ハートフルコーチの泣き笑い日記

日々の発見やつぶやきなど。

承認の好循環?


こんにちは。東京の小原です。
今回から泣き笑い日記の執筆メンバーに仲間入りしました。どうぞよろしくお願いします。

我が家は高1の娘と中2の息子、単身赴任中の夫と私の4人家族です。
今日は、娘の一言に強く勇気づけられた体験について書いてみようと思います。

それは3年ほど前のこと。当時の私は、新しく始めた仕事に加え、息子の中学受験やスポーツの習い事のサポートなどで、それなりに忙しい毎日を送っていました。
でもそれよりも前はフルタイム勤務の総合職で、持ち帰り仕事は当たり前。育児・家事を終えてから深夜にパソコンに向かう生活をずっと続けていたこともあり、それと比べれば大したことはないと思っていました。

ある日、娘と夜ご飯を食べ終わってリビングで話をしていた際、娘が「お母さんってほんと忙しいよね。」と言うので、
「そんなことないよ。前の会社の時に比べたら今はそんなに忙しくないよ。それに世の中のお母さん達はもっと忙しいと思うよ」と私が返すと、
「他のお母さんのことじゃなくて、東京都〜(以下我が家の住所)に住んでいる○○○○(私のフルネーム)のことを言ってるの! だってさ、お母さんは毎朝早起きしてお弁当つくって、ごはん作って、片づけて、洗濯して、掃除して、自分の勉強もして、仕事に行って、帰って来たらまたごはん作って、片づけて、塾のお迎えに行って、私たちの話を聴いてくれてさ。十分忙しいよ。気づいてる?」と。

私はこのやりとりを今でも鮮明に思い出すことができます。なぜなら、私がハートフルコミュニケーションで学んでいた「承認」そのものだと思ったからです。そして娘の言葉はなんてパワフルに私を勇気づけてくれるんだと、いたく感動しました。

特に私が勇気づけられた点は2点あります。
ひとつ目は、私をあくまでも個人として、唯一無二の存在としてみてくれていること。

娘はそもそも人を一般化し、主語を大きくして語るのが好きではありません。とりわけ”普通”という言葉が好きではなく、「普通の人は〜」などと私が言おうものなら、「普通って何?」と必ず返してきます。人にはそれぞれ異なる事情や価値観があるから、一つの属性が同じというだけで一緒にして語るのは納得がいかないそうです。個性を大事にする彼女の気質の影響もあるかもしれません。
人と比べるのではなくオンリーワンの存在として語ってくれることが、受け手にとってこれほど嬉しいことなのかと実感できました。

ふたつ目は、私が日々行っていることを具体的に事細かに伝えてくれていること。

まず、娘が私の日常をよく見てくれていたことに驚きました。まったく関心がなければここまで細かく出てこないだろうと思うとさらに嬉しさが込みあげてきました。そして「がんばれ」といった直接的な応援メッセージがなくても、具体的な事実を伝えることそのものが承認になるということを身をもって知りました。

次に出て来た疑問は、「なぜ娘がこういったメッセージを私に伝えてくれたのか?」ということ。
この問いに対する答えの真相はわかりませんが、もしかしたら、私自身が子どもたちのできていることを探し、承認メッセージを伝えることを意識していたからかもしれません。
私はちょうどこの出来事の約1年前にハートフルコミュニケーションに出会い、日常の生活の中にちょっとした工夫を取り入れ出した頃でした。もし本当に『承認の好循環』が起きていたのだとしたら・・・これ以上嬉しいことはありません!

さらに、娘が私に住所と名前を特定してまで伝えてくれた理由のひとつは、「そろそろ休んだら?」のサインだったのかもしれないと推測しています。
私は自分でも休むことが苦手だと自覚があるほど、何もせずぼーっとすることに罪悪感を覚えるタイプです。それが原因で体調を崩すこともこれまで何度か経験しています。そのたびに反省するのですが、この”忙しさ”に対する私の考えはなかなかの頑固者で、Todoが頭の中にたまっていくと“忙しいモード”がONになり休むことが疎かになってしまいます。
私がこのモードに入ると娘はすぐに気づき、そして私に力を抜くように促してくれます。娘からの言動でハッと気づき、深く息を吸うことができるのです。娘には頭が上がりません。

この出来事を機に、私は子どもたちに恩返しをしようと思うようになりました。娘が私に伝えてくれたようなパワフルな承認メッセージを私自身も彼らに伝えていけるように、これからも観察や伝え方の工夫を続けていこうと思います。
 

それでは、次の菅原さんにバトンをつなぎます。

東京都/小原由佳 





 

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