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中1男子 成績がよくありません

小学生の頃はそんなにやらなくても、それなりの成績は取れていたのですが、中学生になり勉強が難しくなったのでしょうか、成績がよくありません。何とかもう少し頑張ってほしいと声をかけるのですが、勉強に関しては話したがりません。それ以外のことは友達のこと、クラブ活動のこと、いろいろ話してくれるのですが、成績に関しては全く話に乗ってきません。挫折を感じているのかと思います。 もう少し勉強が楽しくならないかと気をもんでいます。

お子さんの自主性を尊重しましょう

中学生になるといろいろな変化が起きます。男子の場合、いよいよ思春期の傾向が強くなり、身体的精神的な成長が始まります。あらゆる面におけるこの時期の成長は著しく、子どもは親子間の関係から、友達との関係へとその社会性を広げていきます。学習に関しては、本格的な科目別授業が始まり、テストの点数や順位などもこれまで以上にはっきり示されます。周りとの比較がはっきりしてくる分、それに圧倒され、重荷に感じてしまう子どももいるでしょう。お子さんはその状態なのかもしれませんね。

ただ、友達のことやクラブ活動のことをよく話すということは、中学校生活を楽しんでいるということだと思われます。しかもそれを親に話すというのは、親との関係も良好なのではないでしょうか。良好な関係を基盤に、よりよく勉強と取り組める方法を考えてみましょう。

1.お子さんの自主性を尊重する
親として心配するのは当然のことです。同時に、親に言われることにこれまで以上に反発する時期であることもご存じだと思います。「成績がよくない」「勉強しなさい」というメッセージは封印し、お子さんの自主性を尊重しましょう。

2.ポジティブなフィードバックを
日常的に目につくことをポジティブにフィードバックしましょう。ポジティブにフィードバックされると、子どもはより親に対して心を開きやすくなります。当たり前と見過ごさずに、まめにフィードバックしましょう。「ありがとう」や「助かった」などの一言も効果があります。

3.じっくり話し合う機会を
テスト結果を持ち帰ったときなど、機会を見つけて話し合うことをお勧めします。お子さんの自主性を尊重することを忘れずに。まず、お子さんが勉強で困っていることをじっくり聞きましょう。抱えている不安や不満を感じ取りましょう。そして、成績がどうであろうと彼を応援していることを伝えましょう。親にしてほしいことがないか聞いてみるといいと思います。塾に行きたいというかもしれません。おすすめは、ご両親が彼と一緒に勉強することです。 何にどこで躓いているかがわかると、アドバイスもしやすくなります。ただし、①をお忘れなく。

4.スモールステップで目標設定
前向きな様子が見えてきたら目標設定をしましょう。小さな目標をお勧めします。次の定期テストの成績を目標にしてもいいでしょう。小さな目標の達成を繰り返すことで、ますますやる気がアップします。

この時期は、親の理解が子どもを前進させます。高校受験に向かっても自主的に学習と向き合うことができるようサポートしましょう。
ハートフルクラブ