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タイトル:ハートフルコミニュケーションとはハートフルコミニュケーションとは

ハートフルコミュニケーション®のテーマは、子どもの幸せな自立です。
そのために子どもの「生きる力」を引き出すことを提案しています。

ハートフルコミニュケーションのビジョン

「生きる力」とは、「自ら学び・考え、主体的に判断・行動し、よりよく問題を解決する能力」と言うことができます。

子どものこの能力を育てるために、親として、先生として、身近な大人としてできることは、ふたつあります。
ひとつは、私たち大人が「生きる力」を発揮することです。私たち大人の姿から、子どもはどう生きるかを学びます。
もうひとつは、子どもが「生きる力」を発揮しやすい環境を整えることです。そうした環境で成長した子どもは、いずれ社会に出たときも、自分らしさに誇りを持って幸せに自立していくことができます。

これらのことを実現するためのプログラムが、ハートフルコミュニケーションです。
子どもをどのように育て、子どもとどう関われば「生きる力」を伸ばせるかを、具体的に提案しています。
NPO法人ハートフルコミュニケーションは、このハートフルコミュニケーションをより多くの大人たちに届けるために、2006年に設立されました。

育みたい3つの力

人間の意識は大まかに2層構造で説明することができます。それはまるで氷山のようだとよく言われます。
氷山は、水に浮かんで私たちに見える部分と、水中に隠れていて私たちには見えない部分とに分かれます。人間の意識構造も同じで、自分自身で認識できる顕在意識(認知意識)と、自分の意識でありながら自分では認識できない潜在意識(非認知意識)に分かれます。
「生きる力」は、非認知意識の中で育ちます。

大人の目に見えるのは、子どもの成績とかテストの点数で、これらの知的な要素が育つのは認知意識の中です。一方、子どものやる気もやりぬく力も、目には見えません。しかし、生きる上で最も重要な要素であり、子どもの知的能力の基盤となります。

子育てでもっとも重要なのは、子どもの非認知意識を育て、その能力を高めることです。それこそが子どもの「生きる力」を伸ばすことになると考えます。

ハートフルコミュニケーションでは、子どもの3つの力を育てることを提案しています。3つの力とは、「愛すること」、「責任」、「人の役に立つ喜び」です。

「愛すること」を教わった子どもには、自己肯定感が育ちます。自分という存在を肯定的にとらえることは、幸せに生きていくための土台そのものです。
「責任」とは、今起きていることを引き受け、それに対応することです。責任が育まれると、子どもの問題解決能力が育ちます。問題解決能力は、子どもの人生をより良いものへと導きます。
「人の役に立つ喜び」が育った子どもは、自分の力を自分のためだけでなく、人のためにも発揮して、良好な人間関係を築けるようになります。

私たち大人がこの3つの力を子どもの中に育むことで、子どもの「生きる力」を開花させ、その子らしい幸せな自立をサポートすることを、ハートフルコミュニケーションでは提案しています。