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夫が単身赴任になり息子が不安定になってしまいました

小3の一人っ子の男子の母親です。夫が単身赴任になり息子が不安定になり困っています。
機嫌よくしていたかと思えばちょっとしたことで怒ったり、また急に私にべたべたくっついてきたりします。 息子は父親と仲がよいのでさびしい気持ちもわかりますが、私も夫のサポートがなくなり、忙しくて なかなか気持ちに余裕がもてません。 始まったばかりの新生活ですが、気持ちが落ち着かない息子をどうやってサポートしていったらいいか悩んでいます。

男同士の約束で会えない時間も楽しもう!

頼りにしているお父さんがそばになくて、お母さんも息子さんも心細いお気持ち、わかります。 お父さんが大好きな息子さんは、きっとお父さんに会える日が待ち遠しくてたまらないことでしょう。 だからこそ、会えるその日を一つの目標にして、父と息子二人で楽しめることを考え、離れている時間を 次回会えるまでの準備期間にしてはどうでしょうか。
例えば、サッカーが好きなら、次会えるまでにリフティングを○回できるようにと練習し、リフティング対決をする。 読書好きなら、課題図書を決め、お互いに読んで、会えた時に感想を話し合う。 昆虫好きなら調べたり、観察日記をつけ、会えた時に発表する…など、父と息子で相談し、離れていても お互い頑張ることを決め「男同士の約束」を交わします。 会えない時間を次のお楽しみまでの準備期間とすることで、会えないその時間さえも共有でき、会えた時の 楽しみも倍増します。 お母さんも準備期間をサポートしたり、その様子を記録したり、お父さんに報告することで、子どもの成長を 夫婦で分かち合うことができます。
会えないさみしさではなく、会える楽しみに目を向けることで、時間の過ごし方や気持ちが変わってくる かもしれません。
お父さんと相談し、男心をくすぐるような「男同士の約束」を交わしてみてはどうでしょう。

お母さんもリフレッシュできる時間を積極的にとってみる

お父さんが単身赴任になり息子さんはさびしく感じていることでしょう。 そして育児と家事を一手に引き受けるお母さんも負担が増えて大変なことと思います。
我が家も息子が小学生の時に夫が単身赴任になりました。 最初息子はとてもさびしそうで、夫が帰省して赴任先に戻るときに駅の改札口で見送るときに涙ぐんでいました。 また、相談者さん宅と同じようにささいなことで怒ったり甘えてきたりとても不安定でした。
そんな中、2か月たった時に私が体調を崩してしまいました。 その時に職場の上司が「お子さんの用事でしか休みをとっていないけど、自分のために休暇をとって体を休めないと 持たないよ。他のメンバーにも話しておくから休んだら?」と声をかけてくれました。 休んだのは数日でしたが、病院にも行けましたし、上司が声をかけてくれたこと自体がとてもありがたく、 またがむしゃらだった自分を客観的に見つめることができました。 私自身がいっぱいいっぱいで息子の気持ちを受け止めてあげる余裕がありませんでした。 その時に「前と同じようにはできなくてもいいかな」と思えるようになり少しずつ回復しました。
ありきたりかもしれませんが、家事などを少し休んでお母さんも一人の時間やリフレッシュできる時間を 積極的にとってみたらいかがでしょうか。 また、元気が出てきたらお子さんと週末など外出するのもよい気分転換になると思います。

子どもと真正面から向き合ってみませんか?

