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義両親が兄弟を差別して困ります

義両親は地方に住み、長男重視の家です。長男5歳次男4歳の年子なのですが、お祝いやプレゼントなどにかなり差をつけます。 先日も法事の際に長男だけ親族席に座らせて次男は放置。義両親を兄弟の差別しないよう説得するにはどうしたらよいでしょうか?

まずは配偶者に相談しては?

家それぞれに風習のようなものがあるので、難しいところがありますよね。まずは配偶者にあなたの気持ちを伝え、配偶者の思いを聞いてみてはどうでしょうか。不満として伝えると、相手も身構えてしまうかもしれないので、あくまで「気になっているんだけど」と相談する感じがいいかもしれませんね。 自分は兄弟に差をつけないほうがいいと思うということ、二人への対応の違いに対して、次男がどう感じているかが気になる、など、「子どもにとってどうだろうか」という視点で伝えてみてはいかがでしょうか。 配偶者が長男の場合、自分が優遇されて育っていたら「それが当たり前」と思っているかもしれませんが、あなたが伝えることで「それは確かに違うかも」と思って、配偶者から義両親に言ってもらえる可能性もありますね。義実家の長年の風習をすぐに変えてもらうのは難しいかもしれませんが、まずは感じていることを伝えることから試してみてはいかがでしょうか。

「違う」と考える

義実家との価値観の違いあるあるですね。わが家も主人の実家と私の育った家の環境がかなり違います。今はもう慣れましたが初めの頃は事あるごとにキリキリしていました。けれど子ども達はどちらの実家にもよく馴染んでいるようでした。彼らによると、ぼんやりと「いろんな家があるんだなぁ」と思っていたようです。幼い頃から自分の家と親たちの家の違いに触れながら、そのまま受け入れていたのですね。子どもたちに聞いてみてはいかがでしょうか。たとえば訪問した帰り道、さらりと「今日はどうだった?」と聞いてみてください。子ども達が気兼ねなく話せるように、落ち着いて穏やかに'聴くこと'を心がけてください。パパは長男重視の環境で育ってきたとはいえ、現代の感覚も知っているはずです。もしかしたら子ども達の話を聞いて、なにか落とし所を探り始めるかもしれません。また何も変わらなくても、こういった違いについては長い目で見てくださいね。 異文化交流だと考えるのもひとつの方法かと思います。

【発想転換!信じて見守る】

その地方のしきたりや家の考え方があることは理解できても、大切な息子さん達に差別のような振る舞いをされるのは悲しいですね。 義両親なのでご主人に相談しても状況に大きな変化はなかったのかなと推察しました。義両親と大きな波風を立てるのは得策とは思えません。かと言って、ずっと心を煩わせるのはお辛いと思います。そこで、発想転換してはどうでしょうか? 息子さん達が強く逞しく育っていく経験になると信じて見守っていくのです。子どもは心地よいことだけでなく受け入れ難い他人の対応や価値観にも触れながら、成長していきます。成長とともに家族といる時間は減り、自分で対応しなければならない出来事が増えていきますよね。親はいつまでも障害を遠ざけてあげることはできません。 成長した息子さん自身が嫌な気持ちや疑問を義両親に投げかける日がやってくるかもしれませんよ。

今は気にせず見守ってみる

夫の実家も長男重視、特に男の子を優先させる地方で娘が産まれた際、余り喜んでもらえず嫌な思いをしたのでお気持ちとても理解できます。しかもプレゼントの内容まで差があるなんてイラッとしますね。 ただ、平等にしてあげたいお気持ちはとてもよく分かりますが、これから次男さんが大きくなるに伴い、 「これ何でだろう?」と思う理不尽な出来事が多々あるかと思います。その度に親が解決をするのは難しい事です。 なので、今は余り気にせず子ども本人が何で差別するの?と、質問が来るまで見守っておくのはどうでしょう。 また、お母さんが可哀想だと思い込んでいるとそれが伝わり「自分は可哀想な子なんだ」と、勘違いしてしまう事にもなるかもしれません。今後息子さんが成長していく過程で、こんな面倒なら長男ではなく次男に産まれれば良かった!なんて感じる日も来るかもしれませんよ。

捉え方、アプローチを変えてみる

家によって価値観の違いがあるのは仕方ないとはいえ、親として兄弟を差別されるのは気持ちの良いものではないですよね。説得したいとのことですが、義理のご両親は変わらないと諦めた方がよいと思います。他人は変わらない、変えることができるのは自分の捉え方と、こちらからのアプローチくらいでしょうか?例えば、プレゼントに差をつけているとしたら、違った種類のおもちゃがもらえて、遊びの幅が広がる。など、良い方にスポットをあてて考えてみませんか?少しは気持ちが楽になると思いますよ。アプローチとして例えばお礼を言うとき、「ありがとうございます。これ、弟も好きなんです。一緒に使わせてもらいますね。」等こちらは子ども達に平等に接していますアピールをしてみる。弟がいただいたものも同様のセリフを言ってみるなど。義理のご両親の対応がどうであれ、親が子ども達に平等であれば、子ども達自身はそれほど気にならないと思います。まずは、ご主人と足並みをそろえて作戦会議をすることおすすめします! ポイント  差別に困っているのはだれでしょう? 兄弟の差別について現状困っているのはだれでしょうか?もし、子どもが困っているのだとしたら、ご主人と一緒に子どもを守る対策をたてましょう。ハートフルコーチ達も色々な思いをかかえながら、対処してきた様です。ひとつでも参考になる解決策があればぜひ取り入れてみてください。ご主人はその家で育っているので、困っていないかもしれません。ご自身の気持ちを伝えながら、ご家族にとってよりよい関係を築くことができるよう応援しています。
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