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ママ友の愚痴を聞くのがしんどい

5歳男の子のスイミングで知り合ったママと仲良くなりました。 子ども達のスイミングの様子を、お母さん達はガラス窓ごしに、おしゃべりしながら見守ります。
最近、仲良くなったママが、だんだん愚痴を言うことが多くなりました。 始めは、「少しでも彼女の気持ちが楽になるなら」と、聞いていましたが、だんなさんやお義母さんの愚痴、 幼稚園への不満などが続くようになり、話を変えても、また愚痴になってしまいます。 聞いていて気持ちの良いものではなく、正直会うのがしんどくなっています。
子どもはスイミングに喜んで通っていますし、子ども同士も仲が良いので、習い事を辞めることもできず、 気が重いです。

気持ち良くつきあえる距離感をみつける

私も同じような体験をしたので、お気持ちがとてもよくわかります。
以前、子どもの習い事で知り合ったママと仲良くなりました。 そのママも、子どもを見守っている間、ずっとお義母さんやご主人の愚痴を話してきます。 県外から引っ越してきたばかりで、まだあまり友達がいないとのこと。 少しでも彼女の気持ちが楽になるといいなと思い、半年くらい「ほんとにね~」「そっか~」としっかり聞いて いました。 愚痴を出し切ったり、他にもお友達ができて活動が広がったら、一緒に楽しい話もできるかなと思っていたのです。 けれど愚痴は続き、だんだん私の方がしんどくなり、彼女に会うのが苦痛になってきました。 考えた末、私が、子どもを見守る時間をずらすことにしました。 子どもに「用事をすませてから見に行くね」と話し、習い事に送った後、買い物をしてから見に行くようにして 見守る時間を半分にしたのです。 その結果、彼女は他のママとも話すようになり、その後、お互い曜日が変わって会わなくなりました。
                         彼女とは、それからもたまにランチや公園に行ったりしますが、以前のように毎週ではないので、愚痴になっても 気持ちにゆとりを持って聞けます。 どうしてもしんどく感じるおつきあいは、少し距離を置く工夫をしてみるのも1つの方法かもしれませんね。

一緒に楽しめる話題を探しました

ゆっくりとお話を聞いてもらえていたお友達は、とっても安心してお付き合いが出来ていたのでしょうね。 でも、聞き役は、ちょっと疲れてしまう時もありますね。私も幼稚園のお迎えで毎日会うお友達と楽しく過ごせず、 違和感を感じていたことがあります。 距離をとろうにも子ども同士が仲良しなので話す機会も多く、どうしたものかと悩みました。 悩んだ末、距離をとるのはやめて、一緒に楽しめる話題を探そう!と決めました。
私から「今、これにハマってるんだ!」と面白いと思った本を持っていったり、 「週末に家族でお出かけしたいんだけど、最近面白かった場所ある?」と聞いてみたりと、 とにかく二人が楽しくなる話題探し。 彼女の為に、ちょっとしたお菓子を持って行って一緒に食べたりもしました。 美味しいものを食べると笑顔になるし、会話がはずみます! そんな風に過ごすうちに、手芸が好きという二人の共通の趣味が見つかり、私の中にいろいろ教えてほしい! という気持ちが生まれました。 すると、私の心もほぐれたのか、最初の頃の悩みはウソのように、今度は会う事が楽しくなりました。 子どもを通して知り合うと、年齢や職業や出身地も様々、今まで会った事のないような方と親しくなる機会が あります。 いろいろなご縁を面白いなと思って付き合ってみると、自然に変化していくものなんだなと思った経験でした。