個人差はあるかと思いますが、小学校3年生ともなれば、ある程度は親の気持ちを受け止めて、自分で何が できるか考える事もできるかもしれませんね。そんな年頃のお子さんと、ここで真正面から向き合ってみませんか。 つまり、お子さんに感じている悩み、ご自身が感じている不安を、正直にお子さんに話してみてはいかがでしょうか。 「お母さんは今、こんな状態で不安に思っている」といったように、ご自身を主語にしたアイメッセージで 伝えてみましょう。 お子さんが受け止めてくれると信じた上で、真正面から向き合うコミュニケーションをすることから、 思わぬシナジーが生まれることもあるかもしれません。
実際、私も昨年小学校3年生だった上の息子に、当時自分が悩んでいたことなどを正直に相談して、「なるほど」と 納得したり、背中を押してもらえるような言葉をもらったことがありました。 親はまだまだ子どもだと思っていても、子どもは子どもなりの目線で日々生きていて、自分自身の価値観や考えを 固めながら自立していっているんですよね。
Mンんンんンんン自立の階段を上っているお子さんの背中を敢えて押すように、これまでとは逆に親をサポートする 役割を担ってもらうのも良い経験ではないでしょうか。 親と子どもがお互いに支えあって、ひとつ壁を乗り越えられる機会になるといいですね。

子どもを頼りにしつつ、甘えさせてあげる

ご主人のサポートが頻繁に受けられなくなり、お母さん自身も大変だと思います。
我が家の場合は単身赴任ではありませんが、夫が長期出張で月の半分以上は不在にしている時期が長く続きました。 夫は出かける際いつも息子に「ママを頼むな」と一言声をかけ、息子は「うん、分かった」。 夫の出張時はそんなやり取りが今も続いています。 息子が「パパの代わりを任せられた」と意識していたのかは分かりませんが、私も「家の中のたった1人の男として、 頼りにしているからね!」という思いを伝えるために、息子が何かを手伝ってくれると、ちょっと大げさに 「さすが!助かるよ!ホントにありがとう!」と言うようにしていました。
息子に「頼りにしているよ」という気持ちを伝えると同時に、小学生の時はまだまだ甘えたい時もあるのが 当然なので、息子と娘と私で川の字で一緒に寝るようにしていました。 男の子はいつまでも抱っこは恥ずかしがるけれど、一緒に寝るとスキンシップが取りやすいので、 こちらの方からベタベタして「ママに甘えていいんだよ」という時間にしていました。
息子を頼りにしつつ、甘えさせてあげる時間も作る。試してみてはいかがでしょうか。

家族の絆を深めるいい機会

これまでの日常生活が激変してしまうことは、お子さんだけでなく、お母さんにとっても相当の負担に なりますね。 いつも一緒にいるはずの人がそばにいない寂しさは、家族一人ひとりにじんわりと募ります。
寂しさを感じたら我慢せずに、お父さんに電話です。 一日の終わりにスマホのテレビ通話でお互いの顔を見ながら、今日あったことなど、たわいのない会話をする だけでも、心は軽くなることでしょう。 きっと一人で暮らすお父さんも嬉しいはずです。可能であれば、お父さんに会いに行くのもいいですね。 離れていても心は繋がっていると思えるような環境が整えば、お子さんも次第に落ち着いていくのでは ないかと思います。
そして大事なことは、お父さんは家族みんなのために頑張っている事実を、お子さんに伝えてください。 今は理解できなくても、いつの日かお子さんに、困難を乗り越えた記憶とともに、両親に感謝できる日が訪れる ことでしょう。
家族の絆を深めるいい機会だと捉えて、頑張ってください。

どうにもならない時こそ、お子さんが成長するチャンス

本当は家族みんなでずっと一緒にいたいのに、それが叶わない。 お子さんの持て余した感情は、唯一頼れるお母さんにしかぶつけることができない。 親としてはたまりませんが、これも子どもから信頼されているからこそ。自然の流れですね。
お子さんにとって、この何だかわからないけれど、どうにもならないと感じる経験は、後の成長に大きく 役立ちます。 辛い時こそ親子で向き合って、今自分はどういう気持ちなのか、寂しさや悲しさ、苛立ちを感じた時に、 そこから逃げずに気持ちを言葉にして眺めてみることをお勧めします。 親も子もネガティブになった時、どうすればその気持ちを立て直し、和らげることができるのか、親子で たくさん会話して、作戦を練ってみるのもいいですね。作戦を実行に移した数だけ、 家族の絆が深まり、お子さんの心も逞しくしなやかに成長していくことでしょう。