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乳幼児期学童期思春期ほか凸凹っ子

支援級か通常級か?

来春、小学校へ入学する男子(5歳)です。ASDの診断が出ていますが、支援級にするか通常級にするか決めかねています。最終的な決め手は何ですか?


入学まであと1年、「どちらが息子にとって正解なのか」と、毎日頭を悩ませているお母さんのお気持ち、本当によくわかります。 「支援級か通常級か」は、凸凹っ子を育てる親が必ず直面する問いのひとつです。 正直に言うと、「どちらが正解」とは言い切れません。でも、判断するための「軸」はあります。

お子さんに、どんな小学校生活を送ってほしいですか? 
毎日笑顔で登校、仲の良い友達に恵まれて、学ぶことも楽しんで、、、などお母さんの中に浮かぶ言葉が、判断の出発点になります。

押さえておきたい「3つの確認」

①お子さんの今の「困りごと」を整理する
ASDといっても、困りごとの中身は一人ひとり違います。集団の中でパニックになる頻度はどのくらいか、感覚過敏はあるか、その程度は(音・光・触感など)、言葉でのやりとりはどの程度できるか、見通しが立たないとき、どのくらい崩れるか。 これらが「毎日、頻繁に起きている」なら、支援が手厚い環境の方がお子さんにとって安心できます。「特定の場面でつまずく程度」なら、通常級でもサポート次第でやっていける場合があります。

②近隣の支援級を複数、実際に見学する
支援級と一言で言っても、学校によって全然違います。通常級との交流はどのくらいあるか(給食は一緒?体育は?)、先生の人数と雰囲気はどうか、個別の学習時間はどう組まれているか、上級生のお子さん達の様子は。 百聞は一見にしかず。見学して「ここなら息子を預けられる」と感じるかどうか、お母さんの直感も大事な判断材料です。*以前の記事『5歳女子・支援級の見学。何を見ればいいの?』も参考にしてください。

③就学相談を早めに申し込む
多くの自治体では、入学の1年前、春~夏頃から就学相談が始まります。就学(教育)支援委員会では、発達検査の結果や専門家の意見をもとに、支援級と通常級のどちらがお子さんに合っているかを一緒に考えてくれます。 「あくまで参考意見」ですが、一人で悩んでいたことを専門家の目で整理してもらえる貴重な機会です。療育先や幼稚園の先生方にも、就学についての見解を聞いてみてください。毎日関わっている人の言葉は、検査の数値よりずっとリアルです。

「どちらが正解か」より「見直せる」もアリ
支援級か通常級かは、入学時に決めたら一生変えられない、というものではありません。1年生で通常級に入り、2年生から支援級に移ることも、逆のケースも、どちらもあります。友人のお子さんも転籍を経験されています。 「今のお子さんに合う環境」を選ぶ。合わなければ動く。そういうフレキシブルな気持ちでいると、少し楽な気持ちになりませんか?

我が家の場合
我が家の次男(ASD+軽度知的発達症)の場合、支援級の見学会がきっかけでした。2つの学校に通える地域で最初に見学した支援級では、私は次男がそこに在籍する姿をどうしても想像できませんでした。 もう一つの学校は新設校で支援級はなく、すでに兄が在籍していました。私は次男に尋ねました。 結果、兄弟ふたりの希望と養護の先生が背中を押してくださったこともあって、通級指導を加えながら6年間通常級で過ごしました。中学は入学のタイミングで卒業後の進路も考え、支援級に転籍しました。
いかがでしたか? 主治医の先生、就学相談や療育のスタッフ、園の先生たちも巻き込んで、チームでも考えてみませんか?  応援しています!

ハートフル子育てコーチング講座
子育てで迷うとき、どんな時も頼りになるのは親の子育て軸。 自身の軸に沿って考えると、おのずとより良い選択が見えてきます。凸凹っ子の子育ても全く同じ。 大切なことは何かを知って、初めて周りのサポートをうまく活用することができます。 講座ではあなたの子育て軸を体験し言語化することができます。何より、あなた自身がその軸に沿って生きることを始めます。