自分らしく在ることが大切

ママ友の気持ちが楽になるように愚痴を聴いてあげていたのですね。
私は子育て中「自分らしく在りたい」と「周りからいい人と思われたい」という両方に葛藤していました。
ある時、夫に「ママ友とのつき合いが面倒」と愚痴をこぼしたら、「お前らしくないなぁ」と言われました。
夫の一言で、私は独身時代から「自分らしく在ること」を大切にしていたことを思い出しました。
それからというもの、ママ友の愚痴が始まっても過剰に共感しませんでした。 するとそのママ友は、すぐに自分から話題を変えました。 私の反応を感じ取り「この人は愚痴を聴いてくれそうもないな。」と思ったのでしょう。
その後も私には愚痴をこぼすことがなくなり、代わりに共通の趣味の話をするようになりました。 愚痴は、聴いてくれる別なママを探して、話すことにしたようです。
私は相手によって話題を使い分けています。そうすることでお互い気持ちよくつき合っていけると思うからです。 もしかしたら、ほとんどの人が相手によって話題を使い分けているのではないでしょうか。
子育てはロングラン。無理をして息切れしないように「自分らしく在ること」が一番だと思います。

相手の言ったことを、ただシンプルに受け止める

つらい気持ちを吐き出して、少しでも楽になってほしい。でも、一人になってつらい気持ちを味わうと、 しんどくなってしまう。きっと繊細で、人の気持ちのよく分かる、優しい方なのだろうと思います。
苦しい気持ちを一人で消化するのは大変な作業です。その時、共感して一緒に苦しんでくれる人が現れたら つい愚痴ばかりになってしまう気持ちも、よく分かります。私も、嫌なことがあった時、よその人には平然と 接することができても、気持ちを受け止めてくれる家族に対しては、これでもかというほど愚痴ります。
愚痴を聞く側の姿勢として、自分のことのように深く共感するのではなく、ただ優しく受け止めるだけなら 負担が軽くなるかもしれません。「一緒に味わいましょう」ではなく、「あなたが気持ちを消化するのを、 ことで見守っていますね」というスタンスです。 穏やかに「うん、うん」「そうなんですね」と相槌を打つにとどめてみてはいかがでしょう。 「つらい」と言われたとき、「つらいですよね」ではなく、「つらいんですね」と、相手の言ったことを シンプルに受け止めると、「つらい」という気持ちに浸りすぎず、お互いに少し距離を置くことができる かもしれません。

愚痴は、愚痴にあらず!?

何とか相手の力になりたいと思いつつ、いつも愚痴を聞かされては、疲れてしまいますよね。
私の夫は、話好きの愚痴魔です。私が見ているTVの音を勝手に小さくしてまで!?話し続けます。 それも、まるでステージに上がったかのように張り切って。 聞かされる私は、(なんて悲観的で情けない男なの!)と不信感が募ります。 ですが、ある時『不満があるのは、相手に対する期待値が高いから』という話を聞き(なるほど)と納得。 夫の愚痴は、(こうあって欲しい)の裏返し。 今より、より良い状態を求めている前向きな人なのかも?と思う様になりました。 すると今までは、顔を背けて聞いていた『…たら…れば』の愚痴に「そうなるように期待していたのね。 次はそうなるといいね。」などと優しいあいづちが打てるように。すると夫も愚痴からステップアップし、 どうしたらそうなるか?と考えて話すようになりました。 私には、愚痴にしか聞こえなかった夫の話は、彼にとっては、単なる状況説明だったのかもしれません。 こちらが見方を変えるだけで、今までと全く違い、穏やかな気持ちで聞けるものなのね…と、 実感した出来事でした。

自分の気持ちに正直に、無理をしないこと

子育て中は、子ども同士のつき合いからママ同士のおつき合いが始まる事が多々あります。
時には、それが悩みの種になることもありますよね。大切なことは、無理をしないこと。 困った方とのお付き合いは、ほどほどに。 自分の気持ちに正直に、相手に失礼の無い範囲のおつき合いを工夫しましょう。 一方、子どもがご縁を結んでくれる素敵な出会いもありますよ。 ママも自分のペースで、様々な出会いを楽しんで下さいね。