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幼稚園に行きたがらず、毎朝泣いてしまいます。

3歳女の子です。 春から、幼稚園に入園。2か月ほど経ちますが、朝、「行きたくない、ママと一緒にいたい。」と言って、嫌がって 泣いてしまいます。 朝の支度中ずっと泣いていて、なだめるのにとても時間がかかっています。 バスは利用せず、何とかなだめて、手を引いて連れて行き、幼稚園に行かせています。 先生に様子をうかがうと、案外楽しく過ごしているとのことで、途中で帰ってくるようなこともありません。

この朝の時間が私自身もとても辛くて…。 こんなことがずっと続いたら、どうしようかと不安になっています。

園で楽しめる時間に気づかせてあげよう。

朝、登園前に泣かれるのは本当に辛くなりますよね。 私の子ども2人は保育園児ですが、「保育園、行きたくない!」ということが、2~3歳の頃によくありました。 1歳から毎朝登園しているのに、急に登園拒否。 今はその時期を過ぎましたが、当時は朝「行きたくない」が始まると、親の都合で子どもを園に連れて行こうと しているように感じて自分を責めてしまい、私が泣きそうになっていました。

先生が「楽しく過ごしている」とお話しされていると言うことは、きっと園生活の中にお嬢さんにとって楽しめる 時間があるのですね。それはとても良かったですね。どんな楽しいことがお嬢さんにはあるのでしょう?

私も、子どもが園で楽しみにしていることを、子どもが落ち着いている時に聞いてみたりしていました。 上の息子は大好きなお友達と一緒に遊べることを、下の娘はお友達と公園で遊べることや給食を楽しみにしていました。 子どもだから、時には「そんなことが楽しいの?」と思うような答えもあるかもしれませんが、否定をせず、 お嬢さんが楽しいと感じている気持ちを受け止めるような会話を意識してみてはいかがでしょうか。 お母さんも安心できるし、お子さんも楽しいことに目が向きそうですね。

もし、朝の「幼稚園行きたくない」という時にも、園での楽しさを思い起こすことができたなら、お嬢さんの視点が 登園の時間の先にある「楽しめる時間」に向けられて、登園に前向きになっていくかもしれないと思います。

私は行きたくない子でした

私自身が、幼稚園に行き渋っていました。小食でお弁当を全部食べられなくて…、それが理由でした。 (お弁当を残してはいけなかった時代です。) 私は年長しか園に行っていないので5歳でしたが、毎日いやだったので記憶があります。

普段は頑張って通っているのですが、ふと行きたくないなと思ってしまうとだめでした。 園バスに乗るまで不機嫌で、母はなだめるのに大変だったそうです。お子さんが園では案外楽しく過ごしている ということはうなずけます。私も園では泣いていなかったから。園バスに乗ると諦めていたのかな。 園につくと楽しいし、お誕生会をとても楽しみにしていた記憶もあります。 お弁当の時間は憂鬱でしたけど。 母も理由はわかっていたので、とても小さなお弁当にしたり、先生にも話をしていたようです。 そんな風に幼稚園時代を過ごしました。その後、小学校でも給食は苦手でしたが、朝泣いた記憶はありません。

覚えているのは、朝の時間は幼稚園児なりに行こうという気持ちと、行きたくないという気持ちの間で葛藤して、 なんだか落ち着かない気持ちでいたこと。 お子さんが、お母さんが連れて行ってあげることで、園に通えて楽しくすごせている様であれば、 今やっていることはお子さんが葛藤を乗り越えるためのよいサポートになっているのではないでしょうか。 今、やっていることに自信を持っていいのではと、私は思います。

生活全体を総合的に観察してみる

初めての幼稚園。お子さんにとっては、長い時間、家族と離れて過ごす初めての経験ですね。 朝泣いてしまうのは、不安な気持ちと同時に、ママと一緒が一番安心できるというお子さんの気持ちの現れ。 きっと、ママのこと大好きなのですね。 子どもは、保育園や幼稚園がどんなに楽しくてもやっぱりママと一緒の方が嬉しいのだろうなと思います。

朝、嫌がるということだけに注目するのではなく、お子さんの生活全体を総合的に観察してみることをご提案したいと 思います。園から帰ってきたお子さんはおうちではどんな様子ですか?園での出来事はどんなふうに話していますか? 楽しそうですか?ぜひ、話を聞いてあげてください。 他にも、どんな場面でどんな表情をしていますか? 食欲はありますか?元気でしょうか?客観的に俯瞰して観察した時、お子さんはどんな風に見えますか?

