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4月生まれで、体格の良い息子が子ども同士で遊ぶ時、怪我をさせないか心配です

息子は4月生まれの四歳です。

発育がよく、体が大きいので、子ども同士で遊ぶ時に、相手の子どもに怪我をさせないか、いつも心配しています。 遊びや戦いごっこの延長で、相手の子どもが倒れてしまったり、軽い怪我をすることもあります。 本人には悪気はなく、手加減もまだわからないようで、親としては、ヒヤヒヤしています。 子どもにどのように教えたら良いのでしょうか?

相手の立場を体験してもらいました

私の娘も体格がよく、身長も他の子どもよりも頭一つ分差があったので同じように悩みました。 娘が友達の手を引っ張って歩き出す姿を見たときはハラハラして 「そんなに強く引っ張ったらお友達の手が痛いから気を付けて!」と注意しますが、娘は、もともと悪気がないので、 何を言われているかわからない様子でキョトンとしていました。

そこで私が考えたのが、娘に相手の立場になって体験してもらうことでした。 まずは、私が友達よりも体格のよい娘、そして娘には友達の役をやってもらうことを説明し、私が 「○○ちゃん、あっち行って遊ぼう!」 と娘の手を引っ張って行こうとしたら、娘は急に引っ張られてびっくりした様子でした。 そこで私も少し強く引っ張りすぎてしまったことを謝って、 「もしかしたら、お友達も同じような気持ちになっているかもしれないね」と伝えたら、今まで私が注意していた意味が やっと理解できたようでした。

そうは言っても、幼い娘は遊びに夢中になると手加減を忘れてしまうこともたびたびありましたが、自分で気が付いて 「あ、ごめんね!」と友達に謝っていました。 すぐに治るわけではありませんでしたが、娘の中で気を付けようという気持ちが芽生えたので、それで充分と思って 友達との関わりを温かく見守っていきました。

子どもを信じて見守ろう

我が家の場合も同じでした。

息子も体が大きく、小さいときから友達に怪我をさせないか心配していたものです。 しかし、ある出来事をきっかけに私は必要以上に心配するのをやめました。

保育園を転園したばかりの年中の時でした。着替えの時に後ろからキックされた息子がお返しにキックをしたら、 運悪く相手の子の頭に当たってしまったのです。 相手の子は大泣き、それをきっかけに息子はみんなに避けられるようになってしまいました。

この話を聞いたとき、私もとても辛い気持ちになりました。クラスで孤立する息子の姿を想像すると、 いても立ってもいられませんでしたが、一番辛いのは息子なんだからと自分に言い聞かせ、息子の話をじっくり聞いて、 一緒にいる時間を今まで以上に大切にしました。

息子は小さい頃からリーダータイプで、友達を作るのも決して苦手ではありません。 時間がたてばきっとみんなと仲良くなれるはずだと信じて、私からはこの話題に触れずに見守る

ことに決めました。すると、自分でも驚くくらいどっしりと構えることができました。

次第に息子の口からもその話が出なくなり、気づくと友達と楽しい時間を過ごせるようになって、その後は、 大きなトラブルもなく、息子自身も手加減を覚えたようです。

体格差だけでなく、子どもが小さい頃はそれぞれの特徴によって何かしらのトラブルはあると思います。 しかし、信じて見守っていれば、”子どもが自分の力で解決するのだ”ということを実感できた出来事でした。

マイナスばかりにとらわれず良いところに気づく

うちの息子も4月生まれで体格もよく、活発なので他のお子さんに怪我をさせないか心配でした。

入園当初、同じ4月生まれの男の子と同じクラスになり、2人一緒だとパワーも2倍。お互い悪気はないようですが 遊びの延長で怪我をしたり、させてしまったり・・・。 園から呼び出される事もしばしばありました。

お互い様の部分もあるとしても、周りの子どもにまで迷惑をかけないか心配で、担任の先生に園での様子を 聞いてみることにしました。 先生の話によると息子はリーダー格で、みんなを引っ張ったり、重いものを運ぶ時は積極的に手伝ったり、 クラスでは人気者だとか。 私は息子を「トラブルメーカーなのでは?」とずっと心配していたので、息子の困ったところにばかりを見て、 良いところに目を向けていなかった事に気づきました。

