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兄弟の性格が違い、喧嘩が絶えません

4歳と5歳の兄弟の母親です。
兄弟の性格が正反対で考え方や行動、好みも全く違います。 一緒にお出かけしようとしても、どこに行くかでいつも意見が分かれてしまい、 喧嘩になります。 また公園で遊んでいるときには、兄が疲れたから帰りたいと言っても、弟がまだ遊ぶと言い、 逃げ回り、なかなか帰れません。毎日、揉めてばかりです。 どちらを優先したらいいのか、どう言い聞かせたらいいのか、対応に困っています。

上の子に任せる

我が家も兄弟で揉めることが多く悩んだ時期がありました。 そんなとき、兄弟の子育ては『長幼の序』に沿って行うのが良いということを知りました。
『長幼の序』とは、孟子によって説かれた五輪の1つで、自分よりも目上の人(経験や年齢)に 対しては敬意を持って接し、自分よりも目下の人に対しては慈しみの心をもって接するという 心構えだそうです。
子育てにおいては、早く生まれた兄、姉を大切にするという秩序=「長幼の序」があれば、 上の子は下の子に敬ってもらえる立場になり、下の子に優しくなるのだそうです。 まだ理解力の低い下の子を優先していた私にとって、この教えは大きな衝撃でした。 上の子を優先させて大丈夫なのか半信半疑でしたが、とにかく試してみようと思い、 兄弟で揉めたらどのように解決するかを、お兄ちゃんに任せることにしました。
弟には「お兄ちゃんはあなたよりも早く生まれて、あなたよりも多くのことを知っているの。 だから、お兄ちゃんの決めた通りにしようね。」と促し、私は口を挟まずに様子をみるように しました。
すると、あるときは年上の一存で、またあるときは決定権を下の子に譲り、またあるときは 兄の優しさで弟を優先させ・・・・と、子どもなりに考えてその時々に合った判断をするの です。
「お兄ちゃんだから我慢しなさい」と言われるより「お兄ちゃんだから頼りにしているよ」と 言われる方が、やはり子どもも嬉しいのでしょう。
我が家ではお兄ちゃんに任せることで、兄は年上の優しさをもって適宜判断をし、弟はそれを 受け入れ、自然と兄弟の間で良い上下関係ができたように思います。 上下関係がフラットになりつつある現代ですが、年上の人を敬う気持ちを子育てに取り入れる ことができ、良かったと思っています。

子どもの言いなりではなく、親が主導権を持とう

我が家も同じでした。長男はお絵かきや絵本が大好きで、一歳下の次男はじっとしている ことが嫌いで、いつも走り回って遊んでいました。
そんな二人を外に連れて行けば、長男は早く帰りたがり、次男は遊びが止まりません。 いつまでたってもお互いが好きなことを言って、譲りません。 幼い子どもたちには、相手を思いやることはまだ難しいのだと思います。 そこで考えたのが、子ども自身が相手の気持ちに気づくことができるようになるまでは 「親が主導権を持って決める」ことです。 もちろん、子どもたちの気持ちや話もしっかり聞きますが、最終的にどうするかは親が 決めます。
例えば、今日はどこの公園で遊ぶかをそれぞれが行きたいところを言い合って譲らない とき、「二人ともそれぞれ行きたいところがあるんだね」と子どもの考えを受け止めた後、 「今日、お母さんは○○で買い物をしたいので、○○に近い△△公園に行こうと思います」 と、なぜそう決めたのかの理由も含めて、親が決めたことを伝えます。 子どもたちは「いやだ」と怒ったり泣いたりすることもありましたが、そうすることで、 全て自分の思い通りにはならないことを覚えてほしいと思いました。 それに、子どもは楽しみを見つけることが得意です。最初は怒ってふてくされていた 子どもたちも、いつの間にか上手に楽しんでいました。
そうするうちに、「これ、やりたい」「いやだ」と感情のままに言いたい放題だった 子どもたちも、やりたいことがあるときは、どうしてそれをやりたいか、やりたくないかを 自分の言葉で理由を言えるようになり、兄弟の衝突も少しずつ減ってきました。 親が子どもの言いなりになるのではなく、親が主導権を持つことで、子ども自身が何もかも 自分の思い通りにならないこと、また兄弟や家族の間でも、相手に合わせたり、決まりを 守ったりすることを学ぶ機会になったと思います。

