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苦手なことから逃げてばかり

小5の息子は、苦手意識があることや好きでないことには「無理!」と言って取り組もうとしません。どうすれば取り組めるようになるでしょうか?

お子さんの目線に立って考えてみる

苦手なことに取り組むのは、大人でも億劫になりますよね。私も時間がかかりそうなことや難しそうなことは、つい後回しにしたくなります。お子さんはどうしてやりたくないのでしょうか。例えば、やり方がわからないだけかもしれないし、前にやってみて上手くいかなかった経験があるのかもしれません。やりたくない理由を聞いてお子さんの目線に立ってみたら、やり方を教える、どうやったら出来そうかを一緒に考えるなど、出来ることが見えてきそうです。

できることからやってみよう!

苦手なことには、なかなか取り組めないのですね。親としては、何でも恐れずにチャレンジしてほしいですよね。でも、「それは本当に逃げてはいけないこと?」と見直してみるのも一つの方法です。かけっこが遅くても人生で困ることはありません。算数が苦手でもほかの教科で補えます。叱咤激励してやらせるより、まずは、得意なことや好きなことに力を入れてはいかがでしょうか。それによって、「できた!」という経験を積ませて自信につなげましょう。その自信がやがて、苦手なことにも「やってみようかな」という気持ちに変わっていく可能性を生み出します。できた時には、「できたね、うれしいよ」など、Iメッセージ(アイメッセージ)で伝えてあげてくださいね。

小さな成功体験を積み重ねましょう!

私は小学校で支援員をしています。同様に「無理!」と言って課題に取り組まない子どもをサポートする機会がよくあります。なので、お気持ちがとてもよく分かります。とにかく与えられた課題をやらせようと私が焦ると、子どもはテコでもやりませんでした。癇癪を起こす場合すらありました。
そこで考えたのが、『課題の難易度を下げる方法』や『課題をスモールステップに分ける方法』です。例えば『5年生だけど4年生の課題をする』『①番だけやればOK』などです。「これならできそう!」と思えば、子どもは十中八九取り組みます。その時「取り組んだね!」と大いに認めて喜んで下さい。よく見るとこの時、子どもが『ちょっといい表情』になっていることがあります。これが『小さな成功体験』かな、と私は思っています。このような小さな成功体験を積み重ねることで、苦手な課題にもチャレンジできるようになるといいですね。

できる意識を育てよう

塾講師をしていて思うこと。私を含め親は子どもの苦手を受け止めるのがうまくありません。でも、正面から苦手なことに取り組ませるのは結構大変です。ここは視点を変えて得意なことや、好きなことを自信にその自信を苦手なことにもつなげられるよう声かけを工夫するのはいかがでしょうか?例えば、国語が苦手で算数が好きであれば、算数で良い点数を取れたら認めて褒めてください。「テスト2回連続で100点取れたね!」「文章題もよく理解できていたね。」など褒めポイントを見つけてください。そして、このように伝えてはいかがでしょうか。「君は得意だと思っているから、算数ではいい点数が取れる。ところが、苦手だと思っている国語では力が発揮できない。国語でも、力が出せるようにやってみないか?」そして、次のテストまで、勉強に寄り添ってください。その時のスタンスは、「そうそう、できるじゃないの!」と褒めポイントを見つけることです。そして、前回より一点でも点数が上がれば、「ほら、得意に向かって一歩進んだ」。

ポイント

子どもが苦手なことに取り組もうとする時、親ができることは、伴走者としてサポートすることです。例えば、やり方が分からなくて困っているなら、答えを教えるのではなく「 どこがやりにくい?」と聞いて一緒に解決策を考えることです。子どもが自分で解決することで、「自信」が育っていくように、親は「応援団」に徹するのです。
どうしても無理なとき、逃げること自体を否定せず「それでいいんだよ、次はもう少しだけ頑張ってみようね」と次に向けた約束をするのも一つの方法です。
お子さんが、すぐに変わるのは難しいかもしれませんが、親が「あなたはできる」と子どもを信じること、ありのままを受け止める姿勢を持ち続けることが、何より子どもの支えになると思います。

ハートフル子育てコーチング講座
苦手なことから逃げようとする子どもを何とか取り組ませようとしても、かえって苦手意識を育てるだけです。そんな時はコーチングです。コーチングは子どもが自ら取り組みたくなるように環境を整える対話法です。講座では、コーチング対話法が学べます。