ハートフルコーチの泣き笑い日記

日々の発見やつぶやきなど。

受け止めてみたら


タイの瀧澤です。
離れて暮らすご両親との久しぶりの再会をきっかけにチャウさんがお母様への想いと向き合い、過去の想いを手放し新たな未来へ進んでいく過程に、お互いを想う気持ちが溢れているように感じ、温かい気持ちになりました。私も離れて暮らす両親に会いたくなりました。

『子どもの心のコーチング』(菅原裕子 著)の巻末に、「ひび割れ壺」という物語が載っています。私はこの物語が大好きです。何度も読んでいるのですが、読むたびに受け取るメッセージが変わるのです。

養成講座を受講し始めたころ、この物語にでてくる水汲み人足とひび割れ壺のやりとりのなかから、私の親としての役割は子どものありのままの姿を受入れ、その子らしさを伸ばしていくことかもしれないと感じたことがありました。そして、その役割をぜひ果たしたいと思いました。

よし、娘のありのままの姿を受け入れるぞ、と意気込んでみたものの、受け入れることの難しさに直面しました。
例えば、娘が「宿題やりたくない」と言った時、私の頭に浮かぶのは「やりたいとかやりたくないとかの問題ではなく、宿題はやるものでしょう」という反論。娘のありのままの意見を受け入れたいけれど、「そうだね、やりたくないよね」なんて言えない、そう言ってしまったら、宿題をやらなくていいと認めたことになってしまう、娘は宿題をやらなくなってしまうのではと思っていました。
「犬飼いたい!」と言われたら、「でも、またいつどこの国に引っ越すかわからないから我が家では買えない」と答えていました。現実的に飼えないのに、「そうだね、飼いたいね」と期待を持たせることは言えないと思っていました。
2023年08月21日(月) No.633 (日記)

頑固


★★★ 今週金曜日の夜、開催! 第15回オンライン・ホッとカフェのご案内 ★★★

【日時】2023年8月18日(金)20時〜22時
【参加費】無料
【方法】オンライン(ZOOMを使用します)

15回目で初めての平日夜の開催です。
日記を読んだ後の「もうちょっと聞きたい」「もうちょっと話したい」をオンラインで気軽に叶えませんか?
テーマは、「『やらされる』から『自分からやる』に変わるHappyなしつけ」。取り上げる日記は、

「ありがとうの言葉」
です。

 ▶お申し込みはこちらのフォームから
 ▶お問い合わせ: teamrelayblog@gmail.com
 ▶前回までの様子はこちらでお読みいただけます。

★★★

私も憶測で、人に対してああじゃないか、こうじゃないかとグルグル思考に陥ることがよくあります。
落合さんの「太陽と北風」の比喩はとても分かりやすく、自分から周りに明るさやポジティブな気持ちを発振する効果や大切さがよく伝わってきました。

カナダのチャウです。
この7月、8年ぶりに家族全員で日本へ帰国しました。実家に居候させてもらい、孫たちの成長を両親に見せることができ感慨もひとしおでした。
同時に久しぶりに会う両親が高齢になってきたことや、言葉の奥底にある心配や思いを全身で感じ、私の両親への想いを改めて見つめ直す機会になりました。

私は子どもの頃から、母は強くて賢くて、意見を言えばいつも正しいと思っていました。
教員の仕事をしながら家事もてきぱきこなす母に、台所で夕飯づくりのお手伝いをしながら学校の友だち関係の悩みなどをよく聞いてもらったことを覚えています。

子どもの頃に抱いていた母への尊敬の念は、思春期になると母にもっと認めてもらいたい、でも母のようにはいろんなことを上手くはできない、私には何か足りない、というモヤモヤした思いに変わっていきました。
母は成績についてうるさく言いませんでしたが、子どもを褒めるタイプでもありませんでした。おそらく平均的な偏差値レベルの自分では母を喜ばせることはできないと、スポーツなど自分の得意なことや従順であることで母に認めてもらいたいと思っていたように思います。
いずれにしてもこの頃から「私は母のようにはうまくはできない」という自己否定を深め、母に認めてもらいたいという想いが膨らんでいきました。

しかし、母の意見に従っていれば間違いないから楽だという甘えた思いも社会人になってからもずっと心のうちにありました。
頼りになる母の存在と自信のなさがいつも同居していて、超えられない母の存在が大きすぎるゆえに母から離れたい、私は自分の力でできるのだと証明したいというような思いになっていきました。
2023年08月14日(月) No.632 (日記)

北風と太陽


しあわせな子どもが育つ環境づくり


兵庫の渡海です。
娘さんからの、たくさんの愛のメッセージに気づき、受け止められた岩田さん。本当にたくさんの愛を子どもから貰っていると、私もあらためて思い出しました。

先日私は、ハートフルクラブ「子どもが育つ環境づくりー今、私たちにできることー」に参加しました。
PTA活動をテーマにした話を聞いていて感じたこと、それは、「生きることを楽しむ」ことの大切さでした。「生きることを楽しむ」大人たちの中で子どもが育つことが、”幸せなこどもが育つ環境となる”。私が子どもに望む環境はこれだ! と胸が熱くなりました。