子どものタイプの違いを知り、それぞれに合わせた対応をする

私自身も、男の子3人の子育て中「なんでこの子達はこうなの?」と、兄弟でもめる度に イライラする時期がありました。そんな時、エニアグラムに出会ったのです。
同じ家族・同じ性別の兄弟でも、タイプの違いにより、興味を持つものや気持ちの表し方、 受け取りやすい愛情表現など、それぞれ違うことを知り、 「そうか、違ったりもめたりして当たり前なんだな」 と思うと、なんだか肩の力が抜けました。 そして、改めて子ども達の様子をよく観察しました。 そして、子どもの気持ちを受け取りながらも、「これは困る」ということはそれぞれが 受け取りやすいようにタイプに合わせて伝え方を工夫しました。
また、日常会話の中でも、それぞれのタイプの子が嬉しく感じる愛情表現をするよう 心がけたところ、少しずつ子ども達同士でも折り合いをつけて遊んだり、仲良く遊ぶ姿が 見られるようになってきました。
私自身も、エニアグラムを学んで自分を客観的に見ることができ、その後の子育てにとても 役立っています。

ルールを決めて、あとは兄弟に任せました

我が家も、子ども同士がお互い自己主張が強くなって遊びで喧嘩が増えた頃、どうすれば よいか悩みました。
そこで、一定のルールは親が決めて、あとは子ども2人に任せてみようと考えました。 それは、1週間毎の交代制でリーダーを決め、リーダーが遊ぶ内容を考える、ただし1週間の 中で同じ遊びはしないという決まりです。 最初リーダーになった兄は自分の好きな遊びばかりしていましたが、遊ぶ事が思いつか なくなってくると弟の好きな遊びを取り入れました。 そこで私は「お兄ちゃん、弟が好きなミニカー遊びをしてくれて、弟が喜んでいるね。 ありがとう!」と声を掛けてみました。 弟も自分の好きな遊びをしてくれたのが嬉しかったのでしょう。 自分がリーダーの時には、お兄ちゃんの好きな遊びを考えていました。 「ボール投げ、お兄ちゃんとても楽しそうだね!○○もお兄ちゃんと一緒にやって上手に なったね」と言うと、弟はお兄ちゃんにボールの投げ方を一生懸命に教わっています。
ルールを決めて遊び始めた時はお互い渋々で、やっぱり仲良く遊ぶのは難しいかなと 思いましたが、日にちが経つにつれて、自分が考えた遊びで相手が喜んでくれて嬉しいと 感じたり、自分があまり興味のない遊びもやってみると楽しいと思ったようです。 あんなに2人で喧嘩ばかりしていたのに、一緒に楽しく遊んでいる姿を見た時、私は 見守るスタンスに徹して、2人に任せてみてよかったなぁと感じました。

大切な事を学ぶチャンス

我が家は2歳違いの兄弟がいますが、やはり性格は全く違います。
仲良く遊んでいたかと思うと、ちょっとした事がきっかけとなり、お互いの主張や、 やりたい事で意見がぶつかり喧嘩が始まります。 ヒートアップしてくると私もついカッとなり「いい加減にしなさい!!」と頭ごなしに 怒ってしまうこともありました。
ある日、長男に「いつも僕ばかり怒られる、弟には甘い!!」と言われたことがあり、 ついつい長男には「お兄ちゃんなんだから・・・」という目線で無意識に我慢させたり、 厳しくなっていたかもしれないと反省しました。 それからは、頭ごなしに否定したり、強制的に黙らせたりしない様に、お互いの話を じっくり聞くようにしました。 「邪魔されたから嫌だったんだね。」「どうしてもこれがよかったんだね」 「そっかぁ、じゃあどうしようか?」と話すと子どもは少しずつ冷静になり、相手の言い分に 耳を傾けたり、譲ってくれたり、仲直りが出来るようになっていきました。
どうしても意見が分かれて収拾がつかない時は、「今日はお兄ちゃんを優先したから、 次は弟の意見を優先しようね」と臨機応変に対応しました。
親にとって、兄弟喧嘩は悩みの種かもしれません、しかし、子どもたちにとっては、 相手に気持ちをぶつけること、思い通りにいかないこと、謝ること、相手の気持ちを 考えるなど、兄弟喧嘩も「大切なことを学ぶチャンス」です。 そう考えると私自身も少し余裕を持って見守ることができました。

同じではなく「違う」ことで、たくさんのことが学べます。

同じ環境で育った兄弟でも、同じような考え方を持つ子もいれば、全く違った性格や 好みを持つ子もいます。タイプの違う兄弟を持てば、衝突があるのは当たり前。 違う価値観と出会うことは、人としての幅を広げます。 それを兄弟間で学ぶことができるのですから、子どもたちにとっても、親にとっても 成長のチャンスです。
親がその場しのぎの対応せずに、親として何を大切にしたいかを考え、ぶれない軸を 持って、対応しましょう。 また、子どもを観察し、どんなタイプなのかを理解しながら、声のかけ方、 そのタイミングなど、その子に合った対応を工夫してみましょう。