人生の転機に気づいたこと
神奈川の伊藤です。
同居していた義父母が昨年、今年と続いて亡くなり、大学生になった娘は、学生生活を満喫し、家に居ないことも多々あります。
20年以上続いた、私のいつもの日常が変化しています。
そんな環境の中、最近よく考えるのは、これからの自分のこと・・・。
今まで家族のために使っていた自分のエネルギーと時間をシフトする時期がきたようです。
自分の人生に目次をつけるなら、生まれてから親元を離れて、東京で一人暮らしを始めるまでが第1章。就職して結婚するまでが、第2章。義父母を見送り、子育てが一段落した今までが第3章。さて、これからの第4章をどう生きていくのか・・・。
第3章までの人生は、与えられた世の中のレールの上(進学や就職、結婚)で自分なりに選択し、頑張って生きてきました。
これから始まる第4章は、育児や介護などの役割が修了し、時間に余裕ができて、レールの上から離れて、ある程度私自身がデザインできるようになりました。
さぁ、ではこの素晴らしい第4章をどんなふうに生きようか!と意気込んでみたものの、どんなふうに生きていきたいのかよく分かりません。
考えても分からないのでモヤモヤした気持ちになったり、新しい何かを始めることに不安になり、「娘が早く結婚して孫育てにでもならないかな・・・」なんて、勝手に役割を見つけてきて、そのレールにでも乗ろうかと思う、安易な自分もいたりします。
結婚する以前の私なら、もっと意欲的にいろいろ行動に移したと思うのですが、子育てや介護の時期は、現状の役割と自分に折り合いをつけて生きてきたので、その感覚から抜け出すことがなかなかできません。そして、いろいろな側面から自分で自分を縛り、身動きできなくなっている自分が居るようです。
例えば、何かを始める事に億劫な自分が居ることに気づきます。
「旅行」ひとつとってみても、私にはなかなかハードルが高いイベントです。
旅行に友人と行こうとすると、つい、私ひとりで楽しんできたら、家族に悪いかな。と罪悪感を持ってしまったり、一緒に行かないと機嫌が悪くなるかなぁと気持ちを勘ぐったり・・・。
家族旅行の時は、交通機関のチケットや宿の手配は私の担当。面倒くさいけど、自分でやった方が効率がいいし、予算や旅行の工程など全体を把握できるので安心です。
夫と娘は自分の荷物は用意するけれども家族全体で使用する荷物は私の担当。
旅行から帰ってくると、荷物を置きっぱなしでソファくつろぐ二人とは別に、さっさと、スーツケースの中身を整理して、家の中を綺麗にしたいと、洗濯機を回し始める・・・そんな経験が重なってくると、旅行へのモチベーションを上げるのも一苦労・・・。
気づかないうちに、「自分で作ったルール」や「人の目を気にする」「世間の常識」など色々な壁の中で身動きできない自分がいて、次の人生の章へ移ろうとしても「これがあるから無理」と言い訳をしたり「これは私には大変かも」と臆病になったり、なかなか前へ進めない自分がいます。
以前も同じような経験をしたのを思い出します。そのひとつがこの「泣き笑い日記」の執筆です。執筆することで、気づかなかった自分に出会う不安と、不特定多数の方達に自分の文章を読まれることで、私という人間がどう見えるのだろうと思う不安で、執筆する勇気が持てませんでした。
そんな時、コーチングをしてもらい、自分と向き合った時、執筆はセルフコーチングにもなり、知らなかった自分に出会える機会と捉えることができました。壁の中から出るのは不安だと思っていたのが、壁の外には新しい体験が待っているという気持ちの変換ができたのだと思います。
そうやって考えてみると、まずは、自分が作っていたいろいろな「壁」に気づくこと。
そして、その「壁」は、私と家族にとって必要なものか、それとも手放していいものかを判断することかもしれません。
そして、判断するときは、私目線からだけでなく、夫や娘の視点から客観的に見ることが必要な気もします。きっと、夫も娘もこんな私を、「そんなこと考えなくていいよ〜。気にしないで、自由にやりなよ」と言ってくれるような気はしますが・・・。
とはいえ、人生の第3章で築いてきた「家族とのいい関係」は私にはとても大切なものです。「家族といい関係」の時の私は、日常を感謝の気持ちで過ごすことができるし、人と距離を置かずある程度無防備な自分で居ることができて、信頼関係を築いていくことができます。そんな時の私は「幸せだ〜」と感じます。
「家族とのいい関係」は、私にとってエネルギーの源であり、生きていく上でのモチベーションにつながるのだと思います。
こうして執筆しながら、いろいろな気づきと出会いました。
「さぁ、これからが私の人生だ〜!」と張り切って前へ進もうとした自分の気持ちがある一方で、色々な「壁」が私の中にあり、一歩も進めない状況になっている私。
いろいろな「壁」は、悪いものではなく、以前は、家族がいい関係でいるために機能していたこともあり、時には私を守ってくれるものでもあったこと。
自分の中にある「壁」の中身を確認して、必要ないものは手放すなど見直す必要があるのだということ。
やはり人生の第4章は、私にとってワクワクするものであり、どんな時間をこれから過ごしていくのか楽しみになってきました。勇気を出して一歩を踏み出してみようと思います。
次の加藤さんへバトンをつなぎます。
神奈川県/伊藤寛子
2026年09月28日(月)
No.799
(日記)


