ハートフルコーチの泣き笑い日記

日々の発見やつぶやきなど。

楽しい我が家


こんにちは、神奈川の松下です。
長崎さんの「何かあったときに素直に話せる母」でありたいという気持ち、とても共感しました。

先日8月25日に開催した泣き笑い日記「オンライン・ホッとカフェ」でも、
どうしたら親子で何でも話せる関係を築けるのか…ということが話題になりました。
我が家ではどうだったかな?と、思い出したことを書きたいと思います。

私はあれこれ考えるけど根は楽観的な性格で「大丈夫」が口癖、
それに対して今は大学生になった娘は元々完璧主義で超・心配性、
常に緊張しながら、周りの様子を観察しているような子でした。

自分を守ろうとするためなのか、時に周囲に対して強い言葉を投げかけることもあり、
同級生とのコミュニケーションが上手く行かない時期もありました。
特に小学高学年から中学校にかけて思春期を迎えたころは、
本人の精神状態も一番不安定だったように思います。
今聞くと、当時、周りの人はみな敵だと思っていたそうです。

思春期の頃も親である私とは特段こじれた関係ではなかったですが
私は仕事やライフワークの音楽活動で忙しく、
娘の幼少期と違って会話が少なくなりがちでした。

そんななか、
偶然参加した「コミュニケーションの目的と話す心得」というセミナーで、
家庭をどんな場所にしたいのかを考える機会がありました。
まずはコミュニケーションをしようとする意志を持つのがスタートで、
お互いに考えていることや感情を伝えあい、情報や経験を共有することで
創造的なひらめきが生まれる会話が理想…と聞き、
それは今必要なことだと思いました。

なんのための家族なのか、縁あって家族に生まれついたのだから
楽しく過ごせるに越したことはない。
小言ばかりやしかめっ面、つまらない顔をしたって暗い気持ちになるだけ。
ましてや我が家は2人暮らしなのだから
2人で笑い合い、助け合うしかないではないか…そう思ったのです。
それで、家はとびきり楽しい場にしよう、できることはなんでも徹底的にやってみようと決めました。

思春期はちょうど、親を一人の人間として見始める頃です。
親だって万能ではない、失敗もするし悩みもする。
そんな姿も見せて、お互い一人の人間として認めることができたらいいなと思いました。

まずは、朝起きたら必ずおはよう、と言って目を見てほほ笑み、
帰ってきたらお帰りなさい、寝る時はおやすみと、また目を見てほほ笑みます。
大好きだよ。あなたがいてくれて嬉しいというメッセージを込めて。
これは幼い頃からしてきたことですが、
娘の背が私より遙かに高くなっても、大げさに、毎回ハグしながら続けました。

気になることはイライラが昂じて爆発する前に、どうしてほしいか伝えました。
「自分の部屋は、自分が心地よいように整えてね。ママは何もしないから。
ゴミを捨てるなら月曜朝に玄関に出しておいて。
それ以外の共用スペースでの暮らし方は家のルールでお願いします。」

食卓の場では私の方から、
オープンに会話をすることを心がけました。
話す内容は「感動したこと」「うれしかったこと」などポジティブな会話をイメージ8割にして
「今日仕事でこんなことがあってね…」
「ママが高校生の頃はね…」
「初デートでトマトスパゲティは食べにくいからホワイトソースのグラタンがいいと思う!」
「この新聞記事は面白いと思うけど、どう思う?」などなど。
え、そんなことも話していいの・・・?娘はそう思ったかもしれません。
面白い話があれば2人で笑い転げ、「そういうことだったのか!」と娘の視点が鋭くて感心したり。

「楽しい場を作る」ことが目的で、特にレスポンスを期待した訳でもなかったのですが、
そのうちポツポツと娘もこんなことがあってね…と話してくれるようになりました。
それはもう、恋愛の話から進路の話まで様々です。
ひとしきり会話を交わしたところで、最後は私の「大丈夫、問題ないよ」で締めます。

今ではお互い何を話してもOKというか、
あたたかく通じ合うものが根底に流れている気がします。
根ほり葉ほり聞かなくても、しかるべきタイミングが来たら、
娘が話してくれるはずだから、という嬉しいおまけまでついて来ました。

先日娘から「心配されすぎないのが良かった」と言われました。
元々先が見えないと心配になってしまう性分の娘は、
心配されすぎると、今のままではダメなのかと思ってしまう。
かといってほったらかしでも不安になる。
心配性の娘にとって会話の締めの「大丈夫」はおまじないのようなもの。
その後の高校受験、大学受験も山あり谷ありでしたが、
フラットに話せる関係が出来ていたことで乗り越えられたように思います。

ちなみに大学生になった今は私が「大丈夫」と言うことはめっきり減りました。
中高生と違って進路や友人関係の心配事が減ったのか、
または「大丈夫」と言わなくても、自分で消化できるようになったのか。
その両方かもしれません。
「楽しい我が家」は少しずつ形を変えて続いています。

それでは、中泉さんにバトンを渡します。

神奈川県/松下いづみ





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