このぐらいの年齢の子の場合は、朝は泣いているけれど、以外は元気いっぱいということも多いと思います。 もし、お子さんがそうだったら、朝、泣いてしまう日が続いたとしても、それはそれでいいんじゃないかな、 お母さんが心配することはないと思います。朝行きたくない気持ちに寄り添いながら付き合うことで充分です。 成長を待つことで乗り越えていける問題のように思います。

子どもらしい感じ方に合わせた工夫を。

門の向こうで泣いている姿を見るとせつなくなりますよね。うちの息子もよく泣きました。それも随分長い期間。 うちはバス通園でしたので、普段はお友達と一緒にニコニコ手を振ってバスに乗っていきます。 時折、夫が出勤途中に幼稚園まで送って行くことがありましたが、その時も元気に園舎に駆け込んで行くそうです。 けれども、ごくたまに私が幼稚園まで送って行く日は大変でした。 門をはさんで大号泣。先生やお友達がどんなに声をかけてくれてもだめでした。その状況が年中の終わりまで続きました。 年長になったらさすがに号泣はなくなりましたが、門を入ってもなかなか玄関に向かわず目を潤ませながら じっとこっちを見ています。

「どうしてママが幼稚園まで行くと泣いちゃうのかな?」と聞いてみたところ 「だってママがぼくを置いて行っちゃうんだもん」と教えてくれました。 確かに、ママ達は毎日バスが見えなくなるまで手を振って見送っていますから、自分がママをおいて行く 感覚なのでしょう。 そして、パパは毎日お仕事に行く人だし、赤ちゃんの時からいつも「いってらっしゃーい」と見送ってきたから大丈夫。 でも、私が幼稚園まで送っていくときは、ママがぼくを幼稚園に置いて行っちゃうという認識になってしまったのですね。 送っていく人や状況によって子どもの感じ方って随分違うものだと驚きましたし、小さな心と身体で精一杯いろんな ことを考えたり感じたりしているのだなと思いました。

保育士の友人に聞いてみると、ママの方も覚悟を決めて、あっさりと離れたほうが、その後、子どもの気持ちを 切り替えやすいとか。もし、お子さんもママにおいて行かれたとように感じているのであれば、そう感じないような 工夫や声がけができるといいかもしれませんね。 試しにいつもの行動を少しだけ変えてみるのも一つの方法だと思います。

不安を一人で抱えずに。

毎朝泣かれたら、友だちは?楽しくないの?無理やり行かせていいのだろうかと、心配ですよね。 それでも、根気よく言い聞かせて園まで送り、先生にもお話を聞いて・・愛情いっぱいで一生懸命なご様子が目に 浮かびます。

友人の娘さんは、泣いてどうしても教室まで行けなかったそうです。 園の配慮で、毎日園長室に登園し、先生が少しずつお友だちと遊べるように配慮してくださり、よく遊ぶお友だちも できて、夏休み前には泣かないで教室にも行けるようになったそうです。 その娘さんは、今はもう成人。元気に自分の夢をかなえるべく、飛び回っています。

友人は、振り返ると、おとなしくて自分から輪に入っていけない娘を心配しすぎて、自分自身が入園前からとても 不安だった、その不安が子どもに影響していたかもと思うと言っていました。 先生方のサポートの中で親子とも不安を少しずつ軽くできていったのかもしれません。

これからのことに不安を感じておられるようですね。先生方はプロですし、色々なケースを経験されていると思います。 既にされているかもしれませんが、先生に今の率直な気持ちをお話ししてみるのも一つの方法だと思います。 お子さんにあった対応を一緒に考えてくださるのではないでしょうか。 不安をひとりで抱えずに、一緒に考えてもらえる環境を持つことで、お母さんもゆったり構えることができたら、 お子さんにもいい影響があるかもしれないと思いました。

個性に合わせた、お子さんの成長のためのサポートを。

お子さんにとっては初めての社会参加。 元気よく楽しく通ってくれると親としては安心です。 しかし、大人も初めてのことを経験するときは戸惑うことも楽しいこともあるように、今、お子さんはその両方の 経験をしているようですね。

朝ママと別れたくなくて悲しいのも事実。 でも、幼稚園で楽しく過ごしているのも事実なのだと思います。 園で楽しく過ごせていることはお子さんなりの社会参加の一歩を既に踏み出せているのだと思います。 なだめながらでも送っていくことで通園できて楽しく過ごせているのであれば、それはお子さんの成長のための 良いサポートだと思います。

新しいことに馴染んでいくスピードには個性があります。 その個性に合わせることは根気と工夫が必要ですので周りの知恵も借りながら、お子さんの社会参加を応援して いきましょう。