それからは、息子の良いところを言葉で伝えていくよう心掛けました。 「○○は力持ちだね、お母さん助かるよ」「○○君があなたのこと、面白くて大好きって言ってたよ!」 すると息子は嬉しそうで、体の大きなことを自分の長所ととらえ、良い面で発揮されるようになっていき、 私自身も心配することが少なくなりました。 本当に危ない行為やどうしてもダメな事には注意をしつつも、温かい目で見守っていきました。

一人で思い込まずに話してみよう。話してみないとわからないこともあります。

我が家の場合は、全く逆の立場でした。

息子は、体が小さく、同い年の一番大きな子とは、なんと身長差30cm!入園式で、その子を見た時は、本当に同い年?と、 びっくりしました。 ところが園生活が始まってみれば、息子はその子と一番の仲良しになり、いつも一緒に遊んでいました。 まだ幼い二人は、おもちゃの取り合いも、遊具の順番待ちの喧嘩もしょっちゅうしていました。

相手のお母さんは、やはり体格差を気にされていて、「ごめんね。うちの子が大きいから、ちょっと当たっただけでも、 〇〇くんが怪我しないかと、いつも心配なの」と、申し訳なさそうに声をかけてきました。 ところが、息子も私もそんなことは、全く気になっていませんでした。 それどころか、うちの息子は体が小さい分、すばしっこくて、誰よりも早く動き、何をするのも一番。 負けん気の強さは人一倍。 小さいながらも、こちらが何かしでかすのではないかと思っていたくらいです。

子ども同士遊んでいるといろんなことが起こります。 「お互いさま」ってことも多いですよね。 それに仲良しの二人を見ていると、体の小さな息子が高いところに手が届かずに困っていると、体の大きな彼が、 物を取ってくれたり、反対に隙間に物が落ちた時は、うちの息子の出番です。 まるで二人は互いの良さをうまく引き出し合っているようでした。 そんな私の気持ちを聞いて、彼のお母さんも気が楽になったようで、子どもだけでなく、 親同士もなんでも話せるママ友になれました。

まずは、その気持ちを周りの人たちに話してみるのはどうでしょう。 一人で心配してることも、単なる思い込みってこともあるかもしれませんよ。

子ども同士が体験の中で学んでいく

私が保育士として子ども達と関わっていた時に、3月生まれで体格の良い男の子がいました。 とても優しい子なのですが、体格が良く力も強いので、遊びに夢中になったり嫌なことがあった時に友達を押してしまい、 相手が倒れたりすることがよくあったのです。

もちろん、本人には悪気はなく、その瞬間「しまった!」という表情で、泣いている友達を見ながら困っていました。 そんな時、私達が心がけていたことは、大きな怪我につながらないように見守ることと、子ども達と一緒に 考えることでした。

倒れた子に対して、「大丈夫?」と、怪我をしていないか見て確認した後、押してしまった男の子に 「びっくりしたね。戦いごっこ、楽しかった?でも、思いっきり押したら、友達が怪我をすることがあるから、 どんって押さないようにしたらいいね」と話し、その場で遊んでいた友達にも、 「みんなで、怪我をしないように楽しく遊ぶには、どうしたらいいかな?」と問いかけ、一緒に考えてみるように したのです。

「痛くしないように気をつける」「(相手に)当たらないようにしたらいい」など、子ども達の中からアイデアが 出てきました。 その後、遊びの中で、子ども同士が注意し合う姿が見られるようになったり、その男の子も少しずつ加減ができるように なっていきました。

大人が子どもに、楽しく遊ぶためのルールを伝えることは大切です。 そして子ども達自身が、一緒に遊んだり体験していく中で、考え、身についていくこともたくさんあります。 大人が子ども達をどのように見守り、関わっていくか。大人同士でも話し合いながら、子ども達と一緒に成長して いきたいですね。

子どもの良さと捉えて、良い面として伸ばしていこう!

「体格が良くて、力持ち」と聞けば、長所です。でも親としては、力加減のわからない幼い時期は心配にもなります。 事故やけがにつながらないように気を付けることは大切ですが、力加減や手加減は、体験の中で少しずつ学んでいきます。 あまり言い過ぎて、子どもにとってマイナスにならないように気を付けましょう。

それが長所になるか短所になるか、親の捉え方や声かけが大切です。 子どもの良い面として発揮できるように、伸ばしてあげたいですね。