ハートフルコーチの泣き笑い日記

日々の発見やつぶやきなど。

夜ふかし息子との春からの約束


石垣さんの2年間の集大成のブログ、今回も自分に照らし合わせてふむふむと読ませていただきました。

東京の平沢です。春は、節目の季節。わが家の次男も、4月から高校2年生に進級です。
そんな彼の悩み(というか、私の悩み)と言えば――朝、起きないこと。
夜ふかしがすっかり習慣となり、朝はなかなか起きられない。毎朝、私が何度も声をかけ、最終的には布団を引っぺがして無理やり起こす。正直、もうウンザリしてました。
「このままじゃいけない」と思い、“自分で起きる”を目標にしようと提案しました。そして、2年生に進級する前の春休みに、親子で話し合うことに。

迎えた春休み。
お互いフラットな気持ちで話せるよう、時間のゆとりのある休日を選び、朝食後のリラックスした時間に話を切り出しました。穏やかな雰囲気だと、話も引き出しやすくなるというものですから。雑談しつつ、頃合いをみて、いよいよ本題に。

「どうすれば自分で起きられると思う?」
と聞くと、息子の答えはとてもシンプル。
「早く寝る」
まあ、確かにそれは正しい。
「じゃあ、どうすれば早く寝られる?」
「がんばる」

…出ました、「がんばる」!
こういう質問をすると、大体、はじめに出るセリフなのよね。「がんばる」とか、「なんとかする」とか、「わかんない」とか⋯ このパターンは織り込み済み。
漠然とした“がんばる”では変化は起こせません。なので、もっと具体的な理由や背景を探るべく、質問の角度を変えてみました。

「今、何時に寝てるの?」
「1時くらい。スマホ見てる。楽しいから」

なるほど、スマホかぁ。楽しいものをやめるのって、大人でも難しいもんね。
次男は続けて言いました。

「寝るのが楽しいと思えたら早く寝られるかも。でも、小学生の頃から塾が遅くて帰宅が22時くらい。そこからお風呂入ってご飯食べてると、寝るのが12時過ぎるのが習慣になってる」

ああ、なるほど。これはもう「夜ふかし癖」じゃなくて、「夜型生活が定着してる」ってことなのね。
根は深いぞ……。

「早寝は必要なことだけど、楽しくない」

そんな言葉も出てきました。たしかに“寝ること”にワクワクを感じられる人って、そう多くないかも。
だから私は言いました。
「じゃあさ、とりあえず“朝、自分で起きられる方法”を考えてみようか」

すると少し考えたあと、彼が出した案はこうでした。
「目覚ましをいつもより10分早くセットしてみる」

おお、なるほど。“夜ふかしを改善する”前に、まず朝のアクションを変えてみようという発想。それ、悪くないかも。
いきなり「22時就寝」なんて理想を掲げても、習慣はそんな簡単には変わりません。でも、「ちょっとだけ早く起きてみる」という小さく具体的な行動からなら、できそうです。

というわけで、早速、月曜日から行動を開始し、1週間が経過した今。
結論から言うと、一人で起きてこれるようにはなっていません。でも、ひと言「朝ごはんできたよ」と声掛けすれば、もぞもぞ起きてこられるようになりました。

すぐに劇的に変わるなんて思ってません。だって、習慣ってそんなに甘くないですもんね。私だって、夕食後のお菓子習慣をやめたいけどやめられないのですから。それでも、布団をひっぺがして起こしていた時と比べると、かなりの前進! 私のストレスも半減です。

思うに、「どうしたらできるか?」を一緒に考えたこと、「自分で起きる」という目標を次男が自分で立てたこと、これは楽しい作業だったなぁと。おしゃべりが好きな次男も、こうしてやりとりをしながら行動目標を考えたひとときは楽しかったのではないかしら。
なので、「10分早く目覚ましをセットしてみる」という行動が効力をなくしたとしても、また一緒に次の行動目標を考えるのも、それはそれでよいのかも!と思えます。
この春、彼がどんなふうに変化していくのか、楽しみな私です。

では、このあたりで、次なる菅原さんにバトンタッチ!

東京都/平沢恭子 



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日記の筆者もそうでした。そして、諦めている自分に気づいたところから、変化を起こしていきました。分岐点は、自分で選ぶこと。

春は、新しく出会うもの・ことの多い季節です。この機会に、“自分で選ぶ”効果を日記の筆者と一緒に考えて、あなたの“これから”に活かしてみませんか。

前回までの様子は、こちらでお読みいただけます。

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2025年04月21日(月) No.722 (日記)

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