1. トップページ
  2. 子育て・自分育てに活かす / ハートフル子育てIdea Box
  3. 乳幼児期
乳幼児期学童期思春期

息子の食が細くて悩んでいます

3歳の息子と1歳の娘がいます。
息子の食が細くて悩んでいます。細くて小さくて、たくさん食べて欲しいのにいつも残します。 偏食というより食べる量がとても少ないのです。 おやつを控えてみても、好きなものを作っても、食器を工夫してみても、 ちょっと食べたらすぐ遊び始めてしまいます。
母子手帳の成長曲線では体重は増えてはいますが、下限ギリギリです。体も強くないので、気になって 追い掛け回して食べさせ、嫌がられる上に、私も疲れてしまいます。
私のやり方が悪いのでしょうか?

まずは、大きくなっているのなら大丈夫。

ご飯を食べてくれないととても心配になりますよね。 食べてもらえるよう色々工夫されているご様子に、お母さんの深い愛情を感じました。
お子さんの体調はどうですか?お子さんが細身ながらも大きくなっていて、元気なのであれば、まずは うまくいっていると私は思います。
うちの長男も食が細くて、私もとても心配でした。 あまりに食べてくれないので、大学の保育学科で栄養学を教えていらっしゃる先生の所に相談に行ったことも あります。 その先生は、やさしいほほえみを浮かべながらこうおっしゃいました。 「お子さんは大きくなってる? だったら大丈夫!大きくなっているということは栄養がとれている ということよ。」
たしかに息子は成長曲線では下の方でしたが、半年前と比べたらちゃんと大きくなっています。 先生の話を聞いて、私は、お皿の中や成長曲線ばかりを気にしていて、子ども自身をちゃんと見て いなかったことに気づきました。 そして、大きくなっていれば大丈夫!という先生の言葉をお守り代わりに、子どもの食べきれる量だけを 盛りつけ、楽しく食事ができるよう心がけることにしました。
小学生になった息子は、今でも食べる量は弟より少ないですが、身長がぐんぐん伸び風邪も引かない丈夫な 子に成長しています。

一週間や10日単位で食べている量を観察してみました

うちの息子も食べない子でした。3歳頃だと一口しか食べない、なんてことも日常茶飯事でした。
でも小児科の先生には細身だけど健康だし体重も増えているので心配ないと言われていました。 逆に言うと、こんなに食べなくても体重が増えていくことが不思議と思い、息子の様子を見てみました。 すると、食欲にムラがあって、極端に食べない日がありますが、食べる日もあるのです。 一週間や10日ぐらいの単位でみると、それなりに食べていて、帳尻が合っているのかもしれないと 気づきました。
それからは、バランス良い食事は心がけましたが、食べないときには無理強いせずに自然に任せました。
急に食べる量が増えたのは、中学3年生です。 ある日、回転寿司の皿の数が今まで3皿だったところが、10皿になりました。背が伸びる時期だったと 思います。
今は20歳。この年齢の青年にしては食べる量は少ないし、相変わらずムラもありますが、元気にしています。

おなかを減らす工夫を。

私自身が小学校低学年くらいまで小食な子でした。 母や先生に「残さず食べなさい」と言われると、プレッシャーで、のどがつまって、かえって食べられなかった 記憶があります。 食欲は精神的な緊張の影響を受けやすいと思うので、無理強いは効果が無いように私は思います。 母に聞いてみると、うるさく言うと嫌がり、いろいろ工夫をしても食べず、苦労したそうです。
大人になった今の私は、食事の量は人並みです。いつから食べるようになったのかを母に聞いてみました。 ひとつは成長とともに食べる量が増えた。もうひとつ、きっかけになったのは、10歳の時に、弟の 病気のためにタンパク質と塩分の量を制限する必要がでて、一家で食事のタイミングを見直したことだそうです。 決まった時間に決まった量を食べる、間食はなし。 その習慣が定着していくと、だんだん食事を残さなくなったそうです。 そう言えば、夕方によく「おなかが減ったなあ。」と思っていたことを思い出しました。 私の場合は、キーワードは「空腹感」だったのですね。
食べさせる工夫よりはおなかを減らす工夫を、という視点で考えてみてはいかがでしょう。

まずは観察。食事の時間は子どものリラックスタイムでした。

たくさん食べてもらって、体が丈夫に、大きくなってほしい…、親なら誰でも子どもに持つ願いだと 思います。私も日々奮闘中です。
私の息子も、食が細い子です。うちの場合は少量な上に、なかなか食べおわりません。 しかし、途中で時間を切らず、少しずつでも食を進めているのを食べ終わるまで待つようにしています。 そのせいで、食事にとても時間がかかります。 日々忙しい中で、「食べる時間が早くなってくれさえすれば…。」と何度思ったかわかりません。
息子の食事を観察していると、目についたものに触って遊んでいる、途中で箸をおいて休憩している、 噛む回数がとっても多い、と時間がかかる原因がいくつも出てきます。 ただ、そうした中でも、その日あったことを表情豊かに話してくれたり、自分の思いを巡らせていたり することで時間が経ってしまっているようでした。 その様子に気づいて「ああ、家での食事の時間はこの子にとってリラックスして、自分や親と相対する 時間なのだな。」と思うようになりました。
ですので、途中では切り上げず、彼のリラックスタイムに今は付き合っていこうと考えています。 今、息子は小学校2年生。たくさん食べて大きくなりたいと自分で意識するようになり、 出されたものを全部食べることにかなり注力できるようになりました。 お子さんはどんな食べ方をしていますか?まずは、観察してみてはいかがでしょうか?

個性とつきあい、工夫を続ける

こんなに食べなくて大丈夫かとお子さんの体を心配する気持ち、よくわかります。 元気で、体重が少しずつでも増えているなら大丈夫。成長とともに食べるようになる場合が多いようです。 基本的には気にしすぎず、楽しい食事を心がければいいのだと思います。
ただ、私は別の考えも持っています。 小食という体質も一つの個性。 その個性とうまくつきあって、健康と体力作りをしていくという方法もあると思います。 なぜ、そう思うようになったかというと、うちの息子も本当に食べなくて、大きくなったら食べるかなと 思っていたら、思春期になっても小食なままだったからです。 体質的に多くの量を食べられないようです。
そこで考え方を変えました。大切なのは「今、食べさせること」ではなく、「継続的に健康な体を作っていく」 こと。 そのために、量は少なくても栄養価の高いものやバランスのいい食事を心がけてきました。 運動もさせたかったのですが、どうしてもやらないと親の言うことは聞いてくれませんでした。 小さなうちから誘えば、習慣にできたかもしれません。 車で行くところを徒歩にしたり、家族で山登りやアスレチックなど、やり方は色々あるように思います。
今は、息子は健康で大学生活を楽しむ体力もついてきて、自分で工夫を続けているようです。

客観的に今の状況を観察してみましょう

食べることは健康につながる大切なことですから、ご心配なお気持ち、よくわかります。 なかなか食べてくれないと、やり方がいけないのかと不安になったりします。 そういうときはあえて、客観的に今の状況を見てみましょう。
体重の増え方、健康状態、食べているときの様子、少し長い期間も含めた食べる量、生活リズムや 食事のリズム、食べ物の好みや食べやすさ等、いろいろな観点で観察してみましょう。 今のままでも良いと思える可能性もあります。他にもなにか工夫できることが見つかるかもしれません。 基本的には、元気で体重が増えていれば大丈夫。成長とともに食べる量も増えていく場合がほとんどです。
ご心配な点があるようでしたら、小児科の医師や保健師さんに意見をきいてみるのも良いと思います。