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お友だちと遊ばない

集団行動が苦手な子で、お友だちと一緒にいても、親とばかり遊びたがります。みんなで何かをするときも何かと遅れがちなのが気になります。

できたときに声を掛けていきましょう。

うちの子も小さいころ私にべったりだったことを思い出しました。 ママ同士でおしゃべりしたいのにうちの子だけが離れてくれなくて、まわりをうらやましく思ったこともありました。 親としては、どうしてこの子はお友だちと一緒に遊んでくれないんだろうと気になりますよね。

今となって思うのは、子どもにもいろいろなタイプがいて、友達の手を強引にでも引っ張って一緒に遊ぼうとする子もいれば、 みんなから離れたところでじっと観察している子もいましたが、どの子も、いずれ親から離れていくということです。 それぞれのペースで、できることを増やしていくのですよね。
ですから、お子さんがお友だちと遊べたとき、みんなの中でがんばったときに、そのタイミングを逃さず、「お友だちと遊べたね!」 「みんなと一緒にできたね」「ちゃんと見ていたよ!」と声をかけてみてください。 そうすれば、「自分ひとりでも大丈夫」という気持ちが本人の中に積み上げられていって、 みんなと過ごすことにも自信を持てるようになるでしょう。

大丈夫。いつまでもその状態は続きません。

今はお子さんにとって、あなたと一緒にいることが何よりも安心なのでしょうね。 そうやって親という安全地帯にいながら、目はお友達を見たり追っているのかもしれません。 だって、気になるから。そして、「面白そうだな、一緒に遊んでみようかな」という思いが次第に強くなって、もう我慢できなくなったら、 親のもとから自然と離れていくと思います。

離れるまでに必要な時間は子どもによって違うようです。お子さんのように時間を掛ける子は、その時間で子どもなりにいろいろと考えて、 シミュレーションしているのではないでしょうか。そうやって「よし!」と思えた時が、その子が行動する時なのだと思います。 最初はすぐに戻ってきたとしても、段々離れる時間も長くなっていくでしょう。
みんなで何かするときに遅れがちな時も同じで、何もしていないように見えても、実はじっくり考えているのだと思います。 ですから安心して、今は少し待ってみてください。遅れていることをその子自身が自覚するようになってきたら、その子なりに要領よく、物事を処理できるようになりますよ。

本当は誰と遊びたいのでしょうか?

お友だちと遊びたいけど、うまく入れないから親と遊びたいのでしょうか。それとも、本当に親と遊びたいのでしょうか。 お子さんをよく観察して、もし本当に親と遊びたいのなら、お子さんが「もういい」という時まで親子で遊んでしまいましょう。

集団で遊ぶ楽しさがわかる時期というものがあります。集団行動やそのペースにも、これから先、学校に通うようになれば、次第に慣れていくようになるでしょう。 行きつ戻りつしながらも必ず成長していきますから、急がず、いちばん遊びたい相手が親である限られたひと時を、どうぞ楽しんでください。 「お母さんと遊ぶ」と言っていたのよ、なんて親子で笑い話にできるときが、きっときます。

思い切って、一緒に輪に入ってみては。

お子さんはあなたのことが大好きなのですね!それならいっそ、一緒にお友だちの輪に入って遊んじゃうのはいかがでしょう? 大好きなあなたが一緒だったら、すんなり入って遊べるかもしれません。親も楽しいし、子どもも安心するし、一石二鳥です。

そのうちにお友だちと遊ぶことが楽しくなって、自分から輪に入るようになるでしょうし、そうしてみんなと遊ぶうちに、集団のペースにも慣れていくのではないでしょうか。

ひとりで過ごすほうが好きな子もいます

子どもが子ども同士で遊んでくれたら、ほっとしますよね。私も長男が引っ込み思案な子でお友だちとなかなか遊ばなかったので、 集団生活に馴染めないののではないかと悩みました。
でもその長男を育てたことで、子どもなら誰もが集団で元気に遊ぶというものでもないことを知りました。 ひとり遊びが多いことを気にしていた私に幼稚園の先生が、「子どもでもひとりで過ごす方が好きな子もいますよ」と声を掛けてくださったのです。 涙が出るほどうれしかったです。今では得意な絵でクラスメートからも一目置かれていて、悩んでいたことが嘘のように思えます。

ですから、お子さんがどんなタイプかを知るためにも、しばらく様子をみてはいかがでしょうか?お子さんが何に興味を持っているのか、何を感じ、 何を学んでいるのかを見つけるつもりで、お子さんの様子を観察してみてください。お友だちのしていることをじっと見て覚えて、家に帰ってから真似をするなど、結構面白い発見があると思います。

今は準備を整えているところです

親のそばからなかなか離れないことや、まわりから遅れがちなことが気になるのは、子どものことを思えばこそ、子どもの成長を願えばこその気持ちですね。 そしてお子さんはあなたのそばにいる時間で、大事なことをたくさん吸収しています。

好きな遊びを見つけていたり、お友だちへの興味を覚えていたり、みんなのやり方を観察していたり。何より大きなことは、親に守られているという安心感です。 その安心感が、子どもが自分から次の一歩を踏み出す原動力となります。
「そばにいたい」というお子さんの今の思いを十分満たすことで、お子さんの成長をサポートしてください。