お金と子育て
奈良の清瀬です。
お金とどのように付き合えばいいのかが、わからないでいます。
現代において、お金には価値があるという前提で世の中は動いています。
私は育った環境、気質から「自分のことは自分でしなければいけない」という思い込みがあります。お金に対しても影響していて、自分で労働して、手に入れたら、自由に好きなことができると思っています。
それでも、社会に出て、そうでない人に出会うことで、それが全てではないと知り、お金によって、行動や気持ちに制限ができることを知りました。
また、教育は投資という私には無かった概念を知り、納得しました。
そんななかで、日常にあり、生きることと直結しているお金のことを、子どもにどのように伝えていけばいいのか迷いつづけてます。
ただ、お金がないからやりたいことを我慢したり、お金のためにやりたくないことをしたりとお金に振り回されるのではなく、主体的にお金を扱うようになってほしいと思ってきました。
小さい頃から子どもにはお年玉は全額渡して、収支をつける代わりに自由に使って良いことにしてきました。
きっちりつけることができず、曖昧なままでしたが、お年玉は使い切ることはなく、いくらかは貯めています。
「自分が何にどれだけ使ったのかは自分で把握してほしい、自分で決めて使えるようになってほしい」と、収支をつける意味を私なりに伝えてきました。
一方で「必要なもの」のお金は親が出すということにしていて、自由なお金と必要なお金が充分あると思ったので、毎月の小遣いは渡してきませんでした。
けれど、「必要なもの」というのも、私の立場と子ども立場は違い、曖昧でした。
三人の子どもたちのお金との関わり方は、三者三様です。
長男は不登校で生きる気力をなくしてから、好きなことだけをするようになりました。好きなことをするのは、お金が掛かることです。
そこで、バイトを勧めたら、知り合いの飲食店の皿洗いを始めました。店主から重宝がられ、感謝され、可愛がって頂き、気力もついて元気になってきました。
バイト代は映画を見たり、本やゲームなど好きなものを買ったり、従兄弟の誕生日にはプレゼントを用意します。
けれど、食事などの「必要」だと思うのは親に請求してきます。
長女はUFOキャッチャーでお金を使いすぎたり、ネットで安い服や雑貨を買いすぎたりした経験から、お金を使う時に慎重になりつつあります。
しかし、高校生にもなると友達も関係してきて使う金額が大きくなってきます。
また、お金も現金ではなく、カードやQR決済だったり、外出先での急な入用は私から子どもにスマホを通して送金したりしています。
そんななか、娘が急に「お小遣いがほしい」と言い出しました。
「お金がほしいけれど学校はバイト禁止、だからお母さんバイト、何かない?」
「もっと自由に使いたい」「お年玉は貯めておきたい」「けれど現金じゃなかったら使いすぎてしまう。」
そのようなことを伝えてきました。
とりあえず、価格、親に出してもらいたい必要なものはどんなものかなどの決まりことを決めて、いつでも変更できること、今までよりは小遣い帳をきっちりつけることを伝えて、月々の小遣い制度を始めてみることにしました。
そしてバイトについては、私が嫌だなぁ、邪魔くさいなぁと思っている排水溝の掃除、窓拭き、領収書の仕訳と入力をしてもらい、賃金としてお金を渡しました。
次男は部活の帰り、校則違反なのに、コンビニでアイスを買い食いしました。名乗り出るように言われても最後まで言わずに一緒に買った子に報告され、こっぴどく怒られたようです。そんな事実も後からママ友から聴くありさまですが、聴いてみると、暑いからアイスを買って食べたと当たり前のことをしたようでした。
登下校の時も、徒歩通学なのに、知らぬ間にバスに乗っていました。いざ必要な時にチャージが無くなっていて、電話で助けを求めて発覚するということもありました。
次男は兄や姉の大事なものを、好奇心から何度も勝手に取って怒らせます。長男、長女は私に文句を言ってくるので自分たちで解決するように言うと、戒めとして次男にお金を請求し、罰金を払わせました。
次男のそんな行為は幾分かは少なくなっています。
子どもたちそれぞれのお金との関わりを見ていると、親としてこんなやり方で大丈夫なのか不安になります。
人それぞれお金の価値観や概念が色々あり、また、急激な時代の変化でも、世の中の価値観や概念が変わり私自身がお金との付き合い方が定まらず、揺らいでいます。
お金の事は正解のないものだと思いつつ、私自身はあれこれ葛藤しています。そもそも、お金の事を考えすぎているようにも思います。
でも、お金があるということが幸せというものではなく、お金はツールでしかないこと。そして、お金は感謝するものという価値観は揺るがないし、伝えていってもいいと思っています。
子どもも色々考えているようで、そこには成長を感じます。
お金について話すことをタブーなこととせずに、子どもたちが自らどうしたいかを考え伝えてくれることは安心で、嬉しいことです。
子どもたちの今後の仕事、生き方、お金との付き合い方は一筋縄でいかないと思います。それでも、もう、答えがわからない時代なら、「お金があること」と「幸せ」はイコールではないという軸さえ持っていてくれれば、ある意味、どのようになっていくとしても楽しみです。
お金のことは、生きることと直結していて、心配がたくさんありますが、やはり、「信じて任せていく」のが大事なのだろうなぁと思いました。
奈良県/清瀬美穂
2026年02月02日(月)
No.765
(日記)


