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乳幼児期学童期思春期ほか凸凹っ子

時間が守れず区別ができない

小学校1年生の男子ですが、学校生活で時間が守れず、チャイムが鳴っても授業に遅れて来たり、遊び時間と授業時間の区別があまりできていないと先生から言われました。親の仕事が在宅ワークやフレックスタイム制で起床時間が日によって異なることがあり、保育園の登園時間もバラバラだったせいでしょうか。どうしたらよいですか?

子どもの話を聴き、観察する

私が1年生の頃、砂場遊びや縄跳びに夢中になり、授業のチャイムが鳴ってからゆっくり遊び道具を片付けて教室に戻ると、「遅い!」と先生にひどく怒られたことが何度かありました。とっても嫌な思いをしましたが、そんな経験もしながら段々と学校のルールに馴染んでいったように思います。お子さんは小学校に入学して間がなく、時間割に沿って自分で動くという生活にまだ慣れていないのかもしれません。ですから焦ることなく、お家では穏やかに話を聴いてみてください。お子さんの話や気持ちをおおらかに受け止めながら日々の様子を観察していると、やがて「わが子のペースで学校生活に馴染んできているな。」と感じられるようになると思います。

まずは本人の自覚を確認する

私も『家庭の環境が原因だったのかな』と思うことがよくありました。でも、子どもの時間の感覚や切り替えの力は成長とともに育つ部分も大きいので、ご自身を責めすぎなくて大丈夫だと思います。まず大切なのは「できていないことに本人が気づいているか」を確認することです。分かっていてできないのか、そもそも自覚がないのかで関わり方は大きく変わります。たとえば「チャイムが鳴るの気づく?」「その時どんな気持ちだった?」など、やさしく聞いてみてください。もし気づいていないなら、まずは気づく力を育てることが大切です。逆に分かっていても切り替えが難しい場合は、家でもチャイムやタイマーを使って行動を切り替える練習を家族みんなでしてみるのもおすすめです。楽しいことを途中でやめるのは大人でも難しいですからね。

家で時間を意識してみる+先生に相談してみる

小学校は、保育園とは違うことがたくさんありますよね。ちゃんと、時間が区切られているということも、その中の一つですが、お子さんは時計をどれくらい理解していますか?また、授業の時間に間に合わない時があることに関して、お子さんはどのように思っているのでしょう?一度お子さんと話してから、家で時間を意識するようにしてみてはどうでしょう。「〇時になったら、ご飯」「あと、何分でゲームをやめる」など。また、周りの友だちに声をかけてもらうようにするなど、学校側にお願いできることもあるかもしれません。学校で出来そうな手だてを、先生に相談してみるのも良いと思います。

行動にかかる時間を測ってみては?

時間を守ることは大切だと分かっていても、大人でも難しいと感じています。私自身も苦手だったので、子どもと一緒に“行動にかかる時間”を測って、1日の見通しを立てる工夫をしていました。そこで気づいたのが、「見えない時間」の存在です。例えば「着替え10分」の中には、「服を選ぶ時間」も含まれています。移動も同じで、校庭から教室へ行くだけでも意外と時間がかかることがあります。毎日の時間は、ひとつひとつの小さな行動の積み重ねです。もしかすると、思わぬところに、見えない時間の落とし穴があるのかもしれません。ぜひ一度、お子さんと遊び感覚で、何にどれくらい時間がかかるか測ってみてください。その上で、見えない時間も含めた1日の見通しをたててみられてはいかがでしょうか?

ポイント

園から小学校生活へのデビューは子どもにとってとても大きな変化です。初めての体験も多く、チャイムやサインに自分で気づき、考えて行動していくこともその一つです。入学してまだ約3ヶ月、お子さんのペースで学校生活に慣れていく様子を寄り添いながら見守ってください。一方、コーチたちの提案にもあるように、家庭で出来る工夫はあります。まずは、お子さんの学校生活に合わせて家族で出来るだけ規則正しい生活を心がけてみてください。毎日の基本的な生活習慣については凡その時間を決めておいたり、帰宅後のスケジュールを子ども自身が目や耳で確認できるようにすると“次は何時に何をするのか?”という見通しがつくので行動が切り替え易くなります。お子さんの成長を長い目で見守りつつ、家族で楽しみながらサポートしましょう。

実践教室「子どものしつけのコーチング」
子育てにおいて大切なことのひとつが観察です。観察することで子どもがなぜそうなのかがわかります。そして、次に大切なことが知識とスキルです。観察して分かったことに対してどうしたらいいかの知識とスキルがあれば、迷うことなく子どもに寄り添うことができるのです。