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6歳女児パパが甘やかすので困っています

誕生月でもないのに、欲しいおもちゃやゲームを買い与えたり、娘が好きなお菓子をよく買ってきたりしています。また、私が外出している時など、家族で決めた約束を娘が求めるままに変更をしている様です。 来年は小学生、我慢や約束を守ることを学ばせたいのですが、パパが甘やかすので困っています。

お互いの思いを話してみる

お子さんが我慢ができなくなったり、約束が守れなくなったりするのでは、と心配になるお気持ち、わかります。では、なぜお父さんは家族で決めた約束を守らず、お子さんにいろいろ買ってあげるのでしょうね。お父さんがお子さんにおもちゃやお菓子を買ってくるのには、もしかしたら何か思いがあるのかもしれません。たとえば、幼い頃、自分が買って欲しかったものを買ってもらえなくてずっと我慢していた、とか、普段仕事で忙しくお子さんと一緒に遊ぶ機会がないため、遊び方やどのように接してよいかわからない、など。まずはお父さんの思いを聞き、あなたの思いも話してみませんか。その際は、お子さんの思いも聞いてみましょう。お子さん自身は、約束を守っていなかったことについて、どのように考えていたのでしょうね。来年小学生でしたら、きっと話してくれると思います。相手がどのように思っているのかは、実際のところ話してみないとわかりません。 それぞれの思いや気持ちを伝えたうえで、お互いが納得できるようなルールや枠組みを改めて一緒に作っていくとよいのではないでしょうか。

『与える』から『共に』を楽しむ

わが家のお父さんも、二人の子ども達にいろんな物を買い与えていました。ところがある時、彼は子どものために買ってきた図鑑に夢中になったのです。お父さんが愉しげに図鑑を読みだすと、子ども達は興味津々。三人で何冊もの図鑑を眺めながら思い思いにしゃべり合います。その様子は親子というよりはまるで仲間のようでした。こんな経験をして彼は「特別なことをしなくても、普通にしていればいい」と実感したそうです。以来、むやみに物を買い与えることはなくなりました。 相談者さん家のパパも、お子さんと過ごしていて、なにか『感じること』があれば今の接し方が変わるかもしれません。子どもって両親や周りのことをよく見ています。お子さんも誰もがパパのように接してくれるとは思っていないはずです。これから多くの人達とかかわるうちに、例えば我慢や約束を守るといったことも学んでいくと思いますので、あまり心配しないで見守っていってください。パパのことが気になるのはよくわかります。でも、何とかしようと思い過ぎずに、お子さんとの生活を楽しんでくださいね。

ご主人も足並みを揃えて接してくれると嬉しいですね

私の夫も、簡単にルールを緩めたり、すぐにお菓子を買ってきます。私だけが頑張って躾ているようで、時々悲しくなります。でも、なぜ甘やかすようなことをするのか夫の様子を見ていると、悪気はなく息子を喜ばせたいだけ。ただ、どう関われば息子の笑顔が見られるのか?他に方法が分からないようでした。そこで、私はどうしたいか伝え、話し合いました。また、息子がやりたがっていたことや好きな遊びを伝え、夫が息子の笑顔を見られる場作りを心掛けています。それ以来、夫も気をつけてはいますが、それでも私からみると相変わらず甘い父親です。でも、それでもいいと思っています。息子の息抜きにもなるし、良くないことについては、息子自身も分かっているようですから。ご主人はどうして甘やかすようなことをするのでしょうか。また、お子さんはどう感じているのでしょうか。相手の立場になって考えたり、聞いてみると、ヒントが見つかるかもしれません。 それに、もしご主人が相変わらずでも、そのうち成長したお子さんがパパの甘やかしを断る日がやってくるかもしれませんよ

子育ての「枠組み」をご主人と考えてみる

つい最近も、テレビである女優さんが「夫が娘を甘やかして、娘に注意をするのはいつも自分ばかりなので、私が怖くて嫌な母親になってしまう…」と、悩みを話されていました。 家族で決めていた約束があるのに、変更されてしまうのは困りますよね。 私はハートフルコミニュケーションで、子育てにおいての「枠組み」を作ることの大切さを学びました。 そして、夫と自分達親の価値観は正しいのか、また子どもを幸せな自立に向わせる為に、何がいちばん大切な事か、何回も話し合いました。時には意見が合わない事も。そんな事を繰り返しながら、我が家の「枠組」が、でき、それに沿って子育てをしてきました。例えば、欲しい物があったとしても簡単に手に入れるような事はせず、必ず一定期間の我慢をさせるようにしました。クリスマス迄、誕生日迄など色々です。子ども達も最初は愚図りましたが、夫婦で貫きました。そのうち子ども達も、それが我が家のルールだと感じて当たり前になりました。 ご主人も悪気があって甘やかしているのではないかと思います。お子さんが小さいうちに話し合って「枠組み」を考えてみてはいかがでしょうか?

どこまで甘やかす?

約束を守れる子になってほしい、パパがお子さんに甘すぎて心配する気持ち、我が家も娘がいるのでよくわかります。 家族で決めた約束を変更するのは、娘に嫌われたくないパパの『甘やかし』だと思いました。でも、子どもが求めていることをしてあげる、甘えさせてあげることは、親の愛情を体感でき、親子の絆を深められるよい機会だとも感じています。お菓子を含む食ベ物のリクエスト、スキンシップや生活に必要と思われるものは今まで通り与えてあげることお勧めします。我が家ではほしいおもちゃやゲームは、誕生日やクリスマスにサンタさんへのリクエストで叶えておりました。どうしてもほしいゲームがあった時は、お小遣いやお年玉で使える上限金額を決めて購入させていました。必要なものは買ってもらえると安心しているからか、今ではほとんどねだらなくなりました。ゲームなどの使用時間は、守れなかった時のルールも含めて家族で相談して決めた方がよいと思います。子どもからのリクエストは十分受け入れて、わがままを助長する甘やかしはほどほどに日々過ごせたらお互い良いですよね。

甘えは受け入れ、甘やかさないルールづくりを

ご主人は可愛いお子さんの希望を何でも叶えてあげたくなっているのでしょうね。 話を聞く、一緒に遊ぶ、できることでもサポートする、ほしいものを買う、行きたい場所に連れて行くなど、子どもの甘えを受け入れることは、子どもの安心感につながります。 けれども、子どものご機嫌をとるために約束を変更したり、過剰にものを買い与えたりするのは、親の自己満足。わがままを助長する甘やかしになりえます。そこを心配されていましたよね。 ハートフルコーチ達も述べていますが、まずはご家庭で話し合い、お子さんの成長に合わせたルールづくりをしてはいかがでしょうか?