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乳幼児期学童期思春期ほか凸凹っ子

中学1年男子、話を聞いていません

学校でも話を聞いていないために、忘れ物をしたり提出物が出せません。部活でも同様で、持ち物や予定が分かりません。 三者面談では忘れ物がクラスで一番多いと厳しく指導されました。その面談の話も聞いていませんでした。 何かいつもボーっとしています。小学生の頃から、人の話は目を見て聞くようにと教えてきました。 今の子どもに必要な声かけを教えてください。よろしくお願いします。

親からの理解が重要です

頂いた情報だけですべてを判断することは難しいのですが、可能性としてお子さんには次のような特徴はありませんか。刺激に対しての反応がゆっくり、基本的におっとりペース、聞いているようで聞いていない、見ているようで見ていない、よく何かを触っている、よく動いている、手先は比較的器用。いかがでしょうか。この特徴があっていれば、おそらくお子さんは外部からの情報を視覚や聴覚からではなく、身体感覚から取る傾向が高いかと思われます。もしそうだとしたら、今のお子さんに対する対応は声掛けではなく、別のやり方を考えた方がいいでしょう。

・理解する
本人に聞く気がないとか、やる気がないとかいう問題ではなく、彼は身体で聞く子であるということをよく理解してください。その理解がないと忘れ物のたびに叱られて、彼の自尊心が育ちにくくなってしまいます。思春期は特に自意識が目覚める時。親からの理解が重要です。いつもボーっとしているという印象は、情報があるのに入ってこないことに疲れているかもしれません。よく聞きなさいと言われ、よく見なさいと言われても感覚で情報が取れないと言われることに疲れます。それが無気力につながる前に自信につなげましょう。

・伝え方を変える
まずはお子さんが聞いているはず見ているはずという前提から離れて、彼が体で感じているということを意識しましょう。そこで何か持ち物などで伝えたいことがあれば、まず肩や腕に触れて合図をしてください。触れられた時、彼は情報を取る準備ができます。声をかけるだけだと、聞こえていても情報を取る準備ができません。そして振り返ったら、短文で一つだけをゆっくり伝えます。「明日は体操服ね」とか「体操服どこ?」と。感覚で情報を取る人はゆっくりがカギです。本人が体操服を持ってきたら、朝の動線のところ(玄関など)にセットしておくといいでしょう。本人が動いて持ってきて、本人がセットするというのが大事です。しばらくこれを丁寧に続けてみてください。親の方が慣れることです。慣れてきたら、玄関にお子さん専用の明日登校時にもっていくためのカゴとか用意してもいいかもしれません。そのカゴはいつも同じ場所に置いておくことと、他の人は使わないこと、前の晩のうちに本人がそのカゴに入れることなど決めごとをしてください。

・感覚を育てる
視覚や聴覚は育ちます。育てる方法はたった一つ、使わせることです。忘れ物が多いからと、親が先手を打ってアレコレ子どもが困らないようにと手を出すにつれ、子どもは受け身になって感覚が育ちません。忘れ物のことだけでなく、身の回りの日常のこと、朝起きることなど、本人に任せて自分でできるようになるにつれて様々な感覚が目覚めていきます。 身体の感覚で物事を理解するタイプの子どもは、抽象的な言葉による指示より具体に体を使ったり動かしたりすることで才能を発揮しやすくなります。なんとなくぼんやりしている様子で、知能が低いのかと思われる場合もありますが、それどころか、身体知性が高く、実践力が高い人が多くいます。今思春期の伸びる時期に、適切な対応ができるといいですね。

ハートフル子育てコーチング講座
子どもが本来持つ能力を伸ばす方法のひとつは、環境を変えることです。環境の最も大きな要素が親の対応の仕方です。 親の対応が変わると子どもの環境が変化し、子どもが動き始めるのがわかるでしょう。 講座では、その親子関係の現状に沿って、変化の過程をサポートします。