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乳幼児期学童期思春期凸凹っ子

全て劣っているような気がします

私の娘は3月末生まれで、生まれた時小さかったこともあり、幼稚園に入って、体格もやることも、全て劣っているような気がします。次に生まれる子は、絶対4月か5月生まれにしよう!…なんて思ってしまうほどです。 気にし過ぎはわかっているのですが、ついつい心配になってしまいます。

できることを探しましょう

生まれた時に小さかったというと、とても気遣って育てられたこととお察し致します。大切に育てられたからこそ、心配もつきまといますよね。そして、集団生活になると、どうしても周りの子ども達との違いが気になって比べてしまうのもよく分かります。ですが小さく生まれたから・・・という前提があると、全てが出来ていないことに目が向きそうです。そこで小さく生まれたけど・・・こんなことが出来る、出来るようになったと捉えてみるのはいかがでしょうか。そして、得意なものは誰にでもあるはず。 もし、相談者さんが見つけられなければ、周りのお友達のお母さんにお子さんの良いところを教えてもらってくださいね。

30年たった今、、、

私の長女も早生まれですので、お気持ちよく分かります!子どもが入園する時、私は寂しくて不安で、自作の「入園ソング」で、泣きながら子どもを寝かしつけていました。それから30年、驚く事に長女はその歌を覚えていて、早生まれの子を入園させる事に不安な友達に、その歌詞をプレゼントしていました。そして、1〜3月は寒くて、夜中の授乳も大変ですよね。寒い中、赤ちゃんも自分も風邪を引かないように、よく頑張ってこられたと思います。今思えば、あの不安、寂しさ、しんどさがあったからこそ、愛しさが増し、子育てがかけがえのないものになったような気がします。早生まれの子の子育て、応援しています!

他の子との比較ではなく、わが子の過去と比べる

つい他の子とわが子を比べてしまうのは、私を含め多くの親が経験していると思います。子どもが幼稚園児だった頃、保護者会で先生が「他の子とわが子を比べるのではなく、わが子の過去と今を比べてください」と、お話しされハッとした経験があります。確かに過去と比べれば、身長が伸びた、言葉が増えた、走れるようになったなどなど成長がたくさん見つかります。親がそういった視点をもって接していれば子どもは自信をつけていきますね。そしていずれ子ども自身もそういった視点をもてるようになります。その視点はさまざまな局面で子どもの助けになるはずです。親としてその視点をプレゼントできたら嬉しいですね。

見守り、先を見ませんか

私自身が早生まれです。幼児期の記憶はないのですが、小学生の時も走るのが遅いこと以外は困ったこともありませんでした。大人になると、同級生より若くて嬉しい感覚です。早いうちから刺激をもらえるので、お得とも言われますね。私自身は早生まれで良かったと思っていましたが、大人になってから、父親に「早生まれで、子どもの頃、ついていくのに苦労したのでは…」と言われ、そんな風に思っていたのだと驚きました。親には心配があったのでしょうが、「早生まれだから…」と言われた記憶もなく、私がそんな心配に気づかずに過ごせるよう、親は見守っていたのでしょうね。早生まれの良い所も見ながら、お子さんを見守ってみませんか。

ポイント

いずれ生まれ月の差は縮まると分かっているし、気にしすぎない方がいい、とわかっておられるのではないでしょうか。心配するのも親心。その気持ちと、うまく付き合いましょう。どんなことが気になりますか。心配事を、言葉にしたり聞いてもらったりするといいかもしれません。言葉にすると、「気にしなくても大丈夫」「だから不安だったんだ」等、気づくこともあると思います。その気持ちを否定せず受け止めてみましょう。気持ちが楽になり、必要なサポートも見えてくると思います。そして、卒園する時には、今の不安を懐かしく思うのではないでしょうか。 ハートフルコーチのアイディアは、心を軽くしてくれますので、是非参考にしてみてください。
実践教室「子どものしつけのコーチング」 乳幼児期、学童期、思春期と年齢別に子どもの成長の見守り方を学びます。