それぞれの「経験」と「べき」
東京の菅原典子です。
下の息子も高校卒業を目前にし、子育て卒業が秒読みとなってきた我が家ですが、しばらく続いていた我が家の「朝起こす」VS「起こさない」問題について書きたいと思います。
ハートフルコーチ養成講座で習った、「朝子どもを起こさない」という取り組み。それは、私が子どもたちに「責任」を教えるためにやってみたいことのひとつでした。
「責任(responsibility)」とは、「自ら反応する能力」のこと。朝起こさないことで、人に依存することなく、自分の行動次第で結果は変えられることを学んでいく、というもの。
心配性の母にずっと起こされていた私は、まさに先生の説明通り、遅刻したことを母のせいにしたことも実際あったし、人をすぐに頼ってしまう癖もあり、自分で考えて自分で行動していけるようになったのは大分大人になってから。我が子たちを私と同じ目に遭わせてはいけない! と焦る気持ちもあり、さっそく講座で聞いたことを興奮気味に夫に話しました。
「だから子どもたちを朝起こすのをやめようと思う」と提案すると、夫はちょっと怪訝な顔で、納得どころか、「そうは思わない」とバッサリ。
私が自分の体験(親にずっと起こしてもらっていたことで自立が遅れたと感じていることなど)を熱く話すと、夫も自分の体験談で反論をしてきました。
「自分は親にずっと起こしてもらっていたけど社会人になって問題なかったし、ちゃんと自立もしている」と。
2025年02月24日(月)
No.714
(日記)
ついやってあげちゃう! “お世話グセ”に気づいた話
石垣さんのブログ、ドキドキしながら読みました。“経験に勝るものはない” 、ラッキーを引き寄せた石垣さんの言葉にぐっときました。
東京の平沢です。
昨年末、夫がコロナに感染し、我が家は一気に非常事態モードに突入しました。
私も夫もフルタイム勤務のため、普段から家事は折半しています。 私が夫の担っていた家事をこなすのは無理。そこで、私は息子2人に非常事態宣言を発令し、大学生の長男には洗濯、高校生の次男には朝食後と昼食後の皿洗いを担当してもらうことにしました。
具合の悪い夫を前に、神妙に各々の役割を受け入れた2人。発令初日と2日目は、振られた仕事を粛々とこなしてくれました。
ところが、3日目の夜、事件はおきました。
次男が皿洗いを忘れたのです。仕事から疲れて帰ってきて、私の目に飛び込んできたのは、流し台に積まれた洗われてない食器類…
「え? 皿、洗ってない…?」
その瞬間、ふつふつと怒りが湧いてきました。頭の中はもう被害者と化した私の罵詈雑言でいっぱいです。
2025年02月17日(月)
No.713
(日記)
冒険の旅
偶然にも、夫と息子を残す一大決心をして1週間の一人旅に出たばかりの私。不安や心配、思い込みを手放して自立への一歩を踏み出した鈴木さんの姿に共感ばかりで、家族や仕事を言い訳にせずに自分のやりたいことも大切にしていこうと思いました。
石川県の石垣です。
私は先日アメリカに行きました。英語の話せない私にとって帰国は現地に住む娘と一緒で気楽だったのですが、行きは一人旅。まるで小さな子どもが初めておつかいに行くような私の冒険の旅について綴りたいと思います。
人生も後半戦に入った私にとって、この旅は大きなチャレンジでした。一人きりの旅、そして言語の壁。でも、少し背伸びすればできそうなチャレンジで、1年半ぶりに娘に会いたい気持ちと片道だけのチャレンジで済むことに背中を押されて、飛び立つことに決めました。
しかし、十数年ぶりの海外旅行。準備の段階から、飛行機の予約〜パスポートの登録やオンラインチェックイン、観光ビザのネット申請など、様々なことが変わっていました。
時代の変化をひしひしと感じて戸惑いつつも、一つ一つは調べたり考えれば何とかできました。私は小さな子どもが無邪気に「できた!」と喜ぶように、タスクがひとつ減る度に達成感を味わいながら自信をつけていきました。
なかでもとりわけ私にとってハードルが高かったのは、海外でスマホを使えるようにすること。ポケットWi-Fi、SIMカード、eSIM…どのツールがいいのか? 私のスマホは対応機種なのか? どのサイトのものが安全? たくさんのハテナが頭の中を飛び交い、何度先送りしたことか。eSIMが良さそうだけど、初めてのことで疑問や不安があったので決めきれずにいました。
2025年02月10日(月)
No.712
(日記)
自立への一歩
インドネシアの鈴木です。
お子さんの成長に合わせて導入された瀧澤家のお小遣い制度。瀧澤さんの日記を読んで、お小遣いという枠組みの中で自分で考え、選び、決めることのできる楽しさを思い出しました。
さて今回は、結婚以来、初めて夫と息子を海外に残して日本に一時帰国し、自立への一歩を踏み出しつつある私自身のことについて書きたいと思います。
結婚以来、私は家族と伴にいることが当たり前で、海外駐在、かつ仕事で家を空けることの多い夫と共にいて、家庭や子ども、私が守らなければ誰が守るという気持ちが強くありました。また、人生には様々なフェーズがあっていい、今は自分の時間を家族との時間に使う時、それが私の選択、とも考えていました。
とはいえ、自分自身を100%使いきれていないと感じるフラストレーション、働くことで社会と繋がりたい気持ち、自分の収入がなくなって不安な気持ちはいつも心の奥底にありました。
2025年02月03日(月)
No.711
(日記)