事実と意見と私のフィルター
大阪の安部です。
中泉さんの日記にある「普通」という言葉。私も私の中にある普通という価値観をまず知ることから始めてみようと思います。
子育てをしていると、しばしばまわりの人からのアドバイスや励ましの言葉を頂くことがあります。
子どもを連れて買い物をすれば、「かわいいわね〜。大変だろうけど、頑張ってね」「今が一番いい時よ。大切にしてね」と声をかけてもらい、その言葉にとてもパワーが湧いてきたり、心救われるときもあります。有難いです。
ある日、子どもたちが私の実家へお泊りしにいくために向かっていたときのこと。次男が三男にすごく怒っていたので話を聞いてみようと側にいきました。
この時点で、私の心は少しざわついています。
次男が怒っているとき、私は苦手だという意識があります。
芯が強く、意見をはっきりと言えるタイプの次男は、怒るとさらに言葉も強くなり挑発的に出てきます。
彼の話を聴くというより、彼の感情を落ち着かせたいと思っていたのが、私の表情や言葉に出てしまっていたようです。彼はより興奮して、最終的には「俺を泣かすな〜!!」と私は敵になってしまいました。
私は聴くつもりだったのに、上手く聴けなかったことの情けなさを感じていました。そう思う自分もいるのに、私はあなたの話を聴こうと思って側に来た。睨まれたりするなんて悲しい、私は何も悪いことしてない! とイライラも感じていました。
そのまま実家へ到着。
母は私の様子と次男の様子を見て、「次男は甘えたくても上手く甘えられないんやから、もうちょっと考えてあげなさい。他の子は上手にあなたに甘えているけど、次男だけこの間もそうやった」と私に声をかけてきたのです。
私は思わずその言葉に「そんなの分かってる!」と大きく反応してしまいました。
母は次男と私を心配してアドバイスしてくれたのでしょう。しかし、私はとても否定的に受け取っていました。
母に私の育児を否定された。次男だけ愛情が足りてないと言われた。と感じていました。
私の中で次男の甘えをどう受入れていけばいいのかは彼が自我を持ち始めた時から考えていることで、トライアンドエラーを繰り返しながらここまできました。
そこを認めてもらえず、責められたような気がして、母と言い合う結果に。
「私が世界中の誰よりも一番彼のことを考えて、毎日毎日どうしたらいいか考えて行動している。たった一部だけを切り取って見て、そんな風に言わないで」と、気持ちが溢れるままに言葉にしていました。
これ以上、この場にいるともっと言いたくなるし、良い方向へ向かわない。落ち着くために外へ出ました。
母の言葉とその言葉に反応した自分を感じて、私は子育てで一番そこを気にしているんだなと気づきました。
それは自分が兄弟と比べて私だけ親に認めてもらえていない、私にだけ愛情が薄いと思っていた幼少期も関係していて、私は絶対に子育てで4人の子どもみんなに愛しているとそれぞれにしっかり伝えていきたいと日々過ごしている。
けれど、エニアグラムを学んで私自身の気質のことを知り、「親に認めてもらえてない、愛情が私にだけ薄い」というのは、決して事実とは限らない、私自身が「誰も私のことを理解してくれないんだ」というふうに捉えやすい気質なのだと学び、心が軽くなったはずだったのに、、、まだ、私はそれを引きずってるんだなと今回発見。
あーでも、すごい悲しかった!
と、ぐるぐる考えて、あそこで反応してしまったのは良くなかった。母の言葉にどうすればよかったのか分からないけど、他にもっとあったはず。
母に謝って、子どもたちに「お泊り楽しんでね」とハグして帰ろう。と決めて戻りました。なんとか決めたことを遂行して、帰りました。
その後、母から「ごめんなさい。いい過ぎました。毎日ひとりで4人子育てして大変なのにごめんなさい。なかなか助けてあげられなくて。」とメッセージをもらいました。いつも母からは十分なくらい助けられています。この気持ちもきちんと伝えていかなくてはと返信をしました。
「親に認めてもらえてない、愛情が私にだけ薄い」と思うことで、私は他の兄弟とは違う、唯一無二の存在として親から見てもらいたかったのかもしれません。そんな事ある?!と驚かれるかもしれませんが、そんな気がしています。そして、それまた私らしいとすら思っています。
私はよく《事実》と《他の人の意見》や《私の意見》を混同してしまいがちで、それが原因で悲しんだり、怒ったりしています。
母に言われたことは、母の意見。
そして、私が責められた、否定されたと思うのは私のフィルターを通して感じた私の意見。
事実は、あの時は次男の話を聴こうとしたけど、さらに次男を刺激してしまった。
その他に事実として、
私は毎晩寝る前に子どもたちに「大好きだよ」と伝えています。
学校や幼稚園へ行く時には「今日も無事に帰ってきてね。愛してるよ」とハグをしています。
帰ってきたら「生きて帰ってきてくれてありがとう。嬉しい」とハグしています。
その他も子どもたちが求めてきたら、一日に何度もハグをします。
次男の甘えたい気持ちをどれほど受け取れているかは分かりませんが、「今が一番いいときよ。大切にしてね」を胸に、毎日愛を伝えて過ごしている。
振り返ってみると、上手くいかないときもあるけれど、なんだ私、次男にも愛をちゃんと伝える。ホッとしました。
私の大事にしたいことを大事にしながら、相手の意見を「そういう考えもあるんだな」と気楽に聞くことができるようになりたい。その先に私の大事にしたいことの解像度が上がっていくのではないかと思います。
人の目を気にしやすい私にとっては、チャレンジしがいのある《事実》と《意見》との区別。日々生活しながら「これは事実?これは意見?私のフィルター?」とやっていきます。
それでは、小原さんへバトンを繋ぎます。
大阪府/安部恵利華
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今回のオンライン・カフェで取り上げる日記は、ダダを捏ねる子どもを前に途方に暮れた経験を綴った、「子どもは常にベストを尽くしている」です。
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子育ての息抜きをしたい方。
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2026年04月27日(月)
No.777
(日記)