そう気付いた時、私の頭に浮かんだ人がいました。娘の学校の先生です。
その先生は、
「教師という仕事は天職だと思っています。子どもたちと過ごす時間は、私の喜びです」
と、どんな時でも、子どもの行動の奥にある心を感じようとし、子どもの成長のために何が必要かを考えて努力してくれています。私たち親にもチームとして子どもを育てるという姿勢を見せてくれるので、保護者である私たちも、学校や先生のためにお手伝いしたいと思えます。子どもたちは、安心してのびのび学校生活をおくれています。大好きな先生が「あなたなら大丈夫やってみよう」と言ってくれるので、前向きに頑張れています。
この先生の生き方、在り方が「しあわせなこどもを育てる環境」そのものだと思えました。
そう思った時、私も地域や学校のためにできることがあるんじゃないかと思いました。
2023年07月31日(月) No.630 (日記)

「受け取る」ということ


自分は自分


★★★ 第15回オンライン・ホッとカフェのご案内 ★★★

【日時】2023年8月18日(金)20時〜22時
【参加費】無料
【方法】オンライン(ZOOMを使用します)

初めての「夜カフェ」です。
お子さんが夏休みの夜、「ここだけの話」を語り合って、ホッとひと息、入れませんか?

テーマは「『やらされる』から『自分からやる』に変わるHappyなしつけ」、
取り上げる日記は、今週の日記の執筆コーチ、安村典子さんの前回の日記

「ありがとうの言葉」
です。

頑張ってしつけをしているのに、言えば言うほどうまくいかない・・・そんな経験、ありませんか?
安村さんもまさにそうでした。
夏休み終盤の「夜カフェ」で、日記を読んだ後の「もうちょっと聴きたい」「もっと知りたい」を筆者に尋ね、お互いの経験も分かち合いながら、あなたのお子さんの「やる気の種」を育てる、Happyなしつけの方法を見つけていきませんか。

 ▶お申し込みはこちらのフォームから
 ▶お問い合わせ: teamrelayblog@gmail.com
 ▶前回までの様子はこちらでお読みいただけます。

★★★

大阪の安村です。
ご長男に相談に乗ってもらうというところに、平沢さんのお子さんへの信頼が感じられ、相談される息子さんも頼りにされて、きっと嬉しいだろうなあと思いました。

今回は、最近私に起こった嬉しい変化について書きたいと思います。
私は、子どもの頃から何となく「自分は出来が悪い」と思っていました。
親戚が姉を褒めるのを聞いて、自分はそうじゃない、賢く気の利いた事も言えない。学校でも、いい点は取れないし、集団行動が苦手で、何だかまわりについていけない。
別に「出来が悪い」と言われ続けたわけでもないけれど、自分が羨ましいと思う誰かと比べ、そうではない自分をダメだと思う。
気が付いたら、私の中に「自分は出来が悪い」という想いが住み着いてしまっていました。
2023年07月17日(月) No.628 (日記)

相談事は長男に


学校との距離がもたらした成長の機会


許し


子どもは、私にとって居るだけで愛おしく幸せをもたらしてくれる存在。日常生活の中では忘れがちですが、鈴木さんの日記を読んで思い出すことができました。

石川県の石垣です。
娘が旅立っていった2ヶ月前。娘は私に、1冊の絵本をくれました。その絵本は、私と娘の想いが詰まった宝物です。
今日は、その絵本を読んだ時に私の中に蘇ってきた娘との日々、沸き上がってきた思いを綴りたいと思います。

昔の私は、娘を「いい子」に育てようと必死でした。「みんなと同じように」、「普通」が大切で、周囲の人達から見た「いい子」に躾けることが、親の役目。そして、それが娘の為になる、と疑いませんでした。
そんな私は、「こうやればいいのよ」とすぐに手を出し、「こうしなさい」と口を出す。そして、「困らないように…」と先回りしてリスクを回避する。手出し、口出し、先回りのオンパレードでした。

しかし、私の思いとは正反対に、私の手出し・口出し・先回りは娘の持っている力を奪っていきました。
「失敗」を経験できなかった娘は、いつしか失敗を恐れるようになり、失敗しそうなことは「やりたくない」と嫌がるようになっていました。また、私やまわりの人の顔色ばかりを気にして、常に相手に合わせて波風立てない選択をするようになりました。私の手出し・口出し・先回りという関わりが、娘の「やる気」と「意思」に蓋をしてしまったのです。

そして、エネルギーが尽きた娘は、中学2年の冬、学校に行かなくなりました。私を完全に拒絶し、部屋に閉じこもってしまったのです。
それまでは、私が正しいと思う方へ娘を動かしてきました。でも、エネルギー切れの娘を動かす術は、もう私にはありませんでした。私は娘を、そのまま受け入れるしかなかったのです。
2023年06月26日(月) No.625 (日記)

手放した先に見えてきたもの


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