ハートフルコーチの泣き笑い日記

日々の発見やつぶやきなど。

反発のわけは…


愛知県の藤岡です。

和木さんの「人を羨ましいと思うこと」の日記に、他の人がどう思うかでなく、自分が自分のために選ぶ「自分」でいたいな、そして周りの人の「その人らしさ」を見つけて、にこにこしながら過ごしていたいなと思いました。

さて、先日のできごとです。
私は思わずこう言っていました。
自分の母に「あぁしなさい、こうしなさい」と言われて、「うるさーい!!」

娘たちが思春期に入って以降、私が子どもに「うるさい」と言われることも時々あります。
そんな私が母に対して「うるさい」と発してしまったことに、自分でも笑えてしまうのですが、このとき自分の感じたことを深掘りすると、反発する子どもの側のことがわかるかなと思い、今回書いてみます。

どうしてこの言葉が出たかというと…
その日、母と私と娘(親子3代)とで食事作りをしていました。
母が「これやって」と言うので、任せてもらったと思って娘とやっていると、
「ここはこれを気をつけなさい」「これもやってね」
「手際よくやって」
…と、立て続けの言葉。
そのうえ隣で見られているのも、また何か言われるかと感じてプレッシャーです。

そして、「ここはこうするの」とさらに追加がきて(そんなにあれこれ言わないで!)という気持ちがついに噴火して、私の口から出た「うるさーい!」でした。

振り返ってみると、あのとき、
(その言葉を止めてほしい!)というとても強い衝動がありました。
(これ以上否定しないで!)
(指摘の言葉をいくつも受けてダメージになるから、やめて!) 

ダメージから私の心を守りたい、それ以上に、その場にいる娘の心も守りたいという感覚でした。
その衝動が「うるさい!」の言葉になって出ていました。

このとき、私が子ども側の立場で感じていたのは、
私をできない人と見ているから、こんなに言うんだ…と、自分自身が否定されているように感じる。
指摘の前に、まず今やっている自分のことを、認めてほしい。できているところを見てほしいのに。
自分を認めてもらえない、わかってくれていない…
かなしく、イヤな気持ちになる。
そして、反発や反抗したり、諦めたり、距離をとったり…の行動に繋がりがち。

その結果、娘が「あれこれ言われるのはイヤ、私は食事作りはやめておく」となってしまうとしたら、私はとても残念に感じます。
母のレシピを孫である娘に教えてもらって、いい部分を受け継いでくれたらすてきだし、娘が食事作りを楽しんで、好きになるといいなと思います。
何より、親子3代で一緒に食事作りをする時間ってとても貴重です。
だから、母の言うことは理解できるけれど、お互いが和やかにいられるように、娘がイヤに感じて距離をとってしまわないように、適度にしてほしいのです。

ですが、母は母なりに現在進行中の食事作りのことを考えているし、性格的にも、気になる点があると、それを言うんですよね。
例えば、手際よくやって、食事の時間が遅くならないようにしたい。
私は良いやり方を知っているから、あなたたちのためにアドバイスしている。
母の言うこともわかります。親としての私は、子どもに向かって同じような気持ちで言うときがあるから。

ところで、反発の出し方について、
どうやら私はだんだん溜まって限界を超えると噴火のように出るタイプのようです。
このような場面で、わが家の娘は、ポンポンと言い返すタイプの長女と、あまり言葉に出さないタイプの次女、と出し方が違っています。
ただ、黙っている子も、あれこれ言われるとやる気は急降下している様子で、心の中に溜っているのか、後で「イヤだった…」と言うことがあります。
ある意味で、言い返すタイプはわかりやすい。言葉に出さないタイプの子には、親が気づかずに言い過ぎることに要注意な気がします。

私が母の言葉に反発した、その心の奥には、こういう思いがありました。
娘と親(祖母)とが一緒に食事作りをするこの時間を大切にしたい。
母から私や娘が教わる関係性をこれからも続けたい。
母との関係も、娘のことも大切。

そんな“大切にしたい思い”を心の中に持っているのに、その思いを表現して伝える方法をうまく選べなくて、とっさに出たのが「うるさい」だったんだ、と気づきました。

わが家の娘たちも、多くの思春期の子どもたちも、きっと同じ。
「うるさい」という反発は、(やめて!わかって!)のかわりに懸命に発している、SOSのようなものなのかもしれません。
反発する心の奥には、うまく表現できないけれど、その子の大切にしたい思いがありそうです。

自分が発した「うるさい」の言葉から、子どもの側の思いに近づけた気がします。
子どもの持っている大切な思いはどんなものなんだろう?を知りたいなと思います。
そして、子育てを経験して親の思いも知った今の私なら、表現や伝え方を考えて、反発以外の方法で自分の思いを母に伝えることができそうです。

それでは、次の清瀬さんにバトンを送ります。

愛知県/藤岡 伸子 






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