
息子は私達親を嫌いなようです
息子は高校は寮生活になります。大好きなサッカーをする為自分で選びました。中学生になり反抗期に入り、父親との会話がなくなりました。 父親は送迎やクラブの応援などやってくれますが、息子は全く感謝の言葉もありません。最近は、母親の私に対する暴言が酷いです。息子は私達親を嫌いなようです。 反抗期か酷いので小言も控えてます。何不自由なくしてきて凄く悲しいです。今後息子との関係に悩みます。
大変つらい状況にありますね。それは、寮生活が始まるとのこと、距離を置いてお子さんとの関係を考える良い機会になるでしょう。関係がよくなるきっかけになるといいですね。
思春期の子どもは、自分の気持ちをうまく表現できず、親や大人に対して反抗的な態度をとることはよくあることです。
お子さん自身でさえ、自分の気持ちがよく把握できず、どういう態度をとればいいのかもよくわからず、葛藤しているのかもしれません。
その状態を、子どもに嫌われていると解釈して、未来に後悔を先送りするようなことにならないようにしたいと思います。
今のお子さんの状態は一時的なものです。これまでと変わらない愛情を注ぎ続けることが大切です。そうすることで、いつか大人になったお子さんは、何もなかったかのようにご両親のもとに帰ってこられます。
この間、ご両親にとっては子育てを振り返るときとなるかもしれません。どのようなお子さんへの接し方が、思春期の激しい抵抗を生む可能性があるのかも考えてみましょう。
過干渉
親子であっても子どもは一人の独立した存在です。乳幼児期は別として、それ以上になった子どもの生活に過剰に干渉するのは、子どもの激しい抵抗を生む元となりえます。
日々の生活も、学業や進路も、よく話し合い、本人の意向を優先し、本人が自分の生活のことを自分で考え決められるようサポートするのが親の役割です。
親はついつい自分の理想や、自分の考えを押し付けてしまいがちになりますが、そこは立ち止まりましょう。
過保護
子どもを愛すればこそ、子どもに不自由がないようにと親は気を配ります。ところがそれが過保護状態になることは、子どもの生きる力を育てません。
子どもはいつかその強い保護から抜け出すために、激しく抵抗することになります。言わなくても欲しいものが差し出される環境では、子どもは感謝を学べません。
ほしいものは自動的に供給されるので、ありがたいと思う体験がないのです。ほしいものが簡単には手に入らない環境において、人は他者に頼んで自分のニーズを満たすことを学びます。その時子どもは初めて感謝することを学びます。
一人の人としてリスペクト
たとえ子どもであっても一人の人としてリスペクトすることが求められます。特に思春期ともなると子どもはそれを求めて親との間に距離を置こうとするのです。
過干渉や過保護を避け、独立した一人の人として接するとき、子どもも親に対して同じように接することができるのです。
今はつらい時だとお察ししますが、時間が経つにつれて、お子さんも大人になっていきます。是非その様子を観察し、わだかまりを持つことなく接するようにしてください。
親のありがたみも理解できて、感謝の気持ちを持つようになるでしょう。親としての愛情とサポートを続けていくことが大切です。
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