の距離感を考えさせられます。

小学校1年生となり少年期に入ってきた次男。体格もよく堂々たる風格もあるのですが、意外にもガラスのハートの持ち主です。入学式の道すがらでは、「ドキドキするね・・ドキドキするよ・・」と私の手を握りながら、何回も、いや何十回も呟き続けていました(笑)。
次の日、一人での初登校も「お母さん、大丈夫・・僕はちゃんと行けるから」と自分を励ますかのように何度も宣言する姿に「学校まで一緒に行こうか・・」と何度も言いかけました。しかし、本人の「ひとりで行く」という気持ちを大切に、ここは手を離していこう・・とベランダから見送りました。一度だけ私を見上げ手を振ると、その後は振り向くことなく真っ直ぐと歩いていく次男。その後ろ姿に親の手を離れていく少しの寂しさを感じました。
そして下校時刻。「ここで待っていて欲しい・・」と言われた場所に出迎えにいくと、「おかあさん!ちゃんと帰ってきたよ」と自信たっぷり気。帰宅後はおやつを食べながら学校での出来事を色々と話してくれました。
その後も一人ずつ増えていくお友だちの名前、先生の話や読んでくれた絵本が面白かったなど、楽しかったことをたくさん話してくれる日もあれば、「友だちにデブって言われそうだよ・・」「鉄棒の逆上がりができないから、バカにされたら嫌だな・・」と愚痴をこぼすこともあります。そして最後に「ギューってして」と言ってくることも。そんな時は「どんな(次男)でもお母さんは大好きだからね」と思いっきりギューっと抱きしめます。すると安心するのか遊び声がいつの間にか寝息に変わっていることも・・。
まだまだ不安や緊張を抱えながら、学校では何事にも全力を出し切り頑張っている姿が思い浮かびます。そんな次男の頑張りとガラスのハートから目を離さず見守っていこうと思います。

一方、中学校1年生となった長男は少年期から青年期へ移り変わる時期に入ってきました。
6年前は次男と同じようにドキドキしながら小学校生活をスタートさせ、同じようにおやつを食べながらたくさんの話をしました。次男以上に慎重だった長男はなかなか私の手から離れようとしなかった時もありました。その時も「どんな(長男)でもお母さんは大好きだからね」と楽しさも不安も悩みも共有してきました。そして本人の「やってみる」「やってみたい」というタイミングで手を離していったことが懐かしく思い出されます。

そんな長男も制服に袖を通した途端、思春期が一気に到来!? 「わかった、わかった」「あとでやるから・・」「どっちでもいいよ・・」「そんなの、わからない」。何気ない物言いにも距離感を感じるようになりました。
生活全般において気になること、目に付くことをあげたら小言ばかりが増えキリがありません。サッカーチームの連絡手段として、4月からスマホを持たせることにもしました。しかし、スマホから波及する友だちとのコミュニケーション、情報の収集、ゲームやアニメの推しキャラ?の嗜好、様々なことに世代間ギャップを感じているのは私の方。大丈夫かな・・と今まで以上に戸惑い心配になることもあります。正直、目が離せないことが増えた気もします・・。
親が絶対的存在であった時には素直に受け入れてくれた言葉も、今は激しい言い争いの元になります。中学生になりより広い価値観に触れていく時の不安、今までのようには甘えることのできない自尊心、新しい環境で長男の気持ちが揺れ動くのを手に取るように感じます。そんな時には親の言葉が力を持たなくなるのもごく自然なことだと思います。もちろん、私の中でも葛藤は起こりますが、だからと言って心配や監視する目を強めるのではなく、逆に今までの積み重ねを信じて見守ること・・と言い聞かせています。そして長男の方から何気なく肩を寄せてくる時には、そっと頭を撫でたり、背中をさすったり、「どんなことがあっても味方でいるから・・」と、たとえ言葉にしなくても無言のメッセージやエールを送りたい、そして時には「大好きだよ・・」、その一言を添えて心が離れていないことを伝えていきたいと思います。

6歳差兄弟、改めて子どもの成長過程を感じています。
かつては私自身も同じ成長過程をたどってきました。時代背景やそれぞれの個性の違いがあるとしても子どもの本質は変わらない・・と、私は思っています。柔軟で豊かな発想力、突拍子もない創造性や鋭い感受性、面白いと感じることには理屈抜きで夢中になる無邪気さ、聞き分けが良いのか悪いのかわからない曖昧さや、天使にも悪魔にもなる両面性・・時には大人や社会への理不尽さも感じながら、少しずつ自分を作り出していこうとするエネルギッシュな気持ち。その本質のままに過ごした時間を今はとても愛おしく感じています。
息子たちにもそんな時間を大切にして欲しいと思っています。そのためにも、それぞれの成長に合わせて目を離さず、心を離さず・・親子であっても程よい距離感を保ちながら、子ども自身が育っていく力を見守っていく1年にしたいと思っています。
それでは今回はこの辺で、小林さんにタスキをお渡ししたいと思います。

東京都/山田由佳 



2021年04月26日(月) No.509 (日記)

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