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かんしゃくがひどく、泣き叫び大変です。

もうすぐ4歳になる娘を子育て中です。

かんしゃくがひどく、思い通りにならないことがあると、寝そべって暴れ、泣き始めて放っておくと 1時間泣くこともよくあります。

幼稚園に行っても遊び足りず、帰ってきてから公園にいくのですが、公園から帰ってからおやつを欲しがり、 これで終わり、と言うと、キレてしまい、手がつけられません。 家にいると、遊び足りず夜寝ないし、おやつをたくさん欲しがるので、幼稚園のあとに、最近、公園に 行くようになりました。 でも、公園から帰ると、同じように、泣き叫び、大変です。 それが、連日続いているので 、今日は「公園行っても帰ってから、いっぱい泣くんでしょ?!公園行くの やだな」と私が言うと「公園行かなかったら、もっと泣いてやる!」と言ってきました。

なんか、私、舐められてるな、と思い、子育ての仕方間違えてるのかな、と不安になりました。 どうしたらよいか、わかりません。

気持ちの切替えが出来るよう工夫してみる

子どもがかんしゃくを起こすたびに手が付けられなくなると、こちらもぐったりと疲れてしまいますよね。 「このままで大丈夫だろうか・・・」と自分の子育てに不安になるお気持ちわかります。 うちの息子は園から帰ってくるとよくかんしゃくを起こしました。 気に入らない事があると物にあたったり、妹に八つ当たりしたり。 泣き続けられると「いつまで泣いているの!いい加減にして!!」と、私は感情的になり、更に泣き止まず 悪循環。

そこで私は、まず自分の気持ちを落ち着かせるために一旦その場から離れるようにしました。 イラッとしてきたらトイレに駆け込み、時間をおく事で少し冷静になれました。 自分の感情をコントロールするのは大人だって難しい。 4歳の息子がかんしゃくを起こすとイライラした状態から抜け出せないのも無理もない。 それなら、少しでも息子の気持ちを切り替えられる方法がないものかと模索しました。 そこで思いついたのが「秘密基地」。 もともと狭い場所や秘密基地みたいな空間が大好きだった息子。 リビングの隅や、ちょっとした隙間にタオルやシーツ、クッションで基地を作り、彼はそこに潜り込みます。 私はじっと見守りました。息子も気持ちが落ち着くと、泣かずに話ができるようになりました。 親も子も気持ちが切り替わる場所があるって大切だなぁと実感しました。

子どもの思考・行動から探る

子どもがかんしゃくを起こすと、どうしても自分も感情的になってしまいます。 子どもも自分も感情がむき出しになって、ついつい怒鳴ってしまったり、と悪循環に落ちいり、 ある意味子育てをしていて一番辛い時かもしれません。

我が家の場合は、息子が良い意味でも悪い意味でも物事にあまり執着せず、深いこだわりを持たない タイプなので、あまりかんしゃくの経験はありません。 それでも言い出して聞かない時は、一旦他のことで気をそらすようにしています。 例えば、好きな本を持ってきて一緒に読もうと誘ったり、好きなDVDを流します。 時には大好きなアイスで釣ってみたりしています。 息子も気持ちが落ち着けば、「○○がやりたかった」と、あとから言葉にできることもあります。

毎回うまくいく訳ではありませんが、息子の場合はこの対策が効いています。 あなたの娘さんはどのようなタイプでしょうか?

相談文から察すると、自分の意思がはっきりしているタイプなのではないかなと思いました。 もしそうであれば、遊びやおやつのルールを娘さん自身に決めてもらうのも1つの手かもしれません。 自分で決めたことに対してはかんしゃくを起こさないかもしれません。 また、子どもに全てのルール決めを任せるのが不安であれば、一緒に相談して決めるのも良いと思います。 日頃から娘さんの思考・行動をじっくり観察し、解決の糸口を見つけてくださいね。

子どもをよく観察して対応しながら、ぬくもりが伝わるスキンシップを取り入れよう

私自身も娘のかんしゃくがひどくて毎日ヘトヘトの時期がありました。 そんな時、色々な方法を試行錯誤してみる中で、かんしゃくが落ち着いてきた2つのことがあります。

1つ目は、「どういう時にかんしゃくを起こしやすいかを観察して対応すること」です。 我が家の場合は、お腹がすいた時やもっと遊びたい時によくかんしゃくを起こしました。 そこで公園に行く前にはおやつ代わりにおむすびを食べさせていました。 また、遊び足りない様子であれば、帰宅してから少しの時間、お互い「もうやめて~~」というくらい、 くすぐりっこをして笑いあったり、私の日課のダイエットエクササイズを一緒にやったり、 布団を敷いたりの力仕事を一緒にやることでエネルギーが発散されて良かったですよ。

そして2つ目は、「スキンシップやハグを意識して多くすること」です。

スキンシップやハグは、触れ合っている間、お互い幸せな気持ちになるオキシトシンというホルモンが 多く出ているそうです。夜寝るときに「だいすき♪」と抱きしめたり、ちょっとマッサージしてみたり、 絵本を読む時、膝に抱っこするのもぬくもりが伝わり合って良いものです。 意識してふれあいを持つことで、私自身が娘に対して愛しい気持ちを更に感じるようになりました。 娘からも「すきー♪」と抱きついてくるようになって、親子の関係がより深まったように感じています。

かんしゃくで手に入れたいのは何でしょう?

