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中一の息子が不登校です

夫は息子が5歳の時に病気でなくなりました。それ以来、私は一人で息子を育ててきました。周りには頼れる人もいません。生活は楽ではありませんが、息子には不自由な思いをさせたくない一心で頑張ってきました。それでさみしい思いをさせたかもしれないと後悔もしています。中学に進学したころから学校に行き渋るようになり、この一週間ほどは不登校です。特に学校で何があったわけではなく、自分から皆の中に飛び込んでいけない感じで、学校へ行きづらくなっているのではないかと思います。私は2日間ほど休んで子どもと一緒にいました。職場の上司はよく理解してくれていますが、これ以上休むこともはばかられ、生活もあるのでやめるわけにもいかず困っています。 このまま学校へ行かなくなったらと思うと毎日怖いです。

親に一人の人として受け止められたとき、子は自分と向き合うことができます

不登校のお子さんを心配するお気持ち伝わってきました。しかも、一人で子育てしてこられて、相談するパートナーもいない状態で、心細く感じておられることと思います。 学校で特に何があったわけではないということですが、その年頃は多感な時、特に周りとの問題がなくても、自分自身の中で空回りして動けなくなっているということもあり得ます。 まずは彼の中にエネルギーを生み出したいですね。学校に行って友達を作り、クラブ活動に参加して様々な体験をする毎日。その平凡な毎日の繰り返しにもエネルギーが必要です。 友達ができれば、それが一層のエネルギーを生み出します。クラブ活動が面白くなれば、学校へ行く意味も見出せます。そのためにも、まずお母さんの気持ちを整えましょう。 困った時ほどうろたえず、しっかりと考えることです。

まず、お母さんの日常を振り返ってみてください。文面からは、お母さんが父を亡くしたお子さんを気遣って、守ってきたことが伺えます。 父を亡くしても不自由をさせたくない、さみしい思いをさせたくないというお気持ちだったのですね。親としては当然ですね。でも、この間、お母さん自身の生活はどうだったでしょう。 仕事を楽しみ、友人との時を楽しみ、お子さんとの時間に喜びを見出す余裕はありましたか? パートナーを亡くすというのは本当に大きな喪失体験ですが、それでもあなたは生きていて、お子さんの自立を見届ける責任と楽しみがあります。 お子さんのエネルギーを取り戻すためにも、まずお母さん自身の生きる楽しみを意識してみましょう。 子どもに不自由な思いをさせたくはない、さみしい思いをさせたくはないという思いで頑張る母より、日々を楽しんで生きている母の方が子どもにとっては安心できるものです。

そして、お子さんとの関係です。お子さんが5歳だったころ、お子さんはお母さんが守る対象だったと思います。お母さんは彼を背負って生きてきたかもしれません。 そして、彼は成長し、今彼は守られる人であるより、お母さんが一緒に生きるその相手なのではないでしょうか。背負ってきた彼を一人で立たせて、並んで人生を歩んでいく。 そんな姿を想像してみてください。彼は守られるべき弱い存在ではなく、共に生きる、時には頼りにもできる存在であるとしたら、お母さんは彼にどのように接するでしょう。

もし彼が今、学校へ行きたくないというのであれば、家で何をするのか話し合ってください。日課を決めて取り組んだり、家事をしてもらうのもいいでしょう。 そして、お母さんは仕事に出かけましょう。そして、これまで以上に対話することをお勧めします。彼の話を聞き、彼を認め、母の一日を語り、仕事の大変さ、面白さを聞かせてやってください。 彼が話題を持ち出さない限り、むやみに学校へ行くことを促すことはしません。彼の心にエネルギーが高まってくるのを待ちましょう。生活を楽しみ、活き活きと生きる母と接して彼は元気になります。 学校へ行かない彼にハラハラするのではなく、一人の人として学校へ行かないことさえ受け止められたとき、彼は自分と向き合うことができます。