ハートフルコーチの泣き笑い日記

日々の発見やつぶやきなど。

知識は力なり


★★★第27回「泣き笑い日記 オンライン・ホッとカフェ」のご案内★★★

【日 時】 2026年8月1日(土) 午後1時〜3時
【参加料】 無料
【方 法】 オンライン(Zoomを使用します)
【お申込み】 
https://ssl.form-mailer.jp/fms/41ba37e4885360

子どものことで一喜一憂したり、目の前のことで精一杯だった時期を過ぎたとき。あるいは、子どもの自立を実感したとき。
「この子が巣立ったら、私、何をしていけばいいんだろう?」
そう思ったことはありませんか。

今回のカフェでとりあげる日記はまさに、「巣立った後、どうする?」

読んでさらに知りたくなったことや聞きたくなったことを筆者の㓛刀さんに尋ね、参加者同士で気軽に語り合いながら、あなたの「これから」のヒントを見つけてみませんか。
ご参加をお待ちしています。

★★★

神奈川の加藤です。初投稿です。
どうぞよろしくお願いいたします。

先日、絵本作家の林明子さんの訃報を知り、家にある絵本を探し出し読み直しました。
『こんとあき』・『はじめてのおつかい』・『あさえとちいさいいもうと』・『おでかけのまえに』など、みなさんも一度はお読みになったことがあると思う絵本をお描きになられた方です。

私は特に『おでかけのまえに』(筒井頼子作,林明子絵、福音書館)を初めて読んだときに受けた衝撃を鮮烈に覚えています。赤ちゃんを産んだ友人にも贈り物として渡したくらいです。

内容は、主人公の女の子が家族とピクニックへ出掛けるまでの家での出来事が描かれています。女の子が早くピクニックへ行けるように良かれと思ってお手伝いをしたり、母に言われ待っている間、目の前にある化粧品でお化粧をしたりと彼女の好奇心や早く出かけたい気持ちが描かれています。

では私はその絵本のどこからどんな衝撃を受けたのか。二つ挙げられます。一つは子どもから見た日常風景が描かれていること、二つ目は子どもの好奇心やピクニックへ早く行きたい気持ちが女の子の行動に如実に表されていることです。
初めて読んだとき、子どもには子どもの世界があるんだと感動し涙が溢れ出ました。

だからと言って、当時の私に何か変化があった訳ではありません。私の場合、ただ感動しただけなのです。私の子どもとの関わり方に変化をもたらしたかというと残念ながらそうではありませんでした。
なぜなら当時の私には「知識」がなかったからです。

訃報を知り、当時の子育ての記憶を思い返しながら、養成講座のテキストと共にこの絵本を読み直しました。
絵本が手元にやってきたとき、私はワーキングマザー、子どもは3歳。保育園の送迎に、料理に洗濯に掃除に、遊びに入浴からの寝かしつけという一連をほぼ一人で行っていました。いわゆるワンオペ状態。
だから私は日常生活を滞りなく進めることに集中し、私目線、いや親都合で子どもと接していたと、読み直して当時を悔やみます。子どもが親の私の想定外をやらかすと、「なんでー!きっぃいいいい」となっていたと胸が痛くなります。

でも養成講座で学んだ「子どもの言動の裏にある肯定的意図」という知識のお陰で、そんな瞬間湯沸かし器のような反応が徐々に収まっていったことも同時に思い出されるのです。例えば、私は疲れていたので早く寝たかったのですが、子どもは先に寝室に入って、部屋の電気のリモコンを隠し、「見つけてみてー」とこちらの状態を露とも知らず笑顔で声を掛けてきたことがありました。私は内心、「勘弁してくれぇ」と思いながら、「子どもは私と遊びたいんだ、甘えたいんだ。」と即座に理解しました。学ぶ以前であれば、「なんで今なの?」と思いいらいらし態度にも出ていたはずです。

でも子どもを含め人は良かれと思って行っている、否定的に捉えるのは自分がそう見ているから、という学びがその瞬間心にふと思い浮かび、
私の「きっぃいいいい」となる感情にブレーキをかけてくれました。

子どもは何を思ってその行動をしたのか、子どもの立場になり子どもを理解しようとする姿勢が親には必要なんだと、絵本とテキストを読み返し改めて強く実感しました。
そして、そんなことを大人に教えてくれている絵本なんだと、「知識」が身についた今強くそう思います。

知識を手に入れても、「きっぃいいいい」となる感情を止められなかったことは数え切れません。頻度は減りましたが、今でもあります。「あぁ、またやっちゃった」と。
でも、学んだ知識を入れ、それができるようになるまで繰り返す、その積み重ねによって親の子どもを見る目を変えていく、それだけで親自身の精神的な余裕が生まれる、そんな体験をした私は「知識は力なり」であると同時にハートフルコミュニケーションに出会え本当に幸運だと思うのです。

それでは、東京の加藤さんにバトンを渡します。

神奈川県/加藤麻子 



2026年07月27日(月) No.791 (日記)

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