「こんなはずじゃなかった~」私も子育てをしていて、何度もそう思ったことがありました。 どうしてこんなにかんしゃくを起こすのだろう?不安でたまりませんでした。

実家に里帰りしたある日のこと。 いつものように娘がかんしゃくを起こして大声で泣き叫んでいたので、私が慌てて駆け寄ると、 その様子を見ていた私の弟が 「お姉ちゃん、さっきから○○ちゃんが何度呼んでも、返事だけで知らん顔だったのに、 泣いたら飛んできた」と笑って言いました。 その言葉を聞いて、私はハッとしました。 もしかしたらこの子は、私を呼ぶためにいつも大声で泣き叫ぶのかもしれない。 「泣けば、ママがそばに来る」そう思っているのだとすれば、泣かなくても叫ばなくてもいいのだ ということを、私はこの子に教えてあげる必要があると思いました。

それからは、かんしゃくを起こすとき以外の娘に注目し、「ママ」と呼ばれたら、必ず娘の顔を見て 話すようにしたり、一人で遊んでいるときも、私から「何してるの?」と声かけし、 〝ママはいつもあなたのことを見ているよ″と伝わるように気を付けました。

娘は、かんしゃくを起こすことで手に入れたかったのは、「母親の注目」でした。 かんしゃくを起こさなくても、ママが見ていてくれるとわかると、娘のかんしゃくも少しずつ収まって きました。

○自分の言動や行動を振り返ってみました

私の娘も年中の時にかんしゃくがひどく悩みました。 ある時、「なんで毎日こうなんだろう…」と数日の出来事を振り返ってみると、最終的にはいつも 私自身が怒りの感情を抑えきれずに娘を怒鳴りつけるというパターンの繰り返しであることに気が 付きました。

後日、娘と公園に行った時のこと、そろそろ帰る事を伝えると、 「まだ帰らない!」いつもの流れです。 私もいつもなら娘の売り言葉に買い言葉で「夕飯食べられなくても知らないよ!」と怒りの自動スイッチが 入ってしまうところを、ぐっとこらえ、心を落ち着かせます。 そして、「ママは、夜ご飯を早く食べて○○とお風呂で一緒に遊びたいなー」と満面の笑顔で返すと、 娘の顔が明るくなり、「ママ、早く帰ろう!」(やったー!!)。 私は心の中で叫びガッツポーズです。

それからは夜寝る前に、その日の娘との関わり方を振り返ることが私の毎日の習慣となりました。 「今日は落ち着いて気持ちを伝えることができたな。私、頑張った!」と自分を褒める日もあれば、 「思わず怒りの感情をぶつけて余計娘のかんしゃくがひどくなっちゃったなぁ」と反省する日もありました。

そのように娘がかんしゃくを起こした時には、私自身が自分の感情と向き合い、表情や言葉がけを 意識しながら娘と接するようにしたことで、娘も随分と落ち着いてきたように思います。

親としての姿勢をみせよう

うちの子もかんしゃくをよく起こす子でした。 一度そうなると何を言っても収まらないので、周りの目も気になり、私も泣きたくなりました。 子どもは自分の思い通りになるまでは泣き続けるので、結局最後は子どもの言いなりになっていました。 いつもその繰り返しで、気づけば子どもはかんしゃくを起こすことで、親の私を意のままに操っている かのようでした。 子どもの要求もだんだん激しくなり、このままではいけないと思い、親としてどう在るべきかを考えました。

まずは子どもに振り回されるのをやめよう。 言いなりになるのではなく、親として冷静に判断し、どう対応するか考えるようにしました。

外でかんしゃくを起こした時は、周りの迷惑にならないところに移動しました。 ここは根競べです。泣き続けても、静かに待って、親として強い姿勢を示します。

いつまでも遊びたがる子どもが「もっと遊びたい」と言っても、 「楽しかったね。今日はこれでおしまい。帰ろうね」と、私がその姿勢を変えないので、 子どもも泣いても通用しないことがわかり、かんしゃくの時間も少しずつ短くなっていきました。 自分から泣き止んで、次へと動き出せたときは、「自分で泣き止めたね。待ってたよ」と優しく声をかけました。

時として、親も子に試されることがあるのだと思います。そんな時こそ、親がどんな姿勢で子どもに接するかが 大切なんだと思いました。

親としての見極めが大切。感情的にならずに対応しよう。

かんしゃくは、やりたいことがうまくいかなかったり、それを言葉で伝えられない時に起こります。 つまり、かんしゃくは子どもの心の葛藤です。 子どもはこの葛藤を通して「やりたいけど、できない自分」に向き合い、学んでいきます。 うるさくて面倒だからと、なんでも思い通りにやらせたり、叱ることでやめさせることは、 成長の場を取り上げてしまうことになります。 まずは、子どもにそっと寄り添い、子どもの気持ちを落ち着かせるようにしましょう。

また、一見同じように見えますが、かんしゃくとは別に、泣いたりわめいたりすることで、 自分の我を通そうとする場合もあります。 本人も「いけないこと」とわかっていたり、注目を集めるためにわざと困らせるようなことをする場合は、 「その手に乗らないこと」です。

子どもと向き合い、愛情は示しつつも、いけないことはしっかり教えていきましょう。 どんな時も感情的にならずに、親として見極め、対応することが大切です。