止めたい私を止めたい
こんにちは。
夏休み、わんぱくな子どもたちと賑やかな毎日の安部です。
ここ2年程、気になっている夫と次男6歳の関係性。夫は兄弟喧嘩をしている次男にいつも威圧的に対応するのですが、そうなると次男はヒートアップ。大声を出して拳を振り上げ反撃、最後は「父ちゃんのバカ!!」と言い放ち、ひとり2階へあがり泣き叫ぶ。そのあとしばらくして落ち着いたかと思えば、夫へまた向かうのです。
その流れを私は見ていられない。威圧的に叱る夫を思わず止めたくなる私がいます。
ついつい夫に「兄弟喧嘩は大ケガしないなら、見守っておいたらいいよ。」「そんなにきつく言うと彼の場合、、」なんて言ってしまい、夫が私に対しても腹を立てるというパターンができていました。
一方で、夫の言いたくなる気持ちも分かります。
食事時の兄弟喧嘩、大皿に盛られた野菜炒めのお肉ばかりを食べる三男に「野菜と一緒に食べや!」と自分もお肉をたくさん食べたい次男。それでも野菜を食べない三男に「じゃあ、三男はデザートなしな!」「野菜も食べな大きくなられへんで、そんなんもわからんのあほやな。三男なんてバカバカさーん」
そんな言葉に負けじと三男が言い返すと、次男が手を出してしまう。
次男の自分の正しさを通したい気持ちからつい意地悪な言い方を執拗にしてしまうところや3歳の三男に容赦ない厳しさで導こうとするところ、最後には手が出てしまうところは、ちょっとちょっとと言いたくなるところ満載。
私も何度も次男の言動に「もっと優しく伝えてあげて。」と声をかけたことがあります。その時に「俺だって練習してるねん!」と涙ながらに返され、次男のこれまでの成長を思い出しました。
自分の怒りをコントロールするために、人から離れ、ひとりになれる場所で静かに自分のお腹を触って意識を集中させるような行動をとってみたり、弟の目線まで屈んで目を合わせて優しい口調で声をかけてみたり、手を出しそうになったら私に話しにきたり、たくさんの試行錯誤をしていました。今では拳を握りしめぐっと堪えて、手を出すことはかなり減ってきているのです。
そんな次男の成長を夫とも共有し、これから同じような事があった時にどうしていくかを話し合ったこともあり、余計に夫の方を止めたくなるのかもしれません。
けれど、ハートフル養成講座に参加して、夫を止めたくなる私を止めたいと思うようになりました。
次男を叱っている夫は、私が入ることで私にも腹が立ち、親子のやり取りから夫婦喧嘩に発展してしまう。
私とやり合わなくてはいけなくなった夫は、次男に伝えたかったことと向き合えない状況になってしまう。次男と夫の問題に私が入ることで、問題を複雑にしてしまっていました。夫と次男はそれぞれに、付き合い方をお互いの関係性の中で学んでいる最中であると知ったからです。
そう知ったあとも分かってはいるのに何度も夫を止めようと声をかけたり、その場は何も言わずに過ごしてもあとから余計な言葉をかけてしまったりと悶々としていました。そんな時、そもそもどうして私はこんなにも夫と次男のやり取りを止めたくなるのだろうと考えるようになりました。次男と夫の関係が悪くなるのではないかと不安に感じたり、夫が冷静に対応してくれたら、次男も落ち着いて話をきくことができるはずだと思っている私がいます。
そして、夫の叱る時の表情が幼い時の私を叱る母の表情にそっくりだという事も私の心をざわつかせる大きな要因でした。
息子を叱る姿を私は見ていられなかったので、ずっと目を背けていたのですが、ふと夫の表情が目に入ったとき、唇をきゅっと内側に巻き込み目は怒りに満ちていました。その表情があまりにも母と一緒でドキッとしたほどです。そして、じわっと心の中で「嫌だ」という気持ちが広がりました。
さらにそこへ、私の思い込みも重なっていきました。
・夫は次男を理解していない。
・次男は父親に理解されずに可哀想だ。(私には次男にだけ厳しいように見える)
・私の母は私を理解してくれなかった。
この3つは、事実かどうかは分かりません。“私”というフィルターを通して見た世界。
次男に幼き頃の私を重ねて衝動的に止めたくなるのかもしれない。これが合っているかは分からないのですが、今のところ一番しっくりきていて、そう思うと夫を止める以外の別の行動ができるようになってきました。
最近、ふたりのやり取りを見ると思わずこっそりフフッと笑いながら「きたきた」と思えるようになりました。そのあと、しばらくして次男に声をかけ(幼い頃の私と共に)ハグをしてみると何が嫌だったかを話してくれます。そこで、夫に目を向けると「俺は悪くない」といった風にアイコンタクトで小さくぶつぶつと口パクで夫が次男に対する不満を私に分かるように投げかけてきます。それでまた思わず笑ってしまう。私が「ある意味対等やな。」とポツリと話すと「そうやろ、対等に接してるねん。」と冗談交じりの夫からの返事。その後、夫と兄弟喧嘩についての話になり、「私は毎日、(兄弟喧嘩)千本ノックを受けている。そこに週末だけノックを受ける人が来たら、そりゃしんどいよね。」と話したら、「それめっちゃ分かりやすいわ。」と納得していた様子の夫。千本ノックのおかげで、私は有難いことに兄弟喧嘩への耐性が夫よりかなりついている。そのあとの子どもたちがどうなっていくかも分かってきて、大丈夫だと思っている私がいる。さすがに私が疲れている時はよそでやって頂けませんか?と言ってその場を離れますが。
この事について子育て支援をしている方に話を聞いてもらった時、いつか子どもが「父ちゃん(母ちゃん)ってこういう人やんな〜」と笑って話し、親を越えてくる日がくるよと言われました。そうやって家族が互いに笑い話にしながらみんなでまるっと存在を受け止め合える日がくるといいなと思います。
次男はいつも我が家に多くの学びを与えてくれていると感じます。私がハートフルで学ぶきっかけをくれたのも次男。そのおかげでこの日記を書くことができる私がいます。私だけの視点でまずは夫を止めることが正しいと思っていたのですが、日記を書いていると家族みんなが成長しようと日々それぞれに奮闘している姿が見えてきました。驚きです。次男よ、ありがとう。
お次は小原さんにバトンを渡します。
大阪府/安部恵利華
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2025年08月18日(月)
No.740
(日記)


