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乳幼児期学童期思春期凸凹っ子

中1女子 特別支援高等学校への進学を考えています。

知的障害を伴うASDで支援級に在籍する中1女子です。娘の進路先について、ご相談です。 特別支援高等学校への進学を考えていますが、学校選び何が決め手になりますか? 


お嬢さんの特別支援高等学校への進学を考えていらっしゃるのですね。まずは、お母さんのお気持ち、考えを確認しましょう。お嬢さんを思い浮かべながら、書き出してみましょう。 この学校にどんな期待をお持ちですか。 お嬢さんは、どのようなお子さんですか。進学先について、お子さんの希望はきいていますか? 進学し、この学校でお子さんが学び、過ごすことで、彼女が手にすることはどんなことでしょうか。 彼女の成長、変化はご家族にどのような影響を与えてくれますか。

★20歳になったお子さんの理想の姿を描いてみましょう。
職場でお子さんは、どのように活躍していますか。 どのような人達に囲まれて働いていますか?職場の仲間達とどのような関係を築いていますか。  理想の絵が見えますか?その理想の絵に近づくためにお子さんは、どのような力を身につける必要があるでしょうか。今日から家で出来ることは何ですか?

◆我が家が選んだ進学先
我が家が特別支援高等学校への進学を考えたのは、次男(ASD+軽度知的障害)が小3の時でした。その経緯は、以前の記事『中3男子・進学先で迷っています』を御覧ください。 理想とした職場が特例子会社という形態。その会社を就職先に持つ特別支援高等学校は車で30分弱。その秋の学園祭に早速、家族で足を運びました。 各専門コースで作成されているステンドグラス、木工作品、手芸用品やトートバックなど、生徒の作品ですが、販売商品としての基準を満たし出品されていて、その教育指導がしっかり仕事として、商品に反映されていることが分かります。 専門コースは農業、園芸、福祉の他、全部で8コース。それらを実際の職業とする人は、わずかだと思うが、その教育カリキュラムを通し、仕事に向かう姿勢、責任、協力、やり抜く粘り強さを育成されているのだと実感。 大変好感を抱きました。また校内の見学もOKだったので、家族で見学。その際に、壁に掲示されていた生徒たちの就職先と高い就職率を見て驚きます。それは進路指導の先生の努力と就職先で頑張る先輩たちのおかげですね 。そして他の特例子会社の情報も忘れずチェック!ぜひ、ここで学び、社会で活躍して欲しいと思いました。ホームページなどのネットチェックだけではなく、実際に足を運んでその学校、生徒たち姿を見ていただきたいと思います。 後にこの学校がモデル校として、全国、海外からも見学される学校だと知ります。その後、学校説明会、見学会、体験入学など機会がある都度、息子と足を運びました。 もちろん時期が来て、進学先を選択するのは彼ですが、彼にとって、馴染のある安心感のある場所にしたかった。そして、次男が中2の時に新しい学校が開校されます。 こちらも実に素晴らしく甲乙つけがたい。就労トレーニングに画期的なプログラムが導入され、とても魅力的。最終的には、次男が当初からの学校を選択。それで良かったと思っています。 なぜなら、長年紡いてきた企業、先輩方との縁は、新設校にはとても敵わない。地元に近いこの学校の卒業生&親のネットワークも充実していて、受験前の情報収集にも活用させていただきました。 各校も生徒を思う苦心の工夫されたプログラムだと思うので、ぜひ比較し、お子さんのニーズ、特性、気質などに合う学校をお子さんが選べるよう見守ってください。応援しています!

オンラインコーチング
同じ特性を持つお子さんを育てたハートフルコーチからコーチングを受けることができます。 立ち止まって、子どもの将来を考えるサポートが得られます。