違いを受け止める
東京の菅原典子です。
80歳を過ぎた母は、昔からとてもお世話好き&心配症。
しっかりものの姉に比べてゆっくりだった私はいつも母の心配の対象で、事あるごとに心配され、いろいろ手助けしてくれていました。
昔は気にならなかった母の“心配”が、成長するにつれて次第に“厄介“で“ありがた迷惑なお節介”に感じるようになり、「できないと思われているのだろうか・・」「きっと信用されてないんだろう・・」と、悲しさや悔しい気持ちが徐々に芽生え、いつしか、母に心配されることがストレスに感じるようになっていました。
「そんなに仕事忙しくて大丈夫?」「本当に体が心配よ・・」と母に言われるたびに苛立ち、言い返しては険悪に。次第に電話をするのも億劫になっていましたが、ハートフルコミュニケーションでのコーチングの学びを通して、相手の話をじっくり聴くこと(傾聴)の大切さを学んだり、自分と向き合う時間を過ごしたりしていくうちに、段々と母の個性も前向きに受け止められるようになってきて、最近では母のエンドレスな会話にも、気軽に付き合えるようになってきました。
先日も、他愛のない用事で母から電話が。近所の友達、息子、姉の家族…話題はあちこちに飛び、「心配」の二文字が随所に登場。
まず私へ、「毎日そんなに忙しくて大丈夫なの?」「本当にそれ(体)だけが心配よ…」と何度も。次に息子や姉の子にご近所さんのこと。さらには友人のお孫さんまで。
「聴こう」と決め、あいづちをうちながら耳を傾けていましたが、聴いているうちに段々と「なんとかしてあげたい」という思いがむくむくとわき上がり、黙っていられなくなってきました。
2025年06月30日(月)
No.733
(日記)
承認の好循環?
こんにちは。東京の小原です。
今回から泣き笑い日記の執筆メンバーに仲間入りしました。どうぞよろしくお願いします。
我が家は高1の娘と中2の息子、単身赴任中の夫と私の4人家族です。
今日は、娘の一言に強く勇気づけられた体験について書いてみようと思います。
それは3年ほど前のこと。当時の私は、新しく始めた仕事に加え、息子の中学受験やスポーツの習い事のサポートなどで、それなりに忙しい毎日を送っていました。
でもそれよりも前はフルタイム勤務の総合職で、持ち帰り仕事は当たり前。育児・家事を終えてから深夜にパソコンに向かう生活をずっと続けていたこともあり、それと比べれば大したことはないと思っていました。
ある日、娘と夜ご飯を食べ終わってリビングで話をしていた際、娘が「お母さんってほんと忙しいよね。」と言うので、
「そんなことないよ。前の会社の時に比べたら今はそんなに忙しくないよ。それに世の中のお母さん達はもっと忙しいと思うよ」と私が返すと、
「他のお母さんのことじゃなくて、東京都〜(以下我が家の住所)に住んでいる○○○○(私のフルネーム)のことを言ってるの! だってさ、お母さんは毎朝早起きしてお弁当つくって、ごはん作って、片づけて、洗濯して、掃除して、自分の勉強もして、仕事に行って、帰って来たらまたごはん作って、片づけて、塾のお迎えに行って、私たちの話を聴いてくれてさ。十分忙しいよ。気づいてる?」と。
2025年06月23日(月)
No.732
(日記)
素直に甘える
中泉さんからバトンを繋げて頂きました、大阪の安部です。
この度、泣き笑い日記執筆の仲間にドキドキわくわくえいっ!と入りました。
よろしくお願いします。
我が家は長男8歳、次男6歳、三男3歳、長女7ヶ月、そして夫と私の6人で暮らしています。
日々、子どもたちの成長はすごいなと感じているのですが、私にも成長期やってきました。
自己肯定感プログラムを受けて、見つけた私の望む生き方。
「私の中にあるキラキラした5歳を生きる」
なぜ5歳なのか?
5歳は私の憧れです。
保育士をしていた私は5歳児の挑戦する姿、不思議を見つめる眼差し、物事を良い方向に捉える思考、感情をたっぷりと味わい個性豊かに表現する自由さ、好きを突き詰めていく貪欲さ、今この瞬間の自分を生きている清々しさ、そのどれもに心惹かれていました。
子どもを生んでから私は思い描く母親像を纏い自分を我慢して生活をしていました。母親とは献身的に子どものニーズに寄り添うものであると思い込んでいたのです。自分の事よりも子どもの不快を取り除く事を優先するあまり、トイレすら我慢するときもありました。次男が赤ちゃんの頃は、夜中に眠い目を擦りながら授乳をするなんて、聖母マリア様のようだ、、、なんて浸っていたりして、我慢することをどんどん美化していました。
2025年06月16日(月)
No.731
(日記)
冥土の土産詐欺
こんにちは。大阪の中泉です。
今回より、執筆という新しい挑戦の機会をいただくことになりました。
中泉家は毎日がドラマチックです。
今回はゴールデンウィークの思い出を綴ってみました。
特別な事情を除いて、中泉家の大型連休は「これが人生最後の旅行かもしれないから」と実母から旅の誘いがたいてい来る。今年は韓国ソウル。お気に入りの韓流ドラマの撮影地をめぐりたいらしい。
昔々に思いを馳せても、私は実母との旅行で楽しかった記憶を思い出すことができない。
小学生の時、東京ディズニーランドで迷子になり、怒られたこと。中学生の時、富士山の登山途中でトイレを催したら、「なぜ五合目で行っておかなかったのか」と怒られたこと等々、苦い思い出ばかりが蘇る。
そのあたりがトラウマになっているのか、毎度母から旅の誘いが来るたび、私の中に行きたくないバイアスがかかる。が、母の常套句である「年齢的にこれが最後の旅行かもしらんし、冥土の土産にね、行きたいのよ」というキーワードに負け、結局行くはめになる。
2025年06月09日(月)
No.730
(日記)
やっちゃった・・・
こんにちは。神奈川の松下です。
数年ぶりに泣き笑い日記のメンバーになりました。
この春大学生になった、娘と2人暮らしです。
どうぞ、よろしくお願いします。
大学の入学式を控えた4月、娘は初めてのアルバイトをすることになり、とある塾の講師に合格したようです。
働く場所も、報酬の条件も希望通り、と喜んでいました。
ところが、週末にオンラインで雇用契約の手続きをすると言って部屋にこもってから数時間後、終わったかな、と思ったら今度は玄関の外に行って何やら電話をし始めました。何かな?と思っていたら、憔悴した顔をして報告したいことがある、と私の居るリビングにやって来ました。
聞けば、時間単価だと思っていた報酬が、実は1コマ90分の報酬だったそう。それでは割に合わないので、別のアルバイトを探したいが、オンラインで他の学生数人と一緒に契約手続きをしていたこともあり、途中でやめると言い出せず、そのままサインしてしまった・・とのことでした。
しかも、その直後に自分で消費者相談センター3社に電話して、契約を取り消せないか相談したけれども、状況的に難しい、と3社ともから言われたらしく、意にそぐわない条件で働かないといけないのか…と打ちのめされていました。
私は、聞いた瞬間「え、途中で気づいたのにサインしたの!?」と眉をひそめ、「それは今から取り消すことはできないよ…」と畳みかけてしまいました。
2025年06月02日(月)
No.729
